第0話『恋と純情のサービス回』
水着イベントの原画を描くため、ロケハンと称しとある高級ホテルのプールにやってきたメンバーたち。相変わらず喧嘩ばかりの詩羽と英梨々に、自由過ぎる美智留。そして、やっぱりフラットな恵。今度の#0は、皆様の期待にお応えして水着回をお届け!!
第1話『冴えない竜虎の相見えかた』
時は1年前の豐ヶ崎学園。自分の書いたライトノベル「恋するメトロノーム」が図書室に入ったのを確認する詩羽。その帰り道の廊下を歩いていると、途中階段に差しかかったところである人物に突然声をかけられる。声をかけたその人物こそ「澤村・スペンサー・英梨々」だった。ついに明かされる英梨々と詩羽の出会い。二人の間にはいったい何が!?
第2話『本気で本当な分岐点』
ついに完成したシナリオの脱稿祝いの打ち上げとして、池袋でデートをする倫也と詩羽。本屋、映画館と詩羽の知識欲を満たす場所を巡り、夜はレストランで食事をする二人。そこで詩羽は、近くの大学に進学するべきか、関西の大学に進学するべきかを倫也に問いかける。デートも終わり、帰り際の駅でその詩羽の問いかけもに対し、とある結論をだす倫也。その、結論を聞いた詩羽はとある行動に出るのだった。
第3話『初稿と二稿と大長考』
出海との待ち合わせ場所に着いた倫也達。なんとそこには、出海だけでなく伊織の姿もあった。そこで伊織は自分のサークル「rougeenrouge」の新作ゲームをメイン原画を出海が担当し、さらにゲームのジャンルを「blessingsoftware」と被らせることで、真向勝負の構えを見せる。サークルメンバーの力を信じる倫也に、伊織は「シナリオだけは負ける気がしない」と言い放つ。
第4話『二泊三日の新ルート』
詩羽の書いたシナリオの致命的な弱点に気付いてしまった倫也。そのシナリオは小説としては完璧のクオリティだが、ゲームのシナリオとしては成立していなかった。倫也はディレクターとしてシナリオのリテイクを決断し、シナリオの修正を始める。
第5話『締め切りが先か、覚醒が先か』
シナリオのリテイク&ルートの追加により、順調にゲーム制作の進行も遅れる中、英梨々の原画作業にも遅れが目立ち始める。かけた時間がクオリティに反映されてこないと指摘する詩羽。それでも英梨々は最後に予想通りのものをきちんとあげてくると信じる倫也。そんな中、英梨々は那須高原の別荘に籠り、一人原画作業に没頭するのだが・・・。
第6話『雪に埋もれたマスターアップ』
ついに最後の原画を完成させた英梨々だったが、倫也に電話で完成の報告をしている最中に風邪による高熱で気を失ってしまう。英梨々の異変に気付いた倫也は、マスターアップの作業よりも英梨々の元へ駆けつけることを優先する。伊織の助けにより那須高原の別荘にたどりつき、病床の英梨々を看病する倫也。果たしてゲームの完成はどうなってしまうのか――
第7話『リベンジまみれの新企画』
倫也たちが完成させたゲーム『cherryblessing』は、英梨々の原画と詩羽のシナリオがネットで評判となり、同人ショップでの委託販売もあっという間に完売し、大量の追加発注も来るほどに。倫也は作品の盛況ぶりを喜ぶ一方、恵とはまだ仲直りできないでいるのだった。
第8話『フラグを折らなかった彼女』
あらためて『cherryblessing』をプレイし、その演出の細かさから恵がどれほど真剣にゲーム制作に取り組んでいたかに気付いた倫也。翌日、気まずそうにする恵をなかば強引に視聴覚室に連れて行き、いつもの暑苦しい様子で「blessingsoftware」の次回作について熱く語る。そして、ようやく恵に去年英梨々が倒れた時に相談できなかったことの謝罪と、「blessingsoftware」を好きでいてくれたの感謝を述べる。
第9話『卒業式と超展開』
豐ヶ崎学園の卒業式を迎えた詩羽の卒業を祝う倫也は、詩羽に対しこれからも今のメンバーでゲームを作っていきたいと告げる。そのためには、みんなが参加したいと思える企画を立てるしかないと考え、詩羽に新作ゲームの企画書を見せる倫也。詩羽はその企画書に対して75点という高評価をつけるも、この企画には参加できないと告げるのだった。
第10話『そして竜虎は神に挑まん』
高坂朱音から、20年続く人気RPG「フィールズクロニクル」の新作に参加しないかと誘われた英梨々と詩羽。打ち合わせの場で、英梨々は絵が描けないのはスランプではなく、ただ下手なだけだと罵倒され、詩羽は英梨々のおまけとして扱われてしまう。悔しい思いをする二人であったが、クリエイターとしては魅力的な企画に、心が揺れてしまう。
第11話(最終回)『再起と新規のゲームスタート』
詩羽と英梨々のサークル離脱で傷心の倫也。恵はそんな倫也をもう一度デートにと誘う。場所は再び六天馬モール。前回のデートのことを懐かしく感じながら、色々なお店を回る二人。買い物の最後に入った帽子屋で、倫也は自分を元気づけようとしてくれたお礼と、前回プレゼントしてもらった眼鏡のお返しとして、とある帽子をプレゼントする。