第1話『てめーらァァァ!!それでも銀魂ついてんのかァァァ!(前編)』
江戸の街で万事屋を営む坂田銀時のもとに、依頼人である加藤健が現れた。なくした物を取り戻したい。そのためには三千万ほど必要だと言う。身に続く不幸を語る加藤に、万事屋はやむなく協力することになる。一方そのころ、江戸の片隅では天人カリヤとその一味が、江戸掌握を目論み策謀を交わしていた…。
第2話『てめーらァァァ!!それでも銀魂ついてんのかァァァ!(後編)』
依頼人の加藤は修行に耐えられずに去っていた。銀時は酒をあおる加藤を見つけると一緒に酒を飲み、加藤に語りかける。本当に忘れたいことからは逃げても逃げ切れるものではない、と。その銀時の横顔を見つめ、加藤は強くなろうと思ったきっかけを語る。銀時は加藤の大切な物を取り戻すため、力になることを決意して…。
第3話『天然パーマに悪い奴はいない』
侍の誇りを失わずに剣の道を貫いた新八の父。死ぬ間際、姉弟に託したのは、侍の魂だった。父の遺した道場を守るべく、バイトに励む新八。しかし、剣の道一筋だった少年に世間は辛く、店長になじられ、天人には嘲笑を浴びせられる。そんな彼の前に一人の男が現れた。そう、彼こそが万事屋銀ちゃんこと、坂田銀時だった…。
第4話『ジャンプは時々土曜に出るから気を付けろ』
新八が万事屋に身を置いて半月。侍の魂を見たのは幻だったのか、銀時にその輝きを見いだせず、新八は早くも後悔し始めていた。そんなある日、スクーターに二人乗りをしていた銀時たちの前に少女が飛び出してきた。その少女は、ある理由でヤクザに追われており、彼女を逃がすために新八は行動を開始するが…。
第5話『ジジィになってもあだ名で呼び合える友達を作れ』
スナックお登勢に突っ込んだ飛脚から、大事な小包を届けてくれるように頼まれた銀時たちは、やむなくそれを届けに宛先である戌威星大使館へと向かった。しかし、その小包は爆弾で、はずみで爆発。銀時たちはテロリストと間違えられてしまう。その時、助けに入ってきたのは銀時の旧友、ヅラこと桂小太郎だった…。
第6話『一度した約束は死んでも守れ』
桂の爆弾から結果的には皆を守った銀時たちだったが、その後警察の取り調べを受けていた。ようやく釈放されて警察署の前で恨み言を並べる銀時と神楽をおいて、新八は足早に去っていく。そして残された銀時と神楽の前に、脱獄囚が警察に追われて来た。男は神楽を人質にとり、銀時にパトカーを運転させて逃走を図るが…。
第7話『ペットは飼い主が責任を持って最後まで面倒を見ましょう』
央国星のハタ皇子の下から、ペットのペスが姿を消した。そのペットの捜索を命じる天人を苦々しく思いつつ、入国管理局は万事屋に捜索を依頼する。天人絡みの依頼と聞いて一度は断る彼らだったが、積まれた大金にあっけなく尻尾を振ることを決めた。さっそく依頼をこなそうと、行動を開始する銀時たちだが…。
第8話『粘り強さとしつこさは紙一重』
真選組が治安を守るために奮闘している傍らで、局長の近藤はスナックで働くお妙相手にくだを巻いていた。ダメな奴だと落ち込む近藤に、愛する人なら欠点ごと愛することが出来ると微笑むお妙。その彼女に近藤は一目惚れし、結婚を申し込むがグーで殴られる。しかし近藤は諦めきれず、お妙に熱烈なアピールを繰り返し…。
第9話『喧嘩はグーでやるべし』
局長が女を賭けた決闘で負け、隊内に動揺が走る。おまけに近藤の無様な姿がTVで放映されたとあって、土方はどうにかして真選組の威信を取り戻したいと考えていた。それには、近藤を負かしたという銀髪の侍を消すしかない…。一方、自分が真選組の殺意を一手に引き受けているとも知らない銀時に、真選組の刃が迫る…。
第10話『疲れた時は酸っぱい物を』
ハタ皇子が再び江戸を訪れた。ペスを失ったことに心を痛める皇子は、可愛いペットを得ようと江戸市中の動物園を巡る。一方、神楽は万事屋の前におかれた箱に愛らしい姿を見つけ、満面の笑みを浮かべる。それは、かなり大きい犬のような生き物だった。銀時の反対を押し切り、神楽はその生き物を飼いたいと言って…。
第11話『べちゃべちゃした団子なんてなぁ団子じゃねぇバカヤロー』
入院している新八のお見舞いに行った銀時と神楽。そんな銀時たちは向かいのベッドのじじいからある依頼を引き受けることに。それはじじいの想い出の女性を捜し出すことだった。手がかりは、かつてじじいがどさくさの中で手にしたかんざしと、その持ち主が団子屋の看板娘だったという情報のみ。捜索を始める万事屋だが…。
第12話『第一印象がいい奴にロクな奴はいない』
お登勢はある夜、路地裏で腹を空かせ途方に暮れる天人のキャサリンと出会い、彼女をスナックお登勢に迎え入れた。熱心に働き、よく気が付く彼女をお登勢は気に入る。そして、店の売り上げを何者かに奪われる事件が頻発するようになる。そんなある日、警察が事件の捜査への協力を求め、スナックお登勢を訪ねて来て…。
第13話『コスプレするなら心まで飾れ』
万事屋に人捜しの依頼が舞い込んだ。幕府に仕える由緒正しい家の娘が、家に帰らず行方不明だという。この件を穏便に解決したい依頼人の頼みを、しぶしぶ引き受けた銀時たちは、娘が遊びに来てたというクラブに聞き込みに行く。手がかりを得られず、人捜しに飽きた神楽は、娘に容姿が似ている男を連れて帰ろうとするが…。
第14話『男にはカエルに触れて一人前みたいな訳のわからないルールがある/脇だけ洗っときゃいいんだよ脇だけ』
「男にはカエルにさわれて一人前、みたいな訳のわからないルールがある」違法薬物で利益を上げる幕府高官を誅しようとする攘夷志士の動きが活発化した。これに応じるべく、真選組に要人警護の命が下るが…。/「脇だけ洗っときゃいいんだよ脇だけ」神楽は助けた少女から一日だけ友だちになってと言われて…。
第15話『飼い主とペットは似る』
定春の面倒を押し付けられた銀時は、過剰なコミュニケーションの前に息も絶え絶え。そこへ桂が珍妙な生物を連れて現れた。坂本によって贈られたそれは、エリザベスという名のペットらしい。そんな中、銀時たちはTV番組で変な動物を募集しているのを知る。優勝者に進呈される豪華賞品に目がくらんだ銀時たちは…。
第16話『考えたら人生ってオッさんになってからの方が長いじゃねーか!恐っ!!』
昼間から公園でたそがれる長谷川に神楽が「何故昼間からこんなところにいるのか」と声をかける。一時の勢いでハタ皇子を殴り、入国管理局を首になった長谷川は、まるでダメなオッさん、略してマダオ街道まっしぐらだった。そんな色々なものを失った彼の唯一得た友人が、パチンコ店で仲良くなった銀時だった…。
第17話『親子ってのは嫌なとこばかり似るもんだ』
将軍が姿を見せる祭りを前に、お登勢率いるかぶき町町内会一同は江戸一番の発明家である平賀源外のもとに詰めかけていた。昼夜問わず騒音を立て、ガラクタばかりを作り続ける源外に、ついに堪忍袋の緒が切れたのだ。そしてお登勢に動員された万事屋一同は、目には目をとばかりに大音量のカラオケで対抗するが…。
第18話『ああ やっぱり我が家が一番だわ』
姉への贈り物にと、胸の部分に『宇宙怪獣ステファン』と書かれた名札が縫い付けられた、エリザベスに似た人形を手に帰宅する新八。だが、新八を待ち受けていたのは狂戦士と化したお妙の長刀の斬撃。慌ててよけるものの、ステファンは長刀に貫かれてしまう。ステファンを握りつぶしながらお妙が語る怒りの原因とは…。
第19話『海の水がなぜしょっぱいかだと?オメーら都会人が泳ぎながら用足してくからだろーがァァ!!』
パチンコに運命を委ね、散った男たちがいた。拾った小銭で買った棒アイスを咥えながら自らの行いを悔いる銀時と長谷川。そんな二人のもとに、うまい儲けが飛び込む。海に出没する宇宙生物に懸賞金が掛けられたというのだ。エイリアンを一本釣りし懸賞金を掴もうという銀時と長谷川の提案で、海へ向かう万事屋一行だが…。
第20話『ベルトコンベアには気を付けろ』
蚊の多い夏の夜、真選組の隊士たちは怪談に興じていた。隊士の稲山が語るその怪談は、真夜中の寺子屋に赤い着物を着た女の幽霊が現れるというものだったが、その幽霊が真選組屯所にも現れた。隊士の半分以上が倒れ、皆「赤い服を着た女」のことをうわ言の様に口にしていた。隊士たちは本当に幽霊に襲われたのか…?
第21話『男ならとりあえずカジキ!/扇風機つけっぱなしで寝ちゃうとお腹こわしちゃうから気を付けて』
「男ならとりあえずカジキ!」池の畔で釣り糸を垂らす万事屋一行。そんな中、神楽の竿に大物のアタリが。だが、それには緑の身体で頭に皿があった…。/「扇風機つけっぱなしで寝ちゃうとお腹こわしちゃうから気を付けて」うだる暑さの中、扇風機が壊れてしまった。扇風機を手に入れるべく外に出る銀時だったが…。
第22話『結婚とは勘違いを一生涯し続けることだ』
いつも通り万事屋へと出勤した新八は、銀時を叩き起こそうとして信じられないものを見た。銀時の部屋のふすまを開けると、そこには布団の上で絡み合う銀時とくノ一の格好をした女の姿が…! 酒を飲んで昨夜の記憶がない銀時に、さっちゃんと名乗る女は納豆をこねながら、二人が夫婦の契りを交わしたと告げるが…。
第23話『困った時は笑っとけ笑っとけ』
神楽が町内会の福引で宇宙の旅を引き当てた。さっそく宇宙港に向かう万事屋一行。ところが、ペットの連れ込みは禁止と言われてしまい、定春を連れて入ることが出来ない。どうしても連れて行きたい神楽は、係員と押し問答になってしまう。そんな中、定春は出発ロビーで寝ていたサングラスの男に噛みついてしまうが…。
第24話『カワイイ顔には必ず何かが隠れてる』
マドマーゼル西郷。かぶき町四天王の一人で、鬼神と呼ばれる女装スナックのママだ。その西郷を化け物呼ばわりしたために女装させられ、西郷の営む『かまっ娘倶楽部』で働かされることになる銀時。店へ連れて行かれるとそこには銀時同様、女装させられた桂の姿が。口では逃げ出すチャンスを伺っていると言う桂だが…。
第25話『鍋は人生の縮図である』
久々に食卓へのぼったすき焼きから注意を逸らし、一切れでも多く肉にありつこうと、お互いが牽制しあう万事屋一行。激しい腹の探り合いが繰り広げられる中、銀時と新八が神楽を陥れ鍋へと襲い掛かる。が、勢い余って鍋の中身は四散。騙されたと気付いた神楽は銀時と言い争いを始める。そんな中、新たな鍋の参加者が…。
第26話『恥ずかしがらずに手を挙げて言え』
長谷川が働くコンビニ『大江戸マート』を一日預かることになった万事屋一行。だが、神楽と銀時の中途半端なやる気が災いして、客に迷惑かけ放題。ただ一人真面目に働く新八は、その様子に呆れ顔。そんな時、万引きをしようとしているヤンキーに新八が気付く。捕らえてみると、それは新八の幼なじみタカチンだった…。
第27話『刀じゃ斬れないものがある』
女子プロレスの会場に来た銀時たちの前に沖田が姿を見せた。暇なら付き合ってくれ、という沖田の言葉に導かれ、スラム街の奥で銀時たちが見たものは『煉獄関』と呼ばれる地下闘技場だった。そこで、鬼の面を付けて闘う煉獄関最強の闘士である鬼道丸を指さし、彼を探れば何か出てくるだろうと告げるが…。
第28話『いい事は連続して起こらないくせに悪い事は連続して起こるもんだ』
歯を磨きながら観ていた占いコーナーで不吉なことを断言され、近藤は乾いた笑いを漏らす。そこに怒鳴りながら現れ、いきなり銃を撃ち放つ松平。真選組が煉獄関に手を出したことがバレ、二人は城に呼びつけられたのだ。土方と沖田の暴走に困惑する近藤だが…。
第29話『慌てるな!クーリングオフというものがある/テレビとか新聞とかちゃんと見ないとダメだって』
「慌てるな!クーリングオフというものがある」星をも切り裂く妖刀『星砕』。その伝説の刀を求め、天人の岩慶丸は夜な夜な刀狩りを繰り返していたが…。/「テレビとか新聞とかちゃんと見ないとダメだって」神楽の悲鳴ににわかに騒がしくなる万事屋。その元凶であるゴキブリ退治に向かう銀時と新八だったが…。
第30話『アイドルだってほぼお前らと同じことやってんだよ』
新人アイドルの寺門通とアイドルグループ『反侍(はんさむ)』リーダーのGOEMONの熱愛発覚。このニュースは新八たち親衛隊を失意のどん底へ叩き込んだ。その様子を冷ややかな目で見ていた銀時もお天気お姉さんの結野アナが結婚していたことが判り茫然。そして二人をせせら笑う神楽。そんな万事屋にお通が訪れて…。
第31話『どうでもいい事に限ってなかなか忘れない』
地面に仰向けで倒れている銀時、青空は赤く染まっていく…。銀時はその場で意識を失うと病院へと担ぎ込まれた。ジャンプを買おうとバイクを走らせていた銀時は、携帯電話片手に運転をする車に突っ込まれたのだ。病院に駆けつけた新八たちは意識を取り戻した銀時と対面するが、彼は全ての記憶を失っていた…。
第32話『人生はベルトコンベアのように流れる』
銀時が万事屋の解散を宣言し、江戸の町へ消えてから二週間が経った。宇宙船によって大破した万事屋で、酢昆布をむさぼる神楽。迎えに来た新八に対し神楽は、銀時が記憶を取り戻し帰ってくるまで諦めないと告げる。一方その頃、真選組の密偵としてマムシの工場に入り込んだ山崎は、そこで意外な顔を発見して…。
第33話『人の名前とか間違えるの失礼だ』
記憶喪失から戻ってきた銀時は、人生のリスタート記念に溜まった家賃もリセットしようとお登勢に掛け合うが、大破した万事屋を一週間以内に修復しないと追い出す、と宣告されてしまう。そんな彼らのもとに坂本からの小包が届けられた。中にはデリバリー大工と名乗るちっちゃいオッサンが二人詰められていたが…。
第34話『恋にマニュアルなんていらない』
ネコミミアイドルTAMAの登場により、お通の人気が危ないと熱く語る寺門通親衛隊の面々。親衛隊の中にもTAMAに浮気した者がいると知り、鉄拳制裁を加える新八。だが、その一撃は偶然にも酔った松平に絡まれていた娘を助けることになった。お礼を述べるその娘は、ネコミミ。その可愛さに虜になる新八だったが…。
第35話『恋にマニュアルなんていらない(延長戦)/外見だけで人を判断しちゃダメ』
近藤、土方、沖田に「ヤツがついに動く」と告げる松平。一同に緊張が走る中、松平は再び告げた。「決戦だ」と。「ヤツ」が誰だか判らぬまま、近藤たちは松平への助力を誓う。そして彼らは遊園地にいた。彼らが見守る中、松平の娘、栗子に駆け寄る軽薄そうな七兵衛。そう、松平は娘に言い寄る男の抹殺を企てていたのだ…。
第36話『すねに傷がある奴ほどよくしゃべる』
お妙とおりょうは、新人の花子が身投げしようとしているのを目撃した。止めに入ったお妙は、花子をひとまず家へと連れ帰る。大阪からダンサーになるために出てきたという花子は、怪しげな団体『夢幻教』に誘われ、貯えていたお金を使い込んでしまったと言うのだ。花子の手引きで夢幻教に潜入する万事屋一行だったが…。
第37話『サンタなんていねーんだよって言い張る奴こそホントはいるって信じたいんだよ/煩悩が鐘で消えるかァァ己で制御しろ己で』
「サンタなんていねーんだよって言い張る奴こそホントはいるって信じたいんだよ」雪が降りしきる夜。銀時は道ばたで言い争う赤い服を着たじいさんとトナカイに出会うが…。/「煩悩が鐘で消えるかァァ己で制御しろ己で」更けてゆく大晦日の夜。ジャンプ合併号の最後の一冊に銀時が手を伸ばすと服部の手も同時に…。
第38話『雪ではしゃぐのは子供だけ/冬に食べるアイスもなかなかオツなモンだ』
「雪ではしゃぐのは子供だけ」かぶき町雪祭り。賞金につられて参加した銀時たちは、誰が見ても“ピーー”にしか見えない雪像を作り上げて…。/「冬に食べるアイスもなかなかオツなもんだ」花火屋『角屋』の若旦那に呼ばれ、屋敷に出向いた銀時たち。そこで彼らは花火職人を引退した父親の世話を頼まれるのだが…。
第39話『メニューが多いラーメン屋はたいてい流行っていない』
桂は真選組の検問を強行突破しようとして、沖田のバズーカ砲により負傷してしまった。屋根伝いに追手から逃れようとする中、ラーメン屋『北斗心軒』の女主人、幾松に下着泥棒と間違われ撃退される。翌朝、お詫びに出されたラーメンを啜っていると幾松の義弟が店に踏み込んでくる。その幾松の様子に、桂は一計を案じて…。
第40話『子作りは計画的に』
江戸の街が映画『えいりあんVSやくざ』の話題で盛り上がっている頃、宇宙から飛来したえいりあんが江戸の街に潜り込んだ。えいりあんばすたーとして名高い星海坊主の助言で、近藤は真選組に非常線を張らせる。一方、「拙者拙者詐欺」に引っかかった神楽は、銀時を騙る電話の相手に命じられるまま、銀行へ走るが…。
第41話『タイトルだけじゃ映画の面白さはわかんない』
神楽を解雇したことを銀時から聞いた新八は、神楽が万事屋を、そして銀時をどれだけ大事に思っていたか考えろと食って掛かる。そして自分も辞めると言い放ち、万事屋を去るのだった。一方、ハタ皇子のじいが積み荷の整理を指示していた。気味の悪い積み荷に怯える整備員たちの目の前で、じいが一つの瓶を割ってしまい…。
第42話『みみずにおしっこかけると腫れるよ』
騒ぎの原因であるハタ皇子とじいを、助けて傷つき倒れた神楽を発見した星海坊主は、ハタ皇子たちに掴みかかった。だが、神楽はそれを止め、人を護ることに力を使ったことを誇るのだった。そこへ襲いかかるえいりあん。触手に捕らわれた神楽が飲み込まれようとしたその時、口を突き破って出てきたのは銀時と定春だった…。
第43話『キャラクターはシルエットだけで読者に見分けがつくように描き分けよう』
星海坊主は旅立ち、神楽は江戸に残った。スナックお登勢でしんみりする仲間たちの姿を見て、イタズラ心をおこし、窓から様子を見守ろうとする神楽。しかし、そんな神楽がいない寂しさはいつの間にか別の話題へと移ってしまう。そして話はいつしか、万事屋の欠員を埋める新たなヒロイン選定へと移っていくが…。
第44話『お母さんだって忙しいんだから夕飯のメニューに文句つけるの止めなさい』
捕まったエリザベスの救出を、食べ物で釣って万事屋に依頼しようとする桂。その依頼を受けてしまった万事屋一行と桂は、忍びの助けを得ようと『くの一カフェ』で働くさっちゃんを訪ねる。仕事を盾に助けを拒む彼女だったが、銀時の罠にはまり店をクビになり、協力させられることになってしまい…。
第45話『愛犬の散歩は適度なスピードで』
飲み過ぎた銀時が万事屋に帰宅すると、定春が巨大化していた。イチゴ牛乳を飲ませつつ、巨大化した原因を考える銀時たちだが何も思い浮かばない。銀時が居酒屋でもらってきた犬語翻訳機も当てにならず、途方に暮れる三人を尻目に更に巨大化する定春。そして野次馬から投げられる石が、神楽を傷つけるのを見た定春は…。
第46話『××遊びは20歳になってから』
定春の暴走による賠償金を払うため、貯金どころか神社まで手放した阿音。スナック『すまいる』で働く彼女は、男を手玉に取る看板娘だ。だが、おなじく『すまいる』の看板娘であるお妙とはソリが合わず、何かにつけて衝突する。阿音ご指名のお得意様、菊屋の旦那をお妙がボコボコにしたことで、店長はある決断を下して…。
第47話『さくらんぼってアレ桜の木になるの?』
例年以上にひどい花粉に悩まされる銀時たち。一説にはどこかの星の植物が原因だと言うが、詳しいことは判らずじまい。あのお登勢が店を休むほどの花粉と言うから、ただごとではない。そんな折、屁怒絽と名乗る凶悪な顔をした天人が万事屋の隣で花屋を始める。その花屋こそが、この花粉をまき散らす元凶だったのだ…。
第48話『似てる二人は喧嘩する/何であれやるからには負けちゃダメ』
「似てる二人は喧嘩する」真選組に仲間を捕らえられ、報復のため土方を狙う八虎留三兄弟。オフの日を狙い、定食屋で飯を食う土方の隣に座る三男だが…。/「何であれやるからには負けちゃダメ」子供たちと一緒に缶蹴りで遊ぶ神楽。しかし、ムキになって遊ぶ神楽に子供たちはついて行けず、遊ぶのを止めてしまい…。
第49話『ギャンブルのない人生なんてわさび抜きの寿司みてぇなもんだ』
働かずして大金を手にしようと、カジノへと繰り出す銀時と長谷川。丁半博打で威勢良く張る二人だが、負けが混み、身ぐるみはがされ気付けばふんどし一丁になってしまう。そんな二人の前に現れた男が、彼らの着物を取り返してくれる。男の名はツキヨミの勘兵衛。宇宙に名をとどろかせた名ギャンブラーだった…。
第50話『節目節目に気合を入れ直せ』
銀魂二年目。思い返したくもない過去といつ訪れるかわからない打ち切りに頭を抱える万事屋。銀時は二年目を機にテコイレしようと思い立つ。タイトル変更からストーリー刷新まで、あり得なさそうなネタを羅列する新八、神楽。だが今一つピンとこない。そんな中、噂を聞きつけた人々が訪れ、自分の案を披露し始める…。
第51話『ミルクは人肌の温度で』
『アナタの子供です』そんな書き置きとともに、万事屋の前に赤ん坊(勘七郎)が捨て置かれていた。銀時そっくりの容貌に、銀時以外の誰もが銀時の隠し子だと信じて疑わない。本当に自分の子供にされてしまいそうな銀時は、勘七郎を連れて万事屋を飛び出す。誰にも話を聞いて貰えない銀時は、途方に暮れるが…。
第52話『人に会うときはまずアポを』
捕らえたお房に対し、勘七郎の行方を問い詰める賀兵衛。そこに似蔵に追われた新八と神楽がなだれ込む。盲目の似蔵の前には神楽が煙幕を張った煙幕も役に立たず、あっさりと追い詰められてしまう新八たち。一方銀時は、勘七郎を連れ、橋田屋敷へと乗り込むが、アポがないために社長=賀兵衛に取り次いで貰えないでいた…。
第53話『ストレスはハゲる原因になるがストレスをためないように気を配るとそこでまたストレスがたまるので結局僕らにできることなんて何もない』
かぶき町で連続放火事件が発生した。ゴミに火を付ける手口に警戒してゴミの分別が厳しくなるが、銀時は燃えるゴミの日に雑誌を出そうとする。それをお登勢に見つかり、説教をくらう銀時。お登勢の捨てた煙草の火が起こした小火を消しているところを火消しのめ組の若い娘、辰巳に見つかり放火魔と間違えられてしまうが…。
第54話『どこの母ちゃんもだいたい同じ』
突然万事屋に乗り込んできた「おかん」。息子の八郎を捜すため、万事屋に勝手に転がり込んでしまったのだ。おかんに戸惑いつつ、写真を手がかりに八郎の捜索を始める銀時たち。何度か整形していることを突き止め、写真に面白半分に描き足す彼らの前を、その落書きされた写真にそっくりな八郎という名の男が通り過ぎて…。
第55話『ものを食べるとき クチャクチャ音をたてない』
八郎の気を失わせ、狂志郎に無理難題を押しつける黒駒の勝男に、ホストに成りすまして相対する銀時たち。要求を拒む狂志郎に対し、勝男は見せしめに八郎にドスを向けるが、銀時がそれを阻む。そうこうしているうちに、愛犬の子供が生まれたことで引き上げる勝男たちに、お産と聞いたおかんは彼らについて行ってしまい…。
第56話『一日局長に気を付けろッテンマイヤーさん』
連続婦女子誘拐事件が江戸を騒がせる頃、行き過ぎた取り締まりをする真選組のイメージは急落していた。近藤は江戸市民への防犯の呼びかけとイメージアップを図り、アイドルのお通を一日局長として迎える。招かれたからには責務を果たしたいと意気込むお通は、局中法度を手始めに真選組のイメージアップに取り掛かるが…。
第57話『無くした物を探すときはその日の行動をさかのぼれ』
大切な荷物の運搬を請け負った快援隊。それを受け取り先の青木商会に引き渡そうとした快援隊の陸奥だが、取引場所に現れた黒ずくめの一団に、あろうことか荷物と金を奪われてしまった。困り果てた陸奥が、奪われた荷物と金の回収を依頼したのは! そして、快援隊のリーダー坂本の姿が見えないのであった…。
第58話『売店ではやっぱコロッケパンが一番人気』
エリザベスが万事屋にやって来た。だが、桂がいない。何も話さないうえ、元々つかみ所が無いエリザベスの応対に困り果てる銀時たち。とりあえずお茶を出す新八だったがエリザベスは無反応。続けて今度はコーヒーを差し出してみるが様子は全然変わらない。最後の手段として、神楽はついにある飲み物を出すことに決めて…!
第59話『傘の置き忘れに注意』
江戸を騒がせていた辻斬り騒動の裏には、銀時や桂と攘夷戦争を戦った高杉晋助の存在があった。彼は攘夷浪士の集団である“鬼兵隊”を組織し、幕府の転覆を企てていた。行方不明の桂を探す神楽は、単身、高杉たちの船に乗り込む。迎え撃つ来島また子、武市変平太と浪士たち。必死に抵抗しつつ神楽が船の内部へと進むが…。
第60話『陽はまた昇る』
桂一派は人斬り似蔵に襲われた桂の仇を討つため、高杉たちに戦艦で空中戦をしかけた。似蔵は自分の腕と一体になった刀型の兵器である紅桜で応戦する。一方、武市変平太と来島また子に捕らわれている神楽を救うため、高杉たちの船に潜入していた新八は、砲撃の混乱に乗じて神楽を救出することに成功して…。
第61話『闇夜の虫は光に集う』
高杉の船の甲板で死闘を繰り広げる銀時と似蔵。対艦兵器、紅桜に意識までも侵食され、暴走を始める似蔵に、鉄子が打った刀で応戦する銀時。圧倒的な力で攻め立てる似蔵だが、その劣勢を銀時が挽回し始める。その頃、船内では、紅桜を使って倒幕を企てる高杉とその紅桜の刀匠・鉄也に、妹の鉄子と桂が対峙していた…。
第62話『ミイラ捕りがミイラに』
桂一派と高杉一派の抗争の報告を、真選組の監察である山崎から受けた土方。その騒動の中に、万事屋らしい人物の目撃情報もあった。以前より、銀時と攘夷派との関わりを疑っていた彼は、山崎に銀時の身辺を調査するよう命令する。山崎は、銀時の友人たちに話を聞いてまわるのだが、彼らの話ではさっぱり要領を得ず…。
第63話『ジャンプの次号予告は当てにならない』
忍者、服部全蔵は夜の町を駆け抜ける。彼の職業は、宅配ピザ屋。ある夜、着地しようとした彼(の尻)に銀時のバイクが突っ込んだ。痛む痔を顧みず、全蔵はピザ箱を拾い上げて依頼主の元へと向かうが、彼が拾ったのはピザ箱ではなく、銀時のジャンプだった。ピザの依頼人、阿国はジャンプを受け取り、全蔵に告げて…。
第64話『んまい棒は意外とお腹いっぱいになる』
桂は、江戸の人々に過激派だと誤解されていることを憂慮し、好感度アップを狙って番組の取材を受けることになった。インタビュアーの結野アナに取材を受けているところへ、真選組の襲撃を受けてしまう。その場を、隠し持っていた煙幕にもなる「ん●い棒」で切り抜けた桂は、銀時にある依頼をするために万事屋を訪れて…。
第65話『少年はカブト虫を通し生命の尊さを知る』
子供たちの間でカブトムシ同士を戦わせる遊びが流行っていた。定春28号と参戦しようとする神楽だが、フンコロガシでは相手にされない。そこへ沖田がサド丸21号と乱入し、子供たちのカブトムシを奪ってしまう。復讐に燃える神楽はカブトムシが金になることを知り目の色を変えた銀時たちとカブト狩りへと繰り出すが…。
第66話『華より団子』
寂れた団子屋「魂平糖」で団子を頬張る銀時。向かいに出来た甘味処「餡泥牝堕」に客を取られもなお団子一筋にのれんを守り抜こうとする主人と意気投合する銀時は、餡泥牝堕の主人、酔唾(すいーつ)が魂平糖の土地を狙って退店を迫っていることを知る。なかなか首を縦に振らない魂平糖の主人に酔唾は勝負を持ちかけて…。
第67話『走り続けてこそ人生/理想の彼女はやっぱり南ちゃん』
「走り続けてこそ人生」バイクの修理代を払わずに立ち去ろうとしたせいでコントロール不能になった銀時は、飛脚の天人の魔破のり子が乗るバイクと衝突してしまい…。/「理想の彼女はやっぱり南ちゃん」さっちゃんに医師の黒田を暗殺する依頼が舞い込んだ。病院に看護婦として潜り込んださっちゃんだが、そこに…。
第68話『渡る世間はオバケばかり』
お祭りの日。賑やかな縁日に背を向け、お寺の境内へ向かう銀時たち。彼らが向かう先に現れたのは落さん。彼がこの祭りの肝試しの幹事で銀時たちは手伝いに来たのだ。周りから評価されずにリストラされ、妻とも別れ、自分の生き甲斐は肝試しを立派に行うことだけだと語る落さんを見かねて、銀時たちは手を貸そうとする…。
第69話『ゴミの分別回収にご協力下さい』
燃えないゴミの日に雑誌を捨てた銀時は、ホラー仕立てのテレビCMに脅されて雑誌を回収しに行くが、ゴミ置き場で女の生首を見て気を失ってしまう。翌朝、自室で目覚めた銀時は、夢かと胸をなで下ろすが、神楽の手元にはその生首が。慌てる銀時に、新八は今人気のからくり家政婦、悦子ちゃんの頭部だと教えて…。
第70話『可愛いモノも多すぎると気持ち悪い』
突如としてメイドたちに襲われた銀時たちは二手に分かれた。銀時と神楽が囮となって、新八がタマを源外の所へ連れて行く。タマは新八の生存確率を5%と判断し、自分を放棄して逃げるように勧める。しかし、護ると決めたものは必ず護るのが侍だと宣言する新八に、タマはプログラムにはない不思議な感覚を抱くのだった…。
第71話『消せないデータもある』
カラクリによる江戸の支配を目論む伍丸弐號へ急ぐ銀時たちは、源外の戦車でターミナルを目指していた。巨大メイドの襲撃で源外と戦車を失い、神楽と定春と別れた銀時は芙蓉を伴って奥へと進む。対峙する銀時と芙蓉、そして伍丸弐號。彼は芙蓉を自らの娘の生まれ変わりとして迎えようとするが、芙蓉はそれを拒否して…。
第72話『犬の肉球はこうばしい匂いがする/かもしれない運転でいけ』
「犬の肉球はこうばしい匂いがする」定春の様子がおかしい。定春が恋の相手を求めているとふんだ銀時は、神楽によってメイクアップされた定春を連れてドッグランに出掛けるが…。/「かもしれない運転でいけ」志士たちの集うサロンで、最近の幕府の動向を報告する桂。彼の話など聞きもしない志士たちに桂は怒り…。
第73話『そんなに松茸って美味しいものなのか 一度よく考えてみよう』
山に松茸狩りに来た万事屋一同。浮かれまくる銀時の前に、摩理之介という猟師が現れ、この山は危険だから早々に去れと警告するのだが、聞かずにひたすら松茸を求める銀時たち。そんな彼らの前に宇宙キノコに操られた大熊の正宗が現れた。難を逃れた銀時たちは鍋をつつきながら、報酬目当てに大熊と戦おうと意気込むが…。
第74話『漫画家は原稿のストックが出来てこそ一人前』
ある日、キャサリンの眉毛がつながりかけていることに気付いた神楽たち。眉毛剃りから戻ってきた彼女の眉毛は、離れるどころかガッチリM字につながっていた。しかも、凶暴化してお登勢に襲いかかり、収まった時にはお登勢の眉毛までつながってしまっていた。見れば、街の至る所で眉毛のつながった人々が暴れていて…。
第75話『仕事のグチは家でこぼさず外でこぼせ!って言うからちょっとこぼさせてもらうけどね~』
「侍の国」僕らの国がそう呼ばれていたのは今は昔の話…とか言って始まったこのアニメもはや一年半、あんな事こんな事いろんな事があったよね、で、そろそろ色々振り返ってもいいかなーと思ったのに「チェッ なんだよ総集編かよ、手抜きじゃね?」とか、アニメだって作るの大変なんだから文句言うのやめなさい!
第76話『そういう時は黙って赤飯』
ある夜、スナックスマイルに土方が訪れた。お妙を指名し、近藤の女房のふりをして彼の縁談をぶちこわしてくれ、と相談を持ちかける。真選組隊士も現れて必死に頭を下げるが、懇願むなしくお妙にボコボコにされてしまう。そんな折、お妙を訪ねて一人の侍が颯爽と現れた。彼の名は柳生九兵衛、お妙の幼なじみだというが…。
第77話『昨日の敵は今日もなんやかんやで敵』
お妙を自分の妻として迎える、と宣言した九兵衛。その突然の振る舞いに困惑する新八だったが、別れ際にお妙が見せた涙を思い出し、柳生屋敷へ乗り込んだ。加勢する銀時たち。彼らは柳生四天王と九兵衛を相手に、身体に装着した皿を割られた者から脱落、総大将の皿が割られても負けというサバイバルゲームに挑むことに…。
第78話『食べ物の好き嫌い多い人は人間の好き嫌いも多い』
神楽が沖田と西野、特に沖田をボロボロに撃破した(してしまった)。一方、食卓ではマヨラー土方とケチャラー北大路の壮絶なバトルが繰り広げられていた。その戦いは両者の胃を満足させただけで終わり、剣を交える二人。土方はその鋭すぎる戦いの勘があだになり、フェイントを駆使する北大路に追い詰められていき…。
第79話『四人揃えば いろんな知恵』
四天王筆頭の東城の出陣に伴い、九兵衛も戦場に赴くことに。そんな中、近藤と銀時は絶体絶命の危機に陥っていた…トイレで。用は済んだが拭く紙がない。隣の個室を調べると柳生の大将である敏木斎が使用中。さらに、個室の前に悠然と現れた東城までもが、朝食の卵が傷んでいたせいで仲間入り。激戦(?)の行方やいかに!
第80話『普段眼鏡をかけてる奴が眼鏡を外すとなんかもの足りない パーツが一個足りない気がする』
近藤と東城の壮絶な一騎打ちの後も、銀時と敏木斎の駆け引きは続いていた。銀時は財布から、最後の千円札をつまみ上げ、敏木斎は柳生の秘伝書を眺め、どうしたものか考え込んでしまう。お互いが紙を持っている、と直感で確信した二人は意を決して尻を拭き、剣を交える。戦いの場はやがて、トイレ裏の竹林へ…。
第81話『女の一番の化粧は笑顔』
九兵衛の壮絶な過去が明らかになり、ようやく銀時たちに本心を打ち明けたお妙。そして、銀時と新八、九兵衛と敏木斎の最終対決が始まる。一時はメガネを取り戻した新八が勢いで九兵衛を圧倒するも、敏木斎の機転で銀時がピンチに! お互いに一歩も譲らぬ激戦の末、柳生一門と恒道館一同の戦いに決着の時が訪れる…!
第82話『ラーメンのために並ぶんじゃない。自己満足のために並ぶんだ/カワイイを連発する自分自身をカワイイと思ってんだろ お前ら』
「ラーメンのために並ぶんじゃない。自己満足のために並ぶんだ」謎の怪獣オロチンが現れた山奥の村が報奨金をかけ、オロチン退治の勇者を募集していることを知った銀時たちは村に訪れるが…。/「カワイイを連発する自分自身をカワイイと思ってんだろ お前ら」ハム子が仕事の依頼で銀時たちを再び訪ねてきて…。
第83話『運に身分は関係無い』
スナックすまいるに風邪が大流行し、ほとんどのホステスが病欠してしまう。大事な接客を明日に控えているというのに、店で元気なのはお妙ただ一人という事態に。どうにかしてホステスの人数を集めなければ…。困り果てた店長は銀時たちに「可愛い子を紹介してほしい」と相談するが、神楽以外は乗り気でない様子で…。
第84話『男は心に固ゆで卵』
ハードボイルドを好む刑事・小銭形平次。彼の日常には、ハードボイルドな出来事が起こっていく。ある夜、彼は宿命の敵である大犯罪人、狐火の長五郎を追っていた。しかし追跡の最中、万事屋一同に絡まれて犯人を取り逃してしまう。狐を逃し続けた責任を問われ、謹慎を言い渡された小銭形に対して銀時たちは…。
第85話『固ゆで卵は潰れない』
狐火の長五郎から犯行予告状が届いた。狙いは大江戸美術館に展示されている金の油揚げ像。お奉行の威信にかけて、犯行を阻止せんと意気込む同心たち。狐を追う小銭形は謹慎中にもかかわらず万事屋一行と現場に駆けつける。厳重警備体制の中、美術館に強行侵入を試みる銀時たち。しかしその時、狐が現場に現れ大混乱に…。
第86話『羊数えるの自体に夢中になったりして 結局眠れない事も多い』
沖田の姉、ミツバが真選組屯所にやってきた。近々結婚するのでその報告らしい。近藤は沖田に一日休暇を与えて、姉に江戸の街を案内するよう告げる。姉の前では普段のSっぷりはすっかり影を潜め、素直な弟になってしまう沖田。ミツバは弟が毎日きちんと生活して、仲間と仲良くやっているのか、気になるらしく…。
第87話『私と仕事どっちが大事なのという女にはジャーマンスープレックス』
発作を起こして入院したミツバを見舞いにやってきた銀時。ミツバはこんな体だけれど幸せになって弟を安心させてあげたいと語る。そんな中、ミツバの容態が急変し、集中治療室へと搬送される。駆けつけた沖田は、医者に「相応の覚悟」をしておくように伝えられ、呆然と立ちつくすのだった…。
第88話『合コンは始まるまでが一番楽しい』
九兵衛の部屋で『天人の最新技術でロリータな女の子もナイスガイに変身!』などと書かれた整形外科のチラシを見つけた東城。本来女の子である若が男になろうとしているかもしれないと心配し、銀時らに相談を持ちかけた。若に女であることを自覚させるためには男に惚れさせればいいということで一同は合コンを開催して…。
第89話『2度あることは3度ある』
真っ黒な暗闇の世界で銀時、神楽、新八の三人は「目覚めよ」という声に構わず眠っている。声の主は銀時の木刀、洞爺湖の仙人だった。銀時に必殺技を伝授しようとあちらの世界からやってきたらしいが、向上心のかけらもない銀時たちはまるで習う気にならない。その気になるまで元の世界に戻さないと怒る洞爺湖だが…。
第90話『美味いものほど当たると恐い』
“マダオ”(=まるでダメな男)こと長谷川の今度の災難は、かぶき町路上で遭った交通事故だった。同じ場所で同じように看板もちバイトをしていたエリザベスと、車に撥ねられてしまったのだ。入院先で相変わらずのドン底人生をハードボイルドに独白する長谷川も白衣の天使、内野さんの存在には夢うつつの状態だったが…。
第91話『やせたいなら動け 食べるな』
堕落生活が原因で、でっぷりと太ってしまった神楽。ダイエットのアドバイスを受けにお妙のもとを訪ねるが、彼女もまた高級アイスの食べすぎで激太りしていた。二人を嘲笑うさっちゃんもまた。「このままではいけない」と奮起した三人は、巷で有名な断食道場に入門。そこにはお登勢とキャサリン、九兵衛の姿までも…。
第92話『人の短所を見るより長所を見つけられる人になれ』
絶対に油断や過信をせず、あらゆる作戦を練りに練り、確実にターゲットをしとめる…。自らを臆病者と称する暗殺者、人呼んで殺し屋“亀”が、ある仕事の依頼を受けた。ターゲットは幕府の警察庁長官、松平片栗虎。丹念に手入れした愛銃の引き金に指をかけ、標的を待つ“亀”。しかしそこに現れた人物は、銀時だった…。
第93話『ヒーローだって悩んでる』
バレンタインデーがやってきた。江戸の乙女たちがチョコレートを買いまくっている。万事屋には「バレンタインなんて興味ない」と言いつつも気合満々のファッションを決めた銀時と新八の姿が。そんな時、突如巨大なチョコレートが降ってくる。そのチョコは宇宙を守る正義のヒーロー、スペースウーマンが落としたもので…。
第94話『電車に乗るときは必ず両手を吊り革に』
“マダオ”(まるでダメなオッサン)こと長谷川は、ようやく決めた再就職をきっかけに別居中の妻、ハツと関係を戻そうと考える。ただ彼には気がかりなことがあった。ハツとの電話中に知らない男の声が聞こえてきたのだ。銀時に浮気調査を依頼した長谷川だが、その帰り道に不運が重なり痴漢容疑で誤認逮捕されてしまい…。
第95話『男達よマダオであれ』
痴漢で誤認逮捕された長谷川の前に現れたのはハツの恋人を名乗る男、破牙だった。しかも彼はやり手の検事であり、今回の痴漢事件の裁判で被害者の弁護をするという。その立場を利用し、「おとなしくハツとの離婚届に判を押せば無罪、逆らえば有罪」と持ちかける破牙。すっかり人生に絶望し、打ちひしがれる長谷川だが…。
第96話『男なら諦めるな』
広い宇宙にある一つの惑星が、壊滅の危機に瀕していた。突如現れた黒い球体に地上は占拠され、国家も軍も壊滅。生き残った人々は地下に逃げ延び、黒い球体に脅えながら暮らしていた。そんな中、最後の希望を見出し地上に立つ二人、カイとイワノフ。迫り来る球体と必死に戦うも力及ばず、絶体絶命の時、その男は現れた…。
第97話『昔の武勇伝は三割増で話せ 盛り上ればいいんだよ盛り上れば/花屋とかケーキ屋の娘に男は弱い』
「昔の武勇伝は三割増で話せ 盛り上ればいいんだよ盛り上れば」キャサリンは店の一員として居座り、お登勢と万事屋一同に檄をとばしていた。そんな時、スナックお登勢に怪しげな男、クリカンが現れて…。/「花屋とかケーキ屋の娘に男は弱い」風邪で寝込んだ銀時に代わり、神楽が浮気調査の依頼を引き受けて…。
第98話『ゲームは一日一時間』
最新ゲーム機の発売が間近に迫っている。秋葉原にゲーム機を目当てに多くの猛者たちが大集結。万事屋一同も仕事の依頼でゲーム機を入手しなければならないのだった。強引に行列の前に進む銀時たちだが、列を進んでいくと昨日の朝から並んでいたという桂に遭遇。さらにその先には真選組の面々までもが並んでいて…。
第99話『人生もゲームもバグだらけ』
最新ゲーム機を手に入れるべく集結した万事屋、桂、真選組の面々。各々の暴走で行列もメチャクチャになり、万事屋チームと真選組チームのゲーム対決で入手権を争うことに。第一戦目の種目は先にヒロインと恋に落ちた方が勝利というギャルゲー対決。あらゆるギャルゲーをやりつくした達人、近藤と桂のバトルが始まった…。
第100話『好かれないものほど愛おしい』
漫画雑誌を読みふけっていた銀時は漫画「ギンタマン」を酷評。するとそばに「ギンタマン」の担当である小西の姿が。銀時の暴言に憤慨した小西は、担当編集者としての怒りと仕事の愚痴を爆発させる。それを聞いた銀時は「ギンタマン」を面白い漫画にするため、自ら担当編集者となって漫画家に会いに行くことに…。