第1話『世界はアイで動いてる』
舞島学園高校2年B組桂木桂馬はギャルゲ攻略の天才“落とし神”の異名を持つ少年。突然空から降ってきた悪魔エルシィに地獄の契約を結ばされた桂馬は、“駆け魂”を捕まえるため、現実の女を恋に落とすことに。駆け魂が逃げ込んだクラスメイトで陸上部の高原歩美…、果たして桂馬は彼女を攻略することができるのか!?
第2話『あくまでも妹です/ベイビー・ユー・アー・ア・リッチ・ガール』
見事、歩美を攻略し駆け魂を捕まえた桂馬とエルシィ。だが地獄の契約はこれで終わった訳ではなかった。桂馬の妹を名乗り同じクラスに転校してきたエルシィは、そればかりか桂馬の家に同居すると宣言。すべてはこの街に潜む駆け魂を捕まえるため…。次なる駆け魂は誰の中に? そしてエルシィは桂馬の“妹”になれるのか?
第3話『ドライヴ・マイ・カー/パーティーはそのままに』
次の攻略対象は、大財閥のご令嬢である青山美生。下校する美生をつけた桂馬とエルシィは、美生が実はボロアパートに住んでいる事実を知ってしまう。美生の秘密を知った桂馬は彼女の運転手に立候補。「庶民」と罵られながらも、美生の世話を焼く毎日。そんなある日美生のもとにセレブなダンスパーティーの招待状が届き…。
第4話『今そこにある聖戦』
駆け魂狩りは一休み。心置きなくギャルゲに勤しむ桂馬だが、よもや“落とし神”にも攻略できないゲームが…!? バグだらけで誰一人としてエンディングを見たことのない“近年最大の話題作”『くれよん』攻略のため、エルシィに手伝いを頼む(脅迫する)桂馬。ヒロインの飛鳥空を「救う」と必死な桂馬に、エルシィは…。
第5話『IDOL BOMB!!』
今巷で一番人気の正統派アイドル、中川かのん(実は舞島学園在籍!)が登校してくることになって学園は大騒ぎ。南校舎の屋上でゲームをしていた桂馬は、偶然やってきたかのんと出会う。国民的アイドルとなった自分のことを知らないという桂馬に、かのんは大パニック。彼女がそこまで他人の目を気にするのは一体どうして?
第6話『ワタシ平凡?』
必ず、私のファンになってもらうから!と屋上で歌うかのん。彼女の悩みを探るためにあえて冷たい態度をとる桂馬だが、それに傷付いたかのんはショックで体が透明に! かのんの情報を調べていたエルシィは、彼女のある過去にたどり着く。そんな中、かのんの夢である鳴沢臨海ホールでのコンサート開催が刻一刻と迫る…。
第7話『Shining Star』
桂馬のフォローもあり、元気を取り戻したかに見えたかのんだが、コンサート開演直前に姿を消してしまった。必死にかのんを探す桂馬たち。だが、もはやホールはかのんの失踪など何も知らないファンの熱気でいっぱい。その頃、会場のはずれで不安に押しつぶされそうになりながら佇む半透明なかのん。桂馬は間に合うのか!?
第8話『Coupling with with with with』
神にーさまのため自慢の料理を振舞うエルシィ、だけど桂馬にはいつも不評。今回も奇妙な“自走”する弁当を作り、こっぴどく怒られるはめに…。盛大にヘコんだエルシィだが、ちひろのアドバイスでリベンジを決意! いちごのショートケーキを作るため、彼女が取り出したのは、地獄の砂糖に色とりどりの卵。その中には…。
第9話『大きな壁の中と外』
ケーキを作れば大爆発。人間界の知識もてんでダメなエルシィに辟易した桂馬は、一般常識を勉強させようとエルシィを連れて舞島学園の図書館へ。カッコイイ図鑑を見つけてはしゃぐエルシィだが図書委員の少女、汐宮栞に駆け魂の気配を発見。とても大人しくて無口な栞。仲良くなるどころか、おしゃべりするのも一苦労で…。
第10話『あたしの中の……』
本なんか現代じゃもう必要ない、なんて桂馬の発言で、大人しい栞がついに怒った!? そのおかげでやっと栞の気持ちを聞けた桂馬だけど、今度はなんだか図書館が騒がしくて…? 今まで栞を現実から守ってくれていた“紙の砦”にある変化が起ころうとしていた。
第11話『おしまいの日』
図書館では、視聴覚ブース導入により蔵書の一部処分が決定。大好きな本が捨てられることに耐えられない栞は図書館に立てこもってしまう。栞の無言の抗議運動にも怯まず、本の処分作業を進めるべく図書館に侵入しようとする委員長たち。弱気になっていく栞の前に突如現れた桂馬は、栞を救いにやってきたのか、それとも…。
第12話(最終回)『神以上、人間未満』
いつも駆け魂狩りに追われているせいで、桂馬の部屋は未攻略のギャルゲでいっぱいに…。積みゲーを片付けるべく「落とし神モード」を発動! 数時間が経ち、心配するエルシィの忠告もきかずゲームを続けた桂馬だったが、ついに体力の限界か意識が遠のき始めてもう限界かと思われた時、彼の目に映ったのは…!?