蟲師 続章(第2期)

アニメ『蟲師 続章』
©漆原友紀/講談社・アニプレックス
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話数第1クール:全10話
特別編:全1話
第2クール:全10話
放送第1クール:2014年春
特別編:2014年夏
第2クール:2014年秋
制作アートランド
声優ギンコ:中野裕斗/声:土井美加

およそ遠しとされしもの──下等で奇怪、見慣れた動植物とはまるで違うとおぼしきモノ達。それら異形の一群を、ヒトは古くから畏れを含み、いつしか総じて“蟲”と呼んだ。時に蟲はヒトに妖しき現象をもたらし、そしてヒトは初めてその幽玄なる存在を知る。ヒトと蟲との世を繋ぐ者──それが“蟲師”。すべての生命は、他を脅かすために在るのではない。みな、ただそれぞれが、在るように在るだけ──。

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第1話『野末の宴(のずえのうたげ)』

地中深く流れる光──生命の素たる“光酒”。それが世の生命達に与える影響を知らずに扱った男がいた。他意なき故の危うさが何かを引き起こす前に、蟲師が追う。

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第2話『囀る貝(さえずるかい)』

貝殻に耳をあて、聞こえてきたのは──鳥の声。幾年も前の悲劇が癒えぬままの漁村で、妖しき“蟲”が凶兆を示す。異形のモノが告げる異変、ヒトにとってそれは──。

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第3話『雪の下(ゆきのした)』

その男の頭上には、常に雪が舞っている。凍える事も無く平然とする男を支配するものは、決して拭い去れない記憶──妹と共にした冬の想い出。

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第4話『夜を撫でる手(よるをなでるて)』

夜の山中、道具ひとつ使わずに狩りをする者があった。己の意のままに生命を摘み取り弄ぶ“それ”は──“ヒト”と“蟲”の境に在る、脆弱なる“モノ”。

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第5話『鏡が淵(かがみがふち)』

覗き込んだ水面に映ったのは誰、或いは何──。虚と実が溶け合う時、己で在り続ける術を悟り得るのは、この世に生を刻む己のみ。

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第6話『花惑い(はなまどい)』

枝先に溢れる無数の彩りは、ヒトを魅了する春の美景。それを欲して止まぬ者は、いつしか禁忌に歩み寄る。儚き花──咲き誇るは誰が為に。

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第7話『日照る雨(ひてるあめ)』

その女は、雨を告げながら旅をする。蒼天から注ぐ雫が呼び起こす女の過去──それは幾粒の涙でも償えぬ数奇な巡り合わせ。

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第8話『風巻立つ(しまきたつ)』

凪の海で帆を揺らす船。意のままに“蟲”を操り風を呼ぶ危うき少年は、己が為に往く──心に地平を見る為に。

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第9話『潮わく谷(うしおわくたに)』

雪の時節も青々と実りをたたえる里。眠りにつく事すら無く農事に精を出す男は、その脈動と共に何かを刻み続ける。家族が生きる地の為に、そして己の血が為に──。

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第10話『冬の底(ふゆのそこ)』

春の訪れを拒む山があった。降り止まぬ雪、冬眠から目覚めぬ生命達。それは山のヌシ自らの意思──死を待つが如く。

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特別編『棘のみち(おどろのみち)』

洞から闇が溢れたならば、ヒトと蟲との境は溶ける。やがて生命達は“死”を奪われ、理さえも崩れ去り──在り方を違えた世が開く。かの道に潜むは禍々しき異形、或いはヒトがヒトである故に宿した禁忌。

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第11話『草の茵(くさのしとね)』

それは何処であったか、何時であったか。白き髪と緑の目を持つ少年は、世と生命の“理”を──そして己が居るべき処を照らす光を知った。

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第12話『香る闇(かおるやみ)』

遠い記憶に残るのは、幾年も先に訪れるはずの春。かの匂いを知る者は、未だそれを知らぬ己のみ。この世が現でないならば、重ねた歳月は誰の為──。

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第13話『残り紅(のこりべに)』

昼でも夜でもない、不確かな刻──夕暮れ。地に長く延びたふたつの人影が重なる時、永く眠っていた闇が目を醒ます。

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第14話『隠り江(こもりえ)』

この世にはヒト知れぬ水路が在る。時にヒトは意識を任せ、望む相手への路を辿り──そして互いが、同時に想う。

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第15話『光の緒(ひかりのお)』

寄る辺なき少年の心が見上げる空は、求めども触れられぬ温もり。時にヒトは、五識を超えて感応する──生命達の眩き息吹に、己を包む輝きに。

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第16話『壷天の星(こてんのほし)』

輝きひとつ見えぬ夜空、しかし頭上にのみ散らばる幾多の星。独り、少女は見上げていた──異質な闇と懐かしき光を。

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第17話『水碧む(みずあおむ)』

水に誘われながら、そして自らも水を欲しながら──少年は脈動を刻む。胎内での記憶に呼ばれたかのように、しかし彷徨うように。

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第18話『雷の袂(いかずちのたもと)』

叶わぬ願い、通じぬ想い──やがてヒトは道標を探す。空を分かつ閃光でさえも照らせぬ、鈍く沈んだ闇の中に。

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第19話『泥の草(どろのくさ)』

“死した者は山へ帰る”──誰しもが沼に葬られる里で、奇妙な病が蔓延する。恐れを抱く人々は言う──“死が伝染った”のだと。

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第20話(最終回)『常の樹(とこしえのき)』

それは、ただ、其処に在った。悠久の刻を重ねるが侭に、見渡すが侭に。やがてヒトは想いを重ね、その歩みを共にする──未だ知らぬ日々へと。

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