第1話『それでも歌いたい』
歌が大好きな12才の少女、神山満月は病弱なため大きな声で歌えない。突然現れた死神コンビに余命一年を宣告されるが、ふとしたことから16才に変身する神術をかけてもらう。健康になった満月は夢だった歌手になるオーディションに参加。見事合格することとなる。歌手になること・・・それは大好きな英知くんとの約束でもあったのだ。
第2話『英知くんとの約束』
大好きな英知くんのために歌手になる・・・その満月の気持ちを知ったときタクトは満月を激しく叱責する。死神コンビねぎラーメンのタクトは歌手になりたい満月の真剣な気持ちに感動して力をかしたのであって、男のために歌手になりたいなど不純だというのだ。おまけに英知とは2年間も音信不通だという・・・
第3話『マネージャーさんが来た』
満月にマネージャーがつくことになった。さっそく、満月の保護者役でもある主治医の若王子先生のところに挨拶にくることになったが、12才のままでは会うことができない。タクトとめろこの神術を駆使してどうにかごまかそうとするが、そうそううまくいくはずもなく大騒ぎに・・・
第4話『詞(うた)にこめた想い』
満月のデビューが決定した。敏腕プロデューサー高須が起用され順風満帆で行くはずだったが高須の曲では自分の本当の気持ちを伝えられないと感じた満月は自分で作詞をすると宣言してしまう。タクト・若王子たちの力を借りながらどうにか作詞をやり遂げた満月に対し高須は言う「いいじゃないかこれで行こう!」
第5話『はじめてのお仕事』
初めての雑誌取材が決定した。必要以上に肩に力のはいった満月は何とか16才らしくふるまおうとするが、ことごとくからまわり・・・・落ち込む満月であったが、地元の女子高生とのふれあいを通じ、たとえ中身は12才であっても自然に自分らしくふるまうことが大事だと気付く・・・・
第6話『スタジオの長い日』
デビューに向けレコーディングにいそしむ満月に、重大事件発生!タクトが盗まれた!!タクトがいないと12才に戻れない。必死になってタクトを探すが七海という女の子が持ち去ったらしい。何とか返してもらおうとする満月であったが、ひとすじなわではいかない相手で・・・
第7話『フルムーン、デビュー!』
今日は初めてのイベント。ここちよい緊張感の中、着々と準備はすすむが、スタッフの一人が満月に対し「顔がいいからオーディションに受かった」と発言する。歌が評価されたんじゃない・・・?ビジュアルだけ・・・・?傷ついた満月、デビューイベントはどうなってしまうのか?
第8話『ヒットって本当?』
ついに発売されたフルムーンデビューシングル。大重から大ヒットだとの報告を受けた満月は学校もフルムーンの話題で持ちきりのはずと、意気込んで登校する。なんとか学校の友達から感想を聞き出そうとするが病気で欠席しがちのため、学校に今ひとつなじめていない満月はなかなか切り出せない・・
第9話『聞いてほしいのに』
実のお父さんのように自分を見守ってくれている若王子先生。そんな若王子先生にデビューシングルを渡そうとする満月であったが、若王子は頑として受け取ろうとしない。なんとか聞いてもらおうと若王子をおいかける満月であったが、めろこの暴走もあって大騒ぎに・・・
第10話『芸能界の掟!?』
テレビ番組に出演することになった満月であるが、不慣れなためドジばかりで大物歌手昆巻冬子を怒らせてしまう。何とか失敗を取り戻そうとするが、昆巻マネージャー、田所の画策により番組内で歌が歌えなくなるピンチに?!
第11話『危険なレンズ』
順調に芸能活動を行う満月であるが、一切のプロフィールを公表していない謎の存在であるがゆえ、悪質スクープカメラマンに目を付けられた。万一正体がばれたら、もう歌は歌えなくなる。それは同時に大好きな英知くんにも会えなくなることを意味する・・・必死に逃げる満月にカメラマンの魔の手が忍び寄る。
第12話『ねぎラーメンと聖者の石』
神山家のまわりにはられた謎の結界のため、タクトとめろこが満月の元に戻れなくなる。理由はお手伝いの田中さんが偶然親切にした老人が残した「聖者の石」らしい。タクトがいない満月は、フルムーンに変身できず大ピンチに。
第13話『ちっちゃなコンサート』
養護施設ヒイラギ園でのミニコンサートにやってきたフルムーン。偶然そこで出会った大樹と空という二人に、自分と英知の思い出をだぶらせた満月であるが、暖かい気持ちになったのもつかの間、大樹のいたずらによりコンサートを妨害されてしまう。いったいなぜ??
第14話『がんばれ!代理マネージャー』
大重が入院してしまったため、急遽代理マネージャー秋葉がフルムーン担当となる。この秋葉、やる気はまんまんだが、おっちょこちょいでやることなすこと失敗ばかり、とうとうプロデューサー高須まで怒らせてしまい・・・
第15話『ファースト・キス!?』
ビーチサイドイベントに出演することになった満月。宿舎に帰る途中不良にからまれているところを助けてくれた村上と意気投合するが満月が見ず知らずの男と仲良くなっているのがタクトはなぜかおもしろくない。ところがこの村上がとんでもないやつで・・・
第16話『ライバル登場!』
満月にCMオーディションの話が舞い込む。大好きな英知くんと少しでも早く再会するためとがぜん力が入る満月であるが、有力なライバルが登場する。それは新人オーディションで一緒になった若松円であるが、この円がくせもので・・・
第17話『すれ違う二人』
お互いのことを意識しだすタクトと満月。しかしタクトの人間だった頃の話を、満月が聞こうとしてしまったためタクトは怒って出ていってしまう。タクトがいないと変身できない満月であるが病気まで悪化してしまい・・・
第18話『走れ!オーディションへ!』
カメラテストを受けるため病院を抜け出した満月であるがいくら笛を吹いてもタクトは現れない。さらにめろこの妨害工作も重なって大ピンチ。
第19話『届かない歌声』
みんなに迷惑をかけた満月はどこにも帰れなくなってしまう。若王子先生、大重さん、おばあちゃん・・・ごめんなさい。思い悩んだ彼女は一つの決断を下す。
第20話『めろこ、ひとりぼっち』
満月をはさんで仲違いしてしまったねぎラーメン。お互いが意地をはってなかなか仲直りをしようとせず、めろこは満月の家を飛び出したまま戻ろうとしない。そこで満月が一計を案じ・・・
第21話『新たな思い』
何とか芸能界に復帰し、心機一転やり直すことを誓ったフルムーン。しかし、そんなフルムーンの前にまたも円が立ちはだかる。つぎつぎと円のいやがらせを受けるフルムーンであるが・・・
第22話『ワクワク!ソロライブ』
フルムーンの初めてのソロライブ実施が決定した。フルムーンの成長を信じる高須は満月自身によるセルフプロデュース形式のライブを提案。喜び勇んで企画を考える満月であるが・・・
第23話『お引っ越しパニック』
満月のことを気遣い大重さんが、神山家のそばに引っ越してきた。大重のペースに巻き込まれ、若王子・ねぎラーメンともども手伝いにかりだされる満月であるがその現場を田中さんが目撃したのでさぁ大変・・・
第24話『お父さんの歌』
フルムーンセカンドシングル発売が決定した。ソロライブに続き企画段階からの参加を促された満月は父親の残した曲をカバーすることを思いつく。しかし、またも円の策略が・・・曲だけでなくプロデューサー高須まで奪われてしまい大ピンチに。
第25話『若王子先生にお願い』
高須にプロデュースを頼めなくなった満月達は若王子に音楽業界への復帰とプロデュースを依頼することにする。なかなか承諾しない若王子であるが、業を煮やしたタクトが・・・
第26話『伝えたいもの・・・』
若王子を加え、スタッフとセカンドシングルについての企画会議を行う満月。その会議の席上、若王子は「歌を通じて人に何を伝えたいのかが大事だ。それは歌い手自身が答えをみつけなければいけない」と発言する。伝えたいもの・・・?満月は思わず答えに窮してしまう・・
第27話『絶対に負けない』
インチキ週刊誌に若王子との熱愛スキャンダルをかき立てられたフルムーン。ありもしないことをなぜ?・・・それはレコーディング対決前にフルムーンをつぶそうという若松円の策略であった。レコーディングは中止になってしまうのか?
第28話『満月って恋の達人?』
ひょんなことから学校の友達に英知くんのことがばれてしまった満月。しかもなりゆきで「恋愛の達人」に祭り上げられてしまう。そんな満月に真剣に恋の相談を持ちかける級友・久美であるが、満月に的確なアドバイスが出来るはずもなく・・・
第29話『新たな死神・いずみ&ジョナサン』
新しい死神、いずみ&ジョナサンが登場。ねぎラーメンの仕事ぶりをチェックしに来たらしい。万一満月に神術を使っていることを死神部長に報告されると大変なことになる・・・タクトとめろこは必死にごまかそうとするがこのいずみがくせもので・・・
第30話『英知くんを知る人』
現在はアメリカで暮らしている養護施設時代の満月の恩師、和美先生が帰国した。英知と音信不通になっているという話を聞いた和美は、「あたしが英知くんをさがしてあげる」と満月を励ます。ほんと?・・・英知くんに会える!張り切る満月は英知に伝えるメッセージを和美に託そうとするが・・・・
第31話『学園祭の秋なんです』
学園祭の特別ゲストとして大学にやってきたフルムーン。ライブのみの出演のはずがフルムーンのキスをかけたイベントにまで出演することに。おまけに怪しいファンにも追いかけ回され、絶対絶命の窮地に陥るフルムーン。そのときタクトは・・・
第32話『素顔の円』
グルメ番組のレポーターをしている円に偶然再会する満月。12才の満月がフルムーンだと知るよしもない円は、収録から逃げ出す口実に満月を自分の家に連れてかえる。円の歌への真剣な思いをしった満月は何とか考えるが・・・
第33話『忍びよる病魔』
修学旅行を楽しみにする満月であるが、突如病気が悪化してしまう。祖母によって病院に連れて行かれる満月であるが、フルムーンのプロデューサーになるために非常勤となった若王子は運悪く不在。別の医師から手術したほうがいいと聞かされた祖母は若王子先生を叱責する。
第34話『ブランコのおじさん』
通学の途中、真田という老人にあった満月。余命いくばくもないその老人は驚いたことに満月と同じように死神が見えると言うのだ。何とか真田の命を延ばす方法がないのかと思い悩む満月であるが、一方の真田も満月の命を延ばしてほしいとタクトに相談を持ちかける。
第35話『英知くんからのメール!?』
満月のもとにビックニュースが。なんと英知くんからのメールが届いたというのだ。英知くんに会える・・・・満月を大喜びさせたメールは、彼女の体にも影響を及ぼし病気の症状を劇的に好転させる。そんな時いずみ&ジョナサンがまたも現れ・・・
第36話『運命の新人賞』
満月がファンタジア音楽祭新人賞にノミネートされた。大重によると、日本にとどまらないワールドワイドな音楽祭らしい。しかも受賞した場合はアメリカに招待されると言うのだ。英知くんに会えるチャンスと張り切る満月だが、いずみの魔の手が・・・
第37話『満月(フルムーン)からの贈り物』
満月主催のクリスマスパーティーが大重のマンションで催されることになった。みんなに幸せなメリークリスマスをすごして欲しいと願う満月は、めろこにもタクトへのクリスマスプレゼントを用意するよう提案する。
第38話『おばあちゃんの過去』
若王子や大重の協力のもと、アメリカ行きをどうにか祖母に了承してもらおうとする満月。しかし、体の弱い満月を異国へ行かせる訳にはいかぬと祖母は強行に反対する。祖母と衝突して家を飛び出してしまった満月は、偶然祖母の意外な過去を知ることとなる。
第39話『太平洋を越えて』
どうにかアメリカへ出発することが出来た満月・ねぎラーメン・大重・若王子の面々。英知との再会に胸躍らせる満月は、幼き日の英知との幸せな日々に思いをはせるのであった。
第40話『盗まれたペンダント』
順調に英知の元へと向かう満月達。幸せな空気につつまれる一行に大トラブルが発生する。英知から貰ったペンダントが盗まれたというのだ。英知くんとの再会を目前にしてどうして・・・必死に探す満月とタクトであるが・・・
第41話『英知くんのいる街へ』
ようやく英知がいるという街に到着した一行。英知くんとの再会までもうすぐ・・・・満月は期待に胸を膨らませるが、英知くんの手がかりがなかなか見つけられず、過労から体調を崩してしまう。「英知くん、どこにいるの??」不安につつまれる満月であった・・・・
第42話『エターナル スノー』
死神としての使命感と満月への想いを整理できないまま、タクトは一同に先行して英知の家に向かう。先行したタクトに満月達が追いついた時、その口から意外な言葉が発せられる。「お前はここで帰れ!」タクト?いったいなぜ??
第43話『もう二度と歌わない・・・』
帰国した満月達一行を空港まで迎えに来た文月は、満月の治療のためにアメリカに行ったのではなかったのかと若王子と大重を激しく叱責する。文月は強引に満月と若王子達を引き離すが、いずみとジョナサンまで現れて・・・
第44話『共鳴する心』
突然のフルムーンの仕事のキャンセルを不審に思った円は偶然出会った大重の後を付け理由を探ろうとする。テレビ局から大重が向かったお屋敷に忍び込んだ円は、かつて芸能界に希望を失っていた自分を励ましてくれた少女―12才 満月―と出会うのであった。
第45話『いずみの誘惑』
満月にまたもいずみの魔の手が・・・言葉巧みに満月を誘い出すことに成功したいずみは、寿命の前に満月の魂を刈り取ろうとするが・・・
第46話『新月の夜に』
徐々に人間だった時の記憶をよみがえらせるタクト。歌う意味がないとつぶやく満月を復活させるため、幽霊になるかもしれない危険もかえりみず、タクトは歌手だった頃の自分と満月の両親の思い出を語るのであった。
第47話『生きる希望』
フルムーンとしてふたたび活動を再開させた満月。人間だったときの記憶を取り戻したタクトは、バンドメンバーであった若王子と満月を絶対に死なせないと決意を誓い合う。一方そのころめろこは、タクトを幽霊にしたくない一心でいずみのもとへ・・・・
第48話『フルムーンになれない!?』
人間だったころの記憶を取り戻したことにより、タクトは徐々に神術の力を失ってしまう。このままではフルムーンに変身できなくなる。満月とめろこはどうにかタクトを救う=幽霊化をくい止める方法をさがそうとするが・・・
第49話『満月の思い・めろこの思い』
タクトを救う方法は見つかった!?いずみによると、飲むと一切の過去の記憶を失う「忘れ草」をのませれば幽霊化をくいとめることが出来るかもしれないというのだ。しかし、それは霊界の奥深く、絶対に立ち入ることの許されない禁断の森にのみ咲くという・・・
第50話『どうしても言えない』
どうにか「忘れ草」を手に入れた満月とめろこ。しかしそれを飲ませることは同時に死神だったときの記憶をもなくしてしまうことを意味する。すべての思い出をなくしてしまう?「忘れ草」をタクトに飲ませることがタクトにとって本当に幸せなの?思い悩んだ末、満月のだした結論は・・・
第51話『運命の日』
フルムーンのラストコンサートの幕が切って落とされた。しかし、神術の力が弱まったタクトは満月を変身させることが出来ない。フルムーンは無事変身して満員の観客の声援に応えることが出来るのか・・・一方そのころ上空には不吉な黒い影が・・・・
第52話(最終回)『満月(フルムーン)をさがして』
不吉な影に飲み込まれたタクトとめろこ。コンサートを終え手術室に緊急搬送される満月。果たして3人の運命は・・・・