第1話『帰ってきたメイドさん』
リューガとの戦いを終え、再び美里家のメイドとして穏やかな生活に戻ったまほろさん。一方、リューガは緋立中学の理科教師として留まっており、「私も人間のように生きてみたい…」と本気でそう思い始めていた。そんなある日、まほろさんと優の前に、「あの…私をここに置いてほしいんです」という謎の少女が現れて…。
第2話『きょうからみなわ』
美里家に突如転がり込んできた謎の少女。彼女は、管理者から逃げてきた「サイボーグ370」と呼ばれるアンドロイドだった。まほろと優は彼女を受け入れ、まほろの妹「安藤みなわ」として優の通う緋立中学校に通わせることにする。彼女のことを信用できないスラッシュやリューガは、まほろさんに意見をするが…。
第3話『夢はおっきく』
ごきげんに謎の鼻歌を歌うまほろさん。実は、彼女はおっぱいを大きくできる機械「π deal α(パイ デェール アルファ)」を手に入れたのだ。その機械をまほろが使っていることを知った式条先生と、まほろのバトルが始まる。一方、管理者はみなわ回収のため、巨大人形兵器“エンケドランス”を投入してきて…。
第4話『探し物 見つけます』
緋立市立第四中学に危機が迫っていると判断したヴェスパー本部。そこで、人手不足のヴェスパーは引退したまほろさんに捜査を依頼。郡司副司令官の依頼を受け、校内捜索を秘密裏に行なうべくまほろさんが立てた方策とは、丸メガネに三つ編みをした「鈴木まほ子」という平凡な中学生として潜入することであった…。
第5話『あしたはかぜになる?』
クリスマスを控え、美里家ではまほろさんが本格的な準備を始めていた。ツリーはもちろんのこと、サンタさんのためにとアーモンドクッキーも用意。まほろさんに支度を任せてプレゼント交換会の買物に出かけた優とみなわは、その姿を凛たちに見られてしまう。一方、美里家では浜口がまほろさんにある質問をしていた…。
第6話『ヤレめでたやな』
晴れ着姿のまほろさんとみなわ。そして初詣のために凛、深雪、千鶴子や式条先生など、いつものメンバーも美里家に集まってきた。初詣中、浜口とみなわはみんなとはぐれてしまう。その清楚な晴れ着姿にまいりながらも、今がチャンスと告白を決意する浜口。とはいっても、浜口はなかなか思うようにいい出せず…。
第7話『おととい来やがれっ!』
町内の商店街で買物中、年に一度行われるという喧嘩売り買いお咎めなしの「緋立暗黒武闘祭り」が今夜行われることを聞かされたまほろさん。そこで優が祭りに出かけないよう引き止めるまほろさんだったが、結局、優は家を抜け出して祭りに出かけてしまう。優を引き戻しに行くまほろさんとみなわちゃんだったが…。
第8話『祖父と孫と』
大企業の会長である優の祖父が久方ぶりに優に会いにきた。家の隅々まで掃除を済ませ、準備万端で出迎えるまほろさん。だが、優の祖父である優一郎は、まほろさんとみなわちゃんの入浴を覗こうとしたり、式条先生のおっぱいにむしゃぶりついたり…と、まほろさんの想像を逸脱した人物だった。そんな優一郎の本心とは…。
第9話『愛より甘し ちょびっと苦し』
明日はバレンタインデー。「女の子が男の子にチョコレートを贈る日なのです。」とみなわに説明しながら、チョコ作りにいそしむまほろさん。でも、そのチョコは優に渡すのかとみなわに聞かれてあたふたするまほろさん。そしてバレンタインデー当日。学校も終わり、まほろさんが帰宅した優にチョコを渡そうとしたその時…。
第10話『わたしの好きなもの』
優たちのクラスも終業式を迎えていた。そこには、通知表に目を通してため息をつく川原に浜口、休み中の旅行のことなどを考えている凛や千鶴子、生徒たちとのしばしの別れに号泣する式条先生の姿があった。そして、勇気を振り絞りみなわを映画に誘った浜口だが、なんだか元気がない彼女から映画には行けないといわれ…。
第11話『願い、桜色』
春休みに入り、「緋立暗黒武闘祭り」の優勝賞品としてまほろさんに贈られた50万円分の温泉宿泊券で、優たちはみんな揃って小さな田舎町にある温泉へ旅行に出かけた。そして旅館での夜、まほろさんと優は露天風呂を貸し切りにして、久しぶりに一緒にお風呂に入る。ゆったりとした穏やかな時間を過ごす2人であったが…。
第12話『受胎告知』
宇宙進出の準備を着々と整える管理者は、ヴェスパーやセイントとの対決の準備を進めていた。その頃、迫りくる機能停止の日に怯えるまほろさんの前に現れたのは、フェルドランス。そして、暗殺やテロと世界的規模で行動を起こす管理者。優の祖父でヴェスパーの首領でもある優一郎は優のことを、まほろさんに託し…。
第13話『ユメノオワリ』
ヴェスパーは管理者の攻撃により大きなダメージを受けていた。単身、管理者のパーティに乗り込もうと身支度を整える優一郎は、昔の恋の思い出をスラッシュに語る。まほろさんと優は、追っ手から逃れて2人きりで遠い国へときていた。古い遺跡の町を彷徨い、森を歩き、夕暮れの海、「もっと美しいもの」を二人は見る…。
第14話(最終回)『ナジェーナ』
管理者は壊滅し、地球とセイントとの間には和解が成立した。地球から中学生が修学旅行にくるような平和な星である植民星“シルヴァプラナ”。そんな星にも裏の世界が存在した。今なお闇に蠢く管理者の残党を執拗に狩り出す刺客。傷つく度に生身の身体を機械に置き換え、管理者の残党を追い続ける男。その男とは…?