第1話『A good beginning makes a good ending.』
出版社・丸川書店のエメラルド編集部で、少女漫画編集者として働く小野寺律の上司は、「初恋の人」でもある編集長・高野政宗。高野に反発しながらも、新しく任された雑誌の進行係の仕事に四苦八苦する律だったが、そんな時、高野の友人でもある営業部の横澤隆史に……!?
第2話『One cannot love and be wise.』
クリスマス直前——などといったことは関係なく、毎年恒例の年末進行のため、慌ただしい日々を送るエメラルド編集部。ところが、仕事帰りに運悪く高野と横澤が一緒にいるところに遭遇してしまった律は、横澤から高野の誕生日を聞かされて……!?
第3話『Lingering love breeds mistake.』
「吉川千春」のペンネームで活躍する超売れっ子少女漫画家の吉野千秋の担当編集は、幼馴染みでもあるエメラルド編集部副編集長の羽鳥芳雪。原稿の締め切りに追われる吉野だったが、友人でありアシスタントチーフでもある柳瀬優は、ある一件以来お互いに気まずくなってしまったため、今回は不在で……!?
第4話『Delay in love is dangerous.』
仕事が一段落した超売れっ子少女漫画家の吉野千秋は、幼なじみ兼担当編集者、そして恋人でもある羽鳥芳雪と久しぶりに出掛ける約束をする。ところが当日、急な仕事が入ってしまった羽鳥から、約束をキャンセルされてしまった吉野。仕方なく一人で出かけるが、偶然街で見かけた羽鳥が女性と一緒にいて……!?
第5話『Follow love and it will flee thee, flee love and it will follow thee.』
年も明けて心機一転、清々しい気分で仕事を…している訳もない丸川書店エメラルド編集部。相変わらずの忙しさの中、新人編集者の小野寺律は担当漫画家がネームの直しを納得してくれず悪戦苦闘していた。そんな時、律の携帯にある人から連絡が入り……?
第6話『Love is without reason.』
親の経営する出版社・丸川書店に勤める編集者の井坂龍一郎は、作家を目指しているものの家の体裁が理由で就職したワガママお坊ちゃん。その先輩編集者兼世話係の朝比奈薫は、幼い頃訳あって井坂家に引き取られて以来、ずっと井坂の側にいるが…?丸川書店専務取締役の井坂とその有能な秘書・朝比奈の過去と現在を描いた「純情ミステイク」が登場!
第7話『Actions speak louder than words.』
年に一度、作家や関係者を呼んで行われる新年会の日。律は母親からの電話で、幼馴染みの杏を仕事のあとに迎えに行くよう命じられ、困り果てていた。その上、初めて経験する新年会の会場で高野に作家を紹介されたあと、営業代表で来ていた横澤と遭遇してしまい…!?
第8話『Love and envy make a man pine.』
丸川書店エメラルド編集部の編集者・木佐翔太の恋人は、年下で美大生の雪名皇。だけど幸せなはずだというのに、仕事を優先する自分に雪名が不満のひとつも言わないことに、木佐は不安を感じていた。このままじゃダメだと思い、ようやく時間を作って雪名と会う約束をした木佐だが…?
第9話『Love is blind.』
雪名のバイト先で見てしまった光景にショックを受けた木佐は、その日から仕事に集中できずにいた。別れを告げられて傷つく前に自分から消えてしまおうと、木佐は雪名との関係をフェードアウトさせようとする。そんな時、雪名が「会いたい」と木佐に電話をかけてきて…?
第10話『Love goes never without fear.』
「お前、10年前、本当に俺のこと好きだったの?」――高野から突然聞かれた言葉に動揺する律。高野に対する想いを自覚し、後悔する前にちゃんと今の気持ちを伝えた方が良いのかと迷っていたある日、高野が珍しく風邪をひき、仕事を休んでしまう。様子を見に高野の部屋へと向かった律だったが…?
第11話『Love makes the world go round.』
営業部の横澤隆史への反発から、思わず高野のことを「大嫌い」と言ってしまった律は、それをタイミング悪く高野本人に聞かれ動揺する。高野を再び好きになりつつある自分を自覚した矢先の出来事──。一方、その一件をきっかけに高野は横澤との関係に、ある結論を出すが…!?
第12話(最終回)『Love is a bitter-sweet.』
通勤途中、高野がふと思い出したのは、律と接するきっかけとなった過去の出来事──。高校時代、高野は放課後の図書室で時間をつぶすのが日課だった。自分と同じ本を借り、いつも陰から見つめている存在には気づいていたが…? 高野視点で語られる初恋ストーリーが登場!