第1話『兄と妹のヨコシマな日常』
高梨修輔は、年ごろの妹をエッチな目で見てしまう、ちょっと危ない少年。そして妹の奈緒は、修輔のことが大好きで、自分のことをヨコシマな目で見るお兄ちゃんに”ホンホン”してしまうという、とても危ない女の子。表面上はごく普通の妹として振る舞いながら、わざとパンツを見せたり抱きついたりして修輔を誘惑し、彼がドギマギする様子を楽しんでいた。ある日、掃除するという名目で修輔の部屋に入って彼が隠しているエロ本をチェックしていた奈緒は、そこで思わぬモノを発見してしまう。
第2話『ツインテール、兄妹を襲撃』
奈緒と修輔は血の繋がらない兄妹だった。しかし奈緒は「だったらお兄ちゃんのことが好きでも問題なし!」とポジティブに受け止めていた。その翌日、奈緒のクラスに土浦彩葉という美少女が転校してきた。すっかり彼女と打ち解けた奈緒が彩葉と一緒にお昼ご飯を食べていると、そこに帰りが遅くなるからといって鍵を届けに修輔が現れる。するとどういうわけか彩葉は、修輔とは初対面のはずなのに、彼に熱い視線を注ぐのだった。
第3話『ライバル出現! 兄妹大ピンチ!』
彩葉は修輔とは幼なじみで、修輔のHな秘密を全て把握している女の子だった。修輔と付き合おうと画策している彩葉から半ば脅迫ぎみにデートの誘いを受けた修輔は、暗い気分で出かけていく。一方、奈緒は修輔の様子がおかしいことに気づき、密かに修輔を尾行。彩葉とのデートにのぞむ修輔をストーキングする。そんなこととは知らぬ修輔は、大胆な彩葉に振り回されっぱなし。水着試着の手伝いをお願いされたり、別れ際にはさらにエッチなことも辞さないと誘惑される。ところが、2人の雲行きをうかがっていた奈緒はここで、意外な行動を起こすのだった。
第4話『妹が水着にきがえたら』
うだるような暑さが続くため、兄に海水浴に連れて行って欲しいとねだる奈緒。彩葉とのデートを知っているかのようなそぶりを見せる妹に恐怖した修輔は、卑屈な態度で母親から借金して海水浴へと出かける。ところが海水浴場には、春華と尋乃を誘った彩葉が待ち構えていた。妹VS幼なじみの突然の対決に、緊張を隠せない修輔。小さいバストを密着させて修輔を刺激する彩葉に対し、奈緒が反撃を開始する!
第5話『ミスターX兄襲!』
深夜にコンビニでエロ本を購入した修輔は、帰りがけに謎の人物と激突してしまった。相手に謝っていそいそと自室へ戻った修輔は、袋を開けて愕然とする。なんと中身がBL本になっていたのだ。修輔は怒りに任せてBL本を八つ裂きにする。一方謎の人物も、楽しみにしていたBL本がエロ本になっていたことに怒りを感じていた。翌朝、修輔のゲタ箱にミスターXを名乗る人物から、本の交換を催促する脅迫状が届く。すでにBL本を引き裂いてしまっていた修輔は激しく動揺。逃亡のすえ委員長の繭佳とぶつかり、黒ストッキングごしのパンツに思わず萌えてしまう。
第6話『兄、黒パンストの悪夢を見る』
ミスターXの正体が、繭佳と知った修輔。だが繭佳の黒パンストで新たなフェチズムに目覚めた修輔は、パンチライベントを期待するあまり彼女のペットとなってしまう。寝ても覚めても、黒パンストごしに透けるパンツにご執心の修輔。こんな修輔の挙動と繭佳との関係に、危機感を覚えた奈緒と彩葉は行動を開始。朝寝坊する修輔のベッドに黒パンストを履いてもぐりこみ、過激なスキンシップをするのだが…。
第7話『兄(おとこ)たちのAKIBA』
ある休日の朝、コソコソとAGE探検隊メンバーとともに、Hなネタを仕入れに秋葉原へと出かけた修輔。そんな修輔の様子を不審に思った奈緒と彩葉は、追跡を開始。繭佳によって、すっかり黒パンスト属性を開発された修輔の姿を見る。一方、エロ属性の違いにより、AGE探検隊メンバー内には亀裂が走ってしまう…。
第8話『兄のトップをねらえっ!』
繭佳のパシリを続けていた修輔は、勉強不足のため赤点を取ってしまった。見かねた繭佳は修輔の自宅で勉強を手伝うのだが、当然黙って見過ごす訳にはいかない奈緒、彩葉はその場に同席し、3人のしたたかなバトルが水面下で繰り広げられるが、彩葉の提案を受けて一同はプールへ行くことに。
第9話『夏だ!祭りだ!兄妹のM:I:V』
浴衣姿の奈緒から夏祭りに連れて行ってほしいと頼まれた修輔。浴衣のため下着を身につけていないことを密かにアピールする奈緒にすっかり乗せられた修輔だったが、金欠だったため、母親に土下座をして何とか軍資金を用意する。いざ夏祭りに向かおうとした2人だが、玄関先には浴衣姿の彩葉が待ち構えていた。一方、AGEメンバーもある目的のもと夏祭り会場に集結する。
第10話『兄は世界を救う』
深夜、コンビニ帰りの修輔は際どい衣装の女性と遭遇する。翌朝、そのことをAGE探検隊の仲間に報告した修輔は、校内でその女性を目撃する。彼女は”プリンセス・レイヤー”の名で有名な美人コスプレイヤー、谷田貝蘭であった。放課後、蘭から屋上に呼び出された修輔たちは、自分たちが世界を救う救世主候補だと聞かされる。蘭の言葉を鵜呑みにした修輔たちは、さらなるエロスの世界に踏み込むべく、蘭の誘いに乗ってしまう。そんな修輔たちの様子を、奈緒は密かに観察していた。
第11話『世界の中心で兄を叫ぶ』
妄想癖の強い美人コスプレイヤーの蘭に見込まれた修輔は、2日後に迫った救世主デビューの日を目指して、言葉使いや立ち居振る舞いの練習にいそしんでいた。一方、蘭と双子の姉である凛は、とある理由から奈緒の唇を気に入り、兄をストーキングしている事を知られたくなければ、昼食に付き合ってと誘い出す。そんな凛から逃れるべく、奈緒は彩葉に協力を求めるのだが…。
第12話(最終回)『お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!』
両親が出かけてしまい、明日の朝まで兄妹2人っきりで過ごすことになった修輔と奈緒。千載一遇のチャンスに胸を躍らせる奈緒は、夕飯の支度を始めた修輔に対し、メイド姿でアピールを開始する。そんな折、修輔の不注意でボウルが引っくり返ってしまい、2人はマヨネーズまみれになってしまう。ひとまずシャワーで洗い流すことにしたのだが、背中のファスナーを下ろしてと奈緒にお願いされた修輔は、緊張のあまり手の震えを抑えることができず…。
第13話(OVA)『妹より愛をこめて 「兄の性態観察」』
辛いこともありました。悲しいこともありました。でも私たちにとってはどれも、一緒に過ごした楽しい想い出です! と、奈緒が観察し続けた兄の「性態」を一挙公開!!日々悶々と過ごす彩葉、繭佳、AGEの痴態もアリ!?これから語ることは決して人に話してはいけません……。もし口外したりすれば、あなたの身にどんな災いが降りかかることか……。ええ、それはある暑い夏の夜、一冊の日記帳書かれた内容を目にしたことから始まったのです。そこには、兄を慕う妹の、禁断の想いがつづられておりました……。ある時は迷子を案内するという善行を為しながら、誤解と偏見によって石を投げられた兄の不幸に萌え、またある時は電車内ですらエロを求めてやまない兄の奇行に萌え……と。ああ、こうして口に出すことすらはばかれる赤裸々な性態で、その日誌は埋め尽くされていたのです。