第1話『闇を払う光』
煉獄より復活を果たしたメリオダス。〈七つの大罪〉の活躍により〈十戒〉のグレイロードとフラウドリンが討たれ、リオネス王国は守られたが、世界は依然として〈十戒〉の脅威にさらされていた。人々の心は荒んでいき、魔神たちの支配に抗うこともできない。そんな中、決死の覚悟で武器を手に立ち上がる村人たちの元に現れた〈七つの大罪〉。ブリタニア解放を賭けた反撃が、今まさに始まろうとしていた。
第2話『聖戦の記憶』
〈十戒〉の脅威から逃れるため、妖精王の森へと避難していたキングとディアンヌ。花びらが舞い散る大樹の広場で妖精たちとの束の間の戯れを楽しむ中、2人はいつの間にか意識を失ってしまう・・・。そして、目を覚ました2人の目の前に立ち塞がるのは〈十戒〉「安息」のグロキシニアと「忍耐」のドロール!死を覚悟して戦いを挑む2人であったが、桁違いの力の差に手も足も出ない。傷付き、倒れ、まさに最期の瞬間を覚悟したその時、2人が〈十戒〉から耳にしたのは意外な言葉だった。
第3話『光あれ』
〈十戒〉から課せられた試練により、三千年前のブリタニアでグロキシニアとドロールの姿となって目覚めたキングとディアンヌ。そこで出会ったのはメリオダスと――女神族の姿をしたエリザベスだった! メリオダスは、人間の集落を襲っている魔神族と戦っていた。キングとディアンヌも協力して古の〈十戒〉カルマディオスと戦い、見事勝利を収める。しかし試練はまだ終わらない。そこでは女神族、巨人族、妖精族の連合〈光の聖痕(スティグマ)〉と魔神族が血で血を洗う戦いを繰り広げていた…!
第4話『〈十戒〉vs.〈四大天使〉』
魔神族を根絶やしにせんとする〈四大天使〉のリュドシエルと、全ての種族の共存を望むエリザベス。2人の思いが交錯する中、ついに〈十戒〉率いる魔神族と〈光の聖痕(スティグマ)〉の全面戦争が始まろうとしていた。〈四大天使〉のサリエルとタルミエルを相手に魔神族の軍隊は壊滅的な状況に追い込まれ、〈十戒〉のデリエリやモンスピートたちは苦戦を強いられる。しかし追いつめられたデリエリとモンスピートは、限られた者にしか許されない禁忌の術を解放する――!
第5話『感情メイルシュトローム』
〈光の聖痕(スティグマ)〉と魔神族の戦いが熾烈を極める中、禁忌の術で最悪の化け物「インデュラ」となったデリエリとモンスピート。その2人の前に立ちはだかったのは、なんとエリザベスだった! エリザベスはリュドシエルの反対を振り切って2人を助けると宣言し、インデュラの闇の力を打ち消そうと必死で立ち向かう。そんなエリザベスの姿を目の当たりにしたサリエルとタルミエルは、リュドシエルの命令ではなく自らの意志で動くことを決意する――。
第6話『それをボクらは愛と呼ぶ』
破壊獣インデュラと化したデリエリとモンスピートの救出に成功したエリザベス。一方、ゴウセルの策略によって魔界の牢獄の門が完成し、そこからもう1人のゴウセルが現れる。彼はディアンヌに自身の命を懸けた計画を話し、とある”お願い”をする。そんな中キングは、人間が〈光の聖痕(スティグマ)〉相手に反乱を起こしていると知り、ゲラードの元へと急ぐ。しかし彼が辿り着いた先にいたのは――!?
第7話『いざ 大罪集結へ!!』
血まみれのゲラードを目撃するも、怒りの攻撃を寸でのところでこらえたキングは、無事三千年前のブリタニアから帰還する。一方、ディアンヌと2人のゴウセルは、聖戦の真っ只中でメリオダスの弟ゼルドリスに出会っていた。ゼルドリスはゴウセルに牢獄へ戻れと命じたが、ゴウセルがそれを拒否し戦いに発展。ディアンヌは2人のゴウセルを逃がし、1人ゼルドリスと対峙する。2人の戦いは激しさを増し――!? ディアンヌは、無事元の世界へと戻ることができるのか――!
第8話『人形は愛を乞う』
キングに続きようやく現代へと戻ってきたディアンヌ。試練も終わり、〈七つの大罪〉は再び集結したかに思えたが、今度はバルトラが差し出した「魔法の心臓」を見たゴウセルが逃走。メリオダスたちはゴウセルを追ってリオネス王国の街へと向かうこととなった。その最中、魔法の心臓によって感情を持っていたゴウセルが感情をなくした経緯が明かされる! 何かを思い出しかけた逃走中のゴウセルは、その発生した”ノイズ”を消去しようとするが――
第9話『呪われし恋人たち』
ディアンヌとマーリンの説得によってゴウセルは感情を取り戻し、〈七つの大罪〉は再集結。〈豚の帽子〉亭ではエリザベス、ディアンヌ、エレインが、リオネスの酒場ではキング、ゴウセル、エスカノールが語らっていた。その夜、エリザベスはディアンヌから聞いた「昔の団長と、キミに瓜二つのエリザベスに出会った」という話が頭から離れずにいた。そしてそれについてはぐらかすメリオダスの意思とは裏腹に、エリザベスはどんどんと核心に迫っていく。
第10話『それが僕らの生きる道』
ゼルドリスの力に触れたことで自身とメリオダスの真実を知り、記憶が戻り始めたエリザベスは意識を失ってしまう。メリオダスは「エリザベスの記憶がすべて戻れば、エリザベスは三日で死ぬ」と〈七つの大罪〉たちに真実を告げた。それは、三千年前の聖戦の最中、魔神族メリオダスと女神族エリザベスが魔神王と最高神によって受けた罰。永遠の生と永劫の輪廻によって繰り返されてきた2人の物語は、あまりにも辛いものだった…。
第11話『怨念たちは眠らない』
魔神王と最高神にかけられた呪いの真実を知らされた一行。しかし彼らはメリオダスの意思で今までどおり目的を果たすべく、キャメロットを守る次元のひずみを解除するためコランドへと向かった。しかしコランドにつくやいなや、メリオダスは突如現れたメラスキュラによって「暗澹の繭(あんたんのまゆ)」に包まれ連れ去られてしまう。残された一行は、囚われたメリオダスの力で強化された死霊たちに苦戦を強いられる。
第12話『愛は乙女の力』
メラスキュラによって暗澹の繭(あんたんのまゆ)に囚われてしまったメリオダスと、怨霊に憑かれ操られているディアンヌ。自らを犠牲にしたヘルブラム、そしてエレイン、覚醒したエリザベスの力によってディアンヌはようやく怨霊から解放されたが、今度はメラスキュラが大蛇へと変貌して一行を襲う。さらには、脱出不可能と思われた暗澹の繭を破り、凄まじい邪悪な波動とともに漆黒の翼を広げる「殲滅状態」のメリオダスが我を失い姿を現して――!?
第13話『最強 vs. 最凶』
暗澹の繭から脱出するため魔神の力を解放したメリオダスは、かつての〈十戒〉統率者時代へと戻ってしまった。エスカノールが対処しようとするも、メリオダスの剣に体を貫かれてしまう。苦戦を強いられるエスカノールだが、正午になり力が頂点に達したことでついにメリオダスを無力化することに成功する。マーリンはメリオダスの暴走を止めるため、エリザベスとメリオダスをパーフェクトキューブに閉じ込める。苦しい状況に置かれる一行だが、民を救うためキャメロットへと向かうのであった。
第14話『新たなる脅威』
〈七つの大罪〉一行がキャメロットへ向かう中、ゼルドリスは魔神王より「メリオダスを奪還せよ」「〈七つの大罪〉を皆殺しにせよ」との命を受けていた。ゼルドリスが〈十戒〉に招集をかけるが、駆けつける者は誰一人いない。コンタクトがあったグロキシニアとドロールは、「もう命令には従わない」という。だがゼルドリスのもとに、新たな魔神族・キューザックとチャンドラーが現れる。2人はそれぞれ、メリオダスとゼルドリスの師匠だった男で――。
第15話『団長へ』
魔神王の命でメリオダス奪還へと向けて動き出したゼルドリス。そこに現れたのは、ゼルドリスの師・キューザックと、メリオダスの師・チャンドラーだった。チャンドラーは〈豚の帽子〉亭へと向かい、〈七つの大罪〉へと襲い掛かる。キングとゴウセルは渾身の合技を繰り出すが、チャンドラーは軽傷を負っただけだった。その後も必死で応戦し、一度は勝利したと思われたが…チャンドラーは悪魔のような姿へと変貌を遂げて再び立ち上がり――!?
第16話『〈七つの大罪〉終結』
一度は倒したと思われたチャンドラーは、悪魔のような姿に変貌し復活。〈七つの大罪〉は、再び絶体絶命の窮地へと追い込まれた。しかしそこに、グロキシニアとドロールが駆けつける。2人は自らを犠牲にする覚悟でチャンドラーと対峙し、消耗しきった〈七つの大罪〉一行を逃がす。だが一同が受けたダメージは、心身ともに甚大なものだった。さらに意識を失っているメリオダスが発する瘴気は刻一刻と強くなっていき…。
第17話『ボクたちの選択』
〈十戒〉統率者として目覚めたメリオダスは〈七つの大罪〉解散を告げ、エリザベスを連れてゼルドリスの元へと去ってしまった。それは、彼自身が魔神王となりエリザベスを救うためだという。残された〈七つの大罪〉一行は、去り際にメリオダスが放った一言でホークが煉獄と繋がっているという衝撃の事実を知る。魔神王は、ホークの目を通してずっとメリオダス達を監視していたのだ。それを知ったバンは、メリオダスの感情を取り戻すため、1人煉獄へと向かった。
第18話『聖者の行進』
魔神王になるためゼルドリスとエスタロッサに戒禁の回収を命じるメリオダス。一方エリザベスは、メリオダスが魔神王になるのを阻止するべく城から脱出する。メリオダスの命で〈七つの大罪〉の元へと向かったゼルドリスは、マーリンの姿を見て、彼女こそ魔神王と最高神の祝福を受けし娘だと知る。『無限』の魔力を持つ奇跡の天才児として生まれたマーリンは、かつてその力を手中に収めたい魔神王と最高神からあらゆる知識と加護を受けていたのだった…。
第19話『聖戦協定』
メリオダスが魔神王になるのを阻止するため、エリザベスはキャメロット城から脱出。逃げ出したエリザベスを探すメリオダスを見て、チャンドラーは「エリザベスを始末できる絶好のチャンス」と、自身の分身を作り彼女を見つけて殺せと命じる。エリザベスはチャンドラーの分身に見つかって襲われるも、ディアンヌの助けでどうにか〈七つの大罪〉たちとの合流を果たす。仲間に事情を話したエリザベスは、自らの命と引き換えようともメリオダスを助けることを宣言する。
第20話『希望の子』
リオネスに帰還したエリザベスと〈七つの大罪〉は、メリオダスの戒禁集めを阻止するため、リュドシエル率いる〈光の聖痕(スティグマ)〉と盟約の光を交わす。聖騎士たちは聖戦に向けて湧きあがり、アーサーは聖剣エクスカリバーを手に入れるため1人キャメロット城へと向かっていた。そんな中、壊れたゴウセルを直すマーリンに、ゴウセルはとある”お願い”をする。その願いとはいったい?そしてアーサーは、エクスカリバーを無事手にすることができるのか?
第21話『聖戦の幕開け』
キャメロット城に潜入したアーサーの前に立ちはだかったのは、ゼルドリスたちと…なんとメリオダス!聖剣を手にしたアーサーは彼らに戦いを挑む。初めは圧倒しているかのように見えたアーサーだが…聖剣の強大な力に耐えきれず、体がズタズタになってしまう―。もうだめかと思われたその時、突如現れたマーリンによってアーサーは〈豚の帽子〉亭へと離脱することに成功する。しかしこの時すでに、アーサーはキューザックの術中にあって――!?
第22話『戦禍のブリタニア』
〈豚の帽子〉亭に逃げ延びたアーサー。しかしキューザックの術により、アーサーはマーリンの目の前で自らを貫き絶命した。悲しみにくれるマーリン達だが、それを乗り越え魔神族との戦いを決意する。三千年の時を経て、ついに聖戦の火ぶたが切って落とされた。リュドシエルの「祝福の息吹(ブレス・オブ・ブレス)」によって強化された聖騎士たちに〈七つの大罪〉も加勢し、戦いは激しさを増していく。しかしリュドシエルのその力は「ペテンの光」と呼ばれる恐ろしいものだった。聖騎士たちを本当に守っていたのは――
第23話『闇に歪む者』
ブリタニア全土で繰り広げられる、〈光の聖痕(スティグマ)〉と魔神族による聖戦。そんな中、戒禁を奪いにきたエスタロッサからデリエリを守るため、モンスピートは自らの命を犠牲にデリエリを逃がす。残されたデリエリはエリザベスの魔力を辿って彼女の元へ向かうが、デリエリを追ってきたエスタロッサは再び彼女の戒禁を狙う。戒禁集めを阻止するため、そして仲間を守るため、エリザベスはエスタロッサに立ち向かう――!
第24話(最終回)『暴走する愛』
エスタロッサはモンスピートの戒禁を取り込み、エリザベスへの思いを語り始める。エリザベスを好きであること。なのにエリザベスの視線の先にはメリオダスしかいなかったこと…。しかし取り込んだ3つの戒禁の拒絶反応で理性を失い、ドロドロとした闇へと変貌。応戦するも歯が立たず、エリザベスはエスタロッサに連れ去られてしまった。一行はエリザベスを、そして暗黒領域の主となってしまったメリオダスを奪還すべく一致団結し、エスタロッサとの最終決戦に挑む――!