第1話『やっ、そんなに広げないで下さい…』
初めて出来た彼女は……ちょっぴり、不思議なひとでした――ごく平凡な男子高校生・篠崎遥は、同じクラスの美少女・香坂秋穂に告白し、晴れて恋人関係になる。だが、そんな彼女の第一声は――「とりあえず四十八手を暗記してきますね」。誰よりも性的な知識に対する意欲が旺盛な『しょびっち』こと秋穂!溢れる性のワードに、アダルティな趣向。そこへ遥の幼馴染である有山雫のちょっかいも加わって、遥のエキサイトな日常が加速していく!
第2話『「そのまま出して!」…って言えばいいの?』
「照れなくても、素直にカナのこと好きって言えばいいよ?」遥の妹・篠崎奏多は兄のことが大好きな、いわゆるブラコン。そんな兄に彼女が出来たと知って、激しく動揺する奏多。秋穂に対して、大好きな兄を取られまいと必死に張り合い始める。そんな中、成績優秀、スポーツ万能の秋穂に意外な弱点が見つかる。それは料理が苦手だということ。料理上手な雫の家で、お料理教室が開かれることになるが……。
第3話『んっ、二本同時は初めて…です。』
「篠崎さんは、人妻でもいけるのですね」秋穂の家にて、両親の冬実・夏雄と会うことになった遥。貞淑な雰囲気を持つ冬実に出迎えられるも、その口から次々と飛び出すエキサイトなワードに思わず面食らってしまう。秋穂の性に対する勉強熱心さは、母親譲りのものであった。両親公認のもと、遥は秋穂とデートを行い、一緒に花見に行く約束も取り付ける。全てが順調かと思われた矢先、秋穂が突然体調を崩してしまい――。
第4話『こ、こんな風になるんですのね…。』
「趣味は、毛だらけの男性と戯れる事です」遥たちのクラスに、転入生の西城梨奈がやってくる。梨奈は資産家の令嬢だけが通う名門校から来た、生粋のお嬢様だった。初めての共学に、殿方と友達になってみたいと話す梨奈。遥と秋穂が友人作りを手伝うも、その天然的な発言に振り回されていく。それでも梨奈と友達になった秋穂は、遥を含めて一緒に動物園へ行くことに。
第5話『破れてたって…どうしよう!?』
「しゃべらずとも恋人の気持ちを悟れるのが、優れた彼女と聞きました」雫、奏多に加えて梨奈も現れたことで、さらに賑やかさを増す遥たちの学園生活。そんな中、今日も今日とて勤勉(?)に遥の彼女を務める秋穂は、さらなる『彼女力』を獲得するため、とある提案を行ってくる。それは、言葉を交さずに彼氏である遙の気持ちを読み取る、といったものだった。時に献身的に、時にエキサイトに、秋穂の遥への奉仕が始まる。
第6話『ほ、他の人には見せないでね?』
「僕でよければ、すぐにでも用意するよ……穴を」遥たちの同級生に、女生徒にモテモテの美男子・星川聖夜がいた。しかし、そんな彼にも悩みはあった。それは女性人気が原因で、同性の友人に恵まれないこと。遥が友達になると申し出ると、大いに喜ぶ聖夜。だが、その息荒く興奮する様子に、友人以上の好意を感じ、危機感を抱く秋穂。そんな二人が、ソフトボールの大会に向け、二人きりの秘密特訓を始めてしまう……。
第7話『もう…何も考えられない…』
「野外活動の心得 1.首輪選びが重要 2.犬語以外喋ったらおしおき」学校行事で一泊二日の林間学校へ行くことになった遥たち。自然溢れる山で、登山や夕食づくりなどを行っていく。初めての野外活動&秋穂たちへのツッコミで、いつも以上に大忙しの遥。さらに、夜には『肝試し大会』まで開かれてしまう。そんな中、遥は秋穂と特別な思い出を作るため、少しだけ勇気を出して『とある行動』を取るのであった。
第8話『そ、そこまでしていいなんて言ってないっ!』
「この下半身ご乱心男~~~~ッ!」クラス委員長の五十嵐沙織は、学内の風紀が乱れつつあることに頭を抱えていた。不純な行為を取り締まるべく、校内を見回っていたところ、遥と奏多を見かける。遥が奏多に不謹慎な行為を行っていると勘違いした五十嵐は、彼を目の敵にし始めるのだった。そんな遥は、昼休みに秋穂を食事に誘う。だが、その時の彼は気づいていなかった。秋穂がノーパンであることに……。
第9話『いきなりはダメって言ったのにぃぃ!!』
「今日……うち、パパとママもいないんだ……」秋穂とのデートが急遽キャンセルとなり、雫と遊ぶことになった遥。いつもの通り遥に対して過激なスキンシップ(セクハラ)を行う雫だったが、遊び終わりに、意を決して遥を両親のいない家に誘う。そして、なんとそれを了承してしまう遥であった。一方、秋穂はデートの謝罪を兼ねて、遥に特製の手製弁当を振る舞おうと決意するのだが……。
第10話(最終回)『もう、我慢でき、ませんっ!』
「……好き、ですっ……」テスト前になかなか勉強のはかどらない遥。秋穂に勉強を見てもらうも、違う勉強へとすぐさま脱線してしまう。そこを奏多に誘われ、仕方なく兄妹で一緒に勉強することになる。そんな中、授業で校内の写生を行うことになった遥たち。ふとしたキッカケで、秋穂をモデルにすることになる遥。秋穂の顔をじっと見つめる中で、遥は改めて秋穂への想いを再確認し……。