第1話『これからが彼女たちのはじまり』
芸能事務所『765プロダクション』では、トップアイドルを目指す駆け出しアイドル12人と新人プロデューサー1人が毎日レッスンや地道な営業活動を行っている。そんな765プロに密着取材のカメラが入ることになった。輝くアイドルたちの姿を撮影するはずだったが、個性豊かな彼女たちの取材は一筋縄ではいかず…!?
第2話『“準備”をはじめた少女たち』
なかなかオーディションに受からない765プロのアイドルたち。どうやらプロフィールに貼られた自然体すぎるコンポジットに問題があったようで…。さっそく写真を撮り直すことになった一同だが、「とにかく目立つことが大事!」と語る伊織の提案で、伊織ややよいたちの4人は、みんなに内緒である作戦を立てることに…。
第3話『すべては一歩の勇気から』
765プロのアイドルたちが夏祭りイベントでのミニライブに出演することが決定! 久々の全員参加での仕事、しかもステージで歌えるとあってアイドルたちは大はしゃぎ。会場の村へと向かう一行だが、着いたところは山奥のローカルな感じの村。迎えに現れた青年団の男たちを見て、男性が苦手な雪歩はさらに凍りついて…。
第4話『自分を変えるということ』
お料理番組『ゲロゲロキッチン』に出演することになった春香、千早、響、貴音の4人。それぞれの個性を光らせてアイドルたちが番組を盛り上げる中、千早だけが番組のバラエティ的なノリについていけずにいた。その上、番組の構成が変わって歌のコーナーが無くなったことを知り、千早はますます表情を曇らせてしまい…。
第5話『みんなとすごす夏休み』
エアコンが壊れて蒸し風呂状態となった事務所を抜け出し、慰安旅行に出かける765プロの面々。暑い夏の慰安旅行といえば行き先はもちろん海。水着に着替えて浜辺で思いっきりはしゃぐアイドルたちと、それを見守るプロデューサーたち。夏を満喫する一同だが、アイドルみんなの夏休みは、もうすぐ終わろうとしていた…。
第6話『先に進むという選択』
律子プロデュースによる新ユニット『竜宮小町』が鮮烈デビューし、メンバーの伊織、亜美、あずさは休む暇もないほど大忙し。それに比べ、他のアイドルたちの予定は相変わらず真っ白。そんな状況に焦りをおぼえたプロデューサーは、彼女たちに仕事をたくさん取ってくると約束するが、その意気込みが空回りをしはじめて…。
第7話『大好きなもの、大切なもの』
やよいの家で夕飯をご馳走してもらうことになった伊織と響。大家族の長女であるやよいは、仕事で帰りの遅い両親の代わりに、毎日食事の支度や弟たちの世話をしているのだという。スーパーのモヤシ特売をくぐり抜けながら、やよいの家を訪れる2人だったが、そこで元気いっぱいのやよいの兄弟たちの出迎えを受けて…。
第8話『しあわせへの回り道』
教会で結婚雑誌のモデルをすることになったあずさ、美希、真。三者三様のウェディング姿で、ドレスのよく似合うあずさは嬉しそうな笑顔を見せる。だが突然現れた黒服の男たちにあずさが連れ去られてしまう。黒服たちは逃げ出した花嫁を探しており、誤解は解けたものの見知らぬ場所に残されたあずさは道に迷ってしまい…。
第9話『ふたりだから出来ること』
竜宮小町の3人が主演する探偵ドラマの撮影が終わったある日の午後。伊織が自分へのごほうびにと、事務所のメンバー全員に買っておいた話題の超人気スイーツ『ゴージャスセレブプリン』が行方をくらました。プリンを食べた犯人を見つけるべく、探偵役をかって出た亜美と真美の2人は、ノリノリで捜査に乗り出すが…。
第10話『みんなで、少しでも前へ』
年に一度開催される『芸能人事務所対抗運動会』に初出場することになった765プロ。アイドル部門での優勝目指す一同は、人気絶頂のアイドルグループ「新幹少女」をかかえるこだまプロと、僅差でトップを争う接戦を繰り広げる。そんな中、新幹少女の1人に心ない言葉をかけられたやよいは、ひどく落ち込んでしまい…。
第11話『期待、不安、そして予兆』
念願の765プロ感謝祭ライブの開催が決定! メインの竜宮小町のほか、765プロ所属のアイドルたち全員が出演できるとあって、アイドルたちは大喜び。歌やダンスの猛特訓をはじめるが、個人の実力差はバラバラ。全力のライブにするため、難易度を下げたくないアイドルたちだが、次第に疲れもピークに達していき…。
第12話『一方通行の終着点』
以前、プロデューサーと交わした会話から「頑張れば、竜宮小町に入れる」と信じていた美希は、それが誤解だったことを気づかされる。目標を失い、やる気を失くしてしまった美希は顔を出さなくなってしまう。自分の不用意な発言が、美希に期待を持たせてしまったことを反省したプロデューサーは、必死に美希を探すが…。
第13話『そして、彼女たちはきらめくステージへ』
765プロ感謝祭ライブの本番の日がやってきた。だが、地方のイベント先から駆けつける予定だった竜宮小町のメンバーと律子が現れない。なんと台風による暴風雨で、新幹線が運休になっており、本番に間にあうか分からないという。不安を隠せない765プロのメンバー。果たしてライブを成功させることができるのか…!?
第14話『変わりはじめた世界!』
765プロ感謝祭ライブでの活躍が注目を集め、竜宮小町に続いて他のメンバーたちの人気も急上昇し始めた。スケジュールボードには仕事の予定でびっしり埋めつくされ、ソロでのTV出演も増えるようになった。そんなある日、765プロのアイドルみんなで雑誌の表紙を飾ることになり、大はしゃぎの一同だったが…。
第15話『みんな揃って、生放送ですよ生放送!』
765アイドル全員が出演する生放送バラエティー番組『生っすか!?サンデー』。MCを務める春香、美希、千早がスタジオから中継でお届けするのは、響や雪歩のコーナー、亜美と真美のショートコントなど、内容盛り沢山! 生放送ならではのハプニングもまじえながらアイドルたちの魅力が詰まった内容でお届けします!
第16話『ひとりぼっちの気持ち』
響とペットのいぬ美が出演するバラエティー番組『飛び出せどうぶつワールド』の収録日。収録当日にいぬ美とケンカをしてしまった響は、いぬ美不在のまま収録に臨むことに。そして、いぬ美の代わりとして連れてこられたのは、いかにも獰猛そうな黒犬。さらに急遽番組内のゲストとして、ジュピターが収録現場に現れて…。
第17話『真、まことの王子様』
“男の子のような女の子”として女性ファンに大人気の真。『王子様』という愛称までつき、本当はお姫様になりたいのにと思わずため息をついてしまう。そんな折、黒井社長に屈辱的な言葉をかけられた真は、うっぷんを晴らそうと訪れたゲームセンターでプロデューサーに今日1日「女の子扱い」してもらうことを思いつき…。
第18話『たくさんの、いっぱい』
竜宮小町のシークレットライブが開催されることになり、毎日のようにレッスンに励む伊織、亜美、あずさ。プロデューサーの律子も「元」アイドルだった経験を活かしてアドバイスするなど、いつにも増して気合十分。だが、あずさがおたふく風邪にかかってしまい本番に出られなくなってしまう。頭を悩ませる一同だったが…。
第19話『雲間に隠れる月の如く』
「一切の過去が謎に包まれた銀髪の王女」として話題の貴音。レコード会社の社長と一緒にいるところを撮られてしまい、ゴシップ誌に「引き抜き疑惑」の記事が掲載されてしまう。根も葉もない話だと断言するが、怪しい行動が目立つ貴音に765プロのメンバーたちは「貴音がどこかに行ってしまうのでは」と心配になるが…。
第20話『約束』
ゴシップ記事に掲載された、千早の亡くなった弟と、離婚した両親についてのスクープ記事。ショックを受けて歌うことができなくなってしまった千早は、歌が歌えなくなってしまった以上、アイドルの仕事を続けるつもりはないと告げて事務所にもこなくなってしまう。心配した春香は、一人暮らしの千早の部屋を訪れるが…。
第21話『まるで花が咲くように』
春香をはじめ、仲間たちの支えもあって再びアイドルとしてステージに立てるようになった千早。そんな千早の本格復帰を受けて、一段と団結力を増した765プロのアイドルたち。だが、それを快く思わない961プロの黒井社長は彼女たちをはじめ、ジュピターも出演するライブの会場で、最後の罠を仕掛けるのだった…。
第22話『聖夜の夜に』
街はクリスマスムード一色。これまでと同様、今年も765プロのみんなでクリスマスパーティーをしようと張り切る春香だったが、イベントや年末年始の特番収録で忙しく、全員のスケジュールを合わせるのは至難の業。残念そうにする春香を見て、プロデューサーは「集まれる者だけでもパーティーをやろう」と提案して…。
第23話『私』
年明け最初のライブとして、765プロ全員で出演するニューイヤーライブの開催が決定した。練習もスタートするが、忙しさのためにメンバーが揃わない。春香は、みんなで力を合わせてライブを成功させたいという一心で仲間たちに声をかけ、自分の仕事の予定も変更して、全員の練習スケジュールを合わせようとするが…。
第24話『夢』
一命は取り留めたものの、絶対安静の身となったプロデューサー。アイドルたちの中でも春香は、プロデューサーの怪我に対して責任を感じ、強いショックを受けていた。自分が目指していた夢を見失い、やがてミュージカルの稽古場で糸が切れたように座り込んでしまった春香は、しばらく仕事を休むことになって…。
第25話(最終回)『みんなと、いっしょに!』
ニューイヤーライブ当日。怪我で療養中のプロデューサーは、看病にきている小鳥に、あるお願いを持ちかける。一方、ライブ会場ではこれまでに経験したどのライブよりも大きな舞台に、アイドルたちが瞳を輝かせていた。それぞれにとっての「アイドル」の形が何かを見つけた彼女たちは、最高の笑顔でステージに臨む…。
第26話(特別編)『765プロという物語』
今日も順調に通常営業の765プロ。事務員の小島は仕事の合間をぬってビデオの編集に余念がない。そのビデオ映像は、まだ忙しくなかった頃から今に至るアイドルたちの成長の記録。出演した番組、お仕事中の様子、プライベートでの出来事、楽しかったことつらかったこと、みんなの思い出を収めたディスクが1枚ずつ積み重ねられていく。それは765プロがたどってきた道、つくってきた歴史、まだ完結していない物語。