第1話『第1幕』
2学期が始まり、綾薙祭でのクラス公演に向けて動き出した星谷たち。初めて指導者の助けを借りずに作り上げるステージ。同じ班となったteam鳳、team柊、揚羽、蜂矢、北原、南條は、手を取り合って頑張ろうと誓い合う。しかし、彼らの前に『改革』を推し進める華桜会が立ちはだかろうとしていた。閉鎖される野外劇場、使われなくなった旧校舎の稽古場、変化してゆく学園。待ち受けるのは進化か、混乱か。今、次なる幕が上がる!
第2話『第2幕』
華桜会の命により、クラス公演からteam柊が外れることに。途方にくれる残されたメンバー。早くもカンパニーの危機!?「芸の世界にはどうしようもない理不尽もある」と北原に諭されるも、「一緒にステージに立ちたかった」というteam柊の無念さを想い、居ても立っても居られない星谷。だけど、どうしたら……。そんな時、星谷の前に謎の人物が現れる。一体何者……?
第3話『第3幕』
team柊を取り戻すのではなく、team柊と一緒にオープニングセレモニーの舞台に立つ!そう目標を定めた星谷たちだが、華桜会にあえなく却下される。まともに取り合ってももらえない状況を打開しようと、ある大勝負に出てみるが……。一方、オープニングセレモニーで使用する楽曲の制作を手掛ける入夏は、決め手となるインスピレーションが湧かず、未だに曲のアレンジを完成させられずにいた。
第4話『第4幕』
ストライキ作戦が裏目に出て華桜会に警戒されてしまった星谷たちは、team柊から完全に引き離されてしまう。打つ手がなく沈み気味のカンパニーのために、単身team柊のもとへ突撃する星谷だが――なんと、そのまま音信不通に!?一方、一枚岩に見える華桜会の中で春日野は一抹の不安を抱えていた。組織のためにと力を尽くす四季の姿が、春日野の目には儚く映り……。
第5話『第5幕』
未だオープニングセレモニーへの出演を認めてもらえず、クラス公演の枠は返上してしまい、このままでは完全に綾薙祭から締め出されてしまう事態に直面している星谷たち。それでも、入夏や春日野との交流を経て、華桜会に認めてもらいたいという前向きな気持ちが芽生え始めていた。そんな中、カンパニー内で思いがけないある疑惑が浮上。南條が……冬沢のスパイ!?
第6話『第6幕』
南條が華桜館から持ち出したデータを使って、華桜会に認めてもらうべく、ついにアクションを起こすことを決める星谷たち。しかし、作戦を伝えるべきteam柊は稽古合宿中で行方知れずに。果たしてteam柊との再会を果たし、作戦を決行することは出来るのか……。運命を左右するステージの幕が上がるその時――ついに、“あの人物”が姿を現す!?
第7話『第7幕』
話を聞いてやると言われたものの、これまでの四季に対する無礼がマイナスに働かないかと気が気でない星谷は、ほんの少しナーバス気味。しかし相談を受けた“あの人”は、星谷に意外な言葉を贈るのであった。一方、四季は約束通り、オープニングセレモニーの出演枠拡大について検討をしていた。重々しい扉の向こうで、華桜会5人による話し合いが行われる。
第8話『第8幕』
四季の説得もあり、華桜会はオープニングセレモニーの出演枠拡大を決定する。晴れて14人カンパニーに戻れた星谷たちは、全員での稽古に精を出すのであった。その一方で、2年生の意向を受け入れた四季と、断固リスク回避派の冬沢の間には小さな亀裂が……。2人が目指す、それぞれの理想とは……交錯する想いとは……。
第9話『第9幕』
14人揃って前進し始めた星谷たち2年生だったが、華桜会には不穏な空気が流れていた。互いの理念をかけて戦うと決めた四季と冬沢。そんな2人に他華桜会メンバーをも翻弄されてゆく。一方、辰己はある想いに駆られていた。そんな彼を、静かに見守る申渡。幼馴染みとして、親友として、辰己を支える申渡の心には、ある矜持があって……。
第10話『第10幕』
2ステージ制となったオープニングセレモニー。納得づくの星谷たちを他所に、学園内には『華桜会分裂』という噂が広まり始める。対応を巡り、再びぶつかってしまう四季と冬沢。怒りのままに、冬沢は更なる行動を起こす。それは四季の権威を完全に失墜させるものであった。後戻りのできない一手を打つ冬沢に、千秋は最後通告をする。「俺は――四季につく」。
第11話『第11幕』
四季が華桜会から除名され、落ち込むteam鳳。 指導者を失う辛さを知っているからこそ、 team四季のためにも本当の気持ちを教えてほしいと、四季にぶつかっていくが……。 一方、四季との戦いに勝った冬沢はどこか虚無感を抱えている様子。 辰己たちteam柊は、そんな冬沢の胸の内を見抜いていて……。 すれ違う華桜会と結束する2年生。彼らはついに、綾薙祭当日を迎える。
第12話(最終回)『第12幕』
オープニングセレモニーの開幕が迫る中、客席にはまだ四季の姿はない。 星谷は四季を探しに行きたいと申し出るが……。 一方、春日野は冬沢の様子がおかしいことに気付く。 華桜会が5人揃ってオープニングセレモニーの舞台を見てくれることを求め、 信じる2年生の姿に、言葉に、冬沢の心は揺れる。 果たして、綾薙学園が迎える新しい未来は――。 今、星谷たちカンパニーの夢の幕が上がる!