第1話『第1幕』
晴れてミュージカル学科生となった星谷たち。 学年も上がり、これまでライバルだった他チームのメンバーとはクラスメイトに。 さっそく親睦を深めようとする星谷だが、 team楪のリーダー・揚羽を始めとする新しい仲間たちは、一癖も二癖もある個性派揃いで……。 一方、ミュージカル学科2年生としての最初のカリキュラムが発表される。 それは、前・華桜会主演の卒業記念公演をサポートすること。 今、新たな幕が上がる!
第2話『第2幕』
特別コーチ・アンシエントの指導が始まった。 星谷たちが挑むのは伝統の演目、 ミュージカル『Shadow&Lights』の≪2年生育成枠≫5役をかけたオーディション。 元指導者との共演を果たすべく、チームそれぞれが作戦を立て始める。 一方、アンシエントたちはブロードウェイ遠征中の遥斗から ある“ミッション”を言い渡されているらしく……?
第3話『第3幕』
アンシエントによる役別稽古が行われている中、 演技力の至らない星谷は鬼コーチの魚住から厳しい特別指導を受ける日々。 辰己と申渡は、そんな星谷に 「気分転換に綾薙学園中等部の部活発表会に行かないか」と誘う。 賑やかなお祭りムードの中等部で、星谷が遭遇した人物は――? そして、星谷を待ち受けていたアクシデントとは――!?
第4話『第4幕』
揚羽からキッパリと「同じじゃない」と言われてしまった星谷は、 いつになく落ち込み気味。 「何が違うのかな」と悩む星谷に、team柊は、 役者として星谷には足りないものがあると指摘する。 一方、天花寺は本職である歌舞伎の舞台に出演中。 招待してもらった星谷たちは、 天花寺のプロの役者としての姿を目の当たりにして、格の違いを痛感する。
第5話『第5幕』
兄・遥斗の演技を完璧にコピーする揚羽に影響され、スランプ気味の月皇。 それを見透かしたかのように、魚住は月皇と星谷に対してある提案をする。 「お前たち、受ける役をコンバートしろ」 チームのために一番の難役を任されている月皇は納得ができず、 魚住に食ってかかってしまう。 不協和音は、その様子を目の当たりにしたカンパニーにも伝染して――。
第6話『第6幕』
ブロードウェイ遠征中の遥斗が突然帰国し、カンパニーは騒然。 興奮冷めやらぬ星谷たちに、 アンシエントは3週間にわたる大型稽古合宿を決行すると告げる。 しかし、合宿初日のメニューは想像していたものとは少し違っていて――。 「頑張った人にはご褒美があるからお楽しみに」 果たして、星谷たちに用意されたご褒美とは――!?
第7話『第7幕』
ついに『憧れの高校生』の正体を知ってしまった星谷。 それは予想もしていなかった相手で、動揺のあまりすっかり挙動不審に。 一方、揚羽は憧れの『神様』と会えたことに興奮気味。 しかし揚羽のパフォーマンスを見た遥斗は、思いがけない言葉を口にする。 様々な想いが交錯する中、アンシエントは≪育成枠≫の選出に向けて、 ある決断を下そうとしていた。
第8話『第8幕』
遥斗に否定されたショックで、 部屋に籠り、稽古に出て来なくなってしまった揚羽。 心配する星谷は、同じ役を目指す仲間として励ましたいと思ってはいるものの、 何故だかいつもの調子で踏み出すことができずにいた。 「星谷くんにも、苦手な相手っているんだね」 那雪の言葉に、自分にとって揚羽が特別な存在なのだと気付き、星谷は――。
第9話『第9幕』
育成枠オーディションの結果が発表される瞬間が近付いている。 親友の星谷と、支え合い、励まし合いながら稽古に励んできた那雪だが、 オーディションがチーム戦から個人戦になったことで、 より個人のレベルが重視されることになり、ふと不安を覚え始める。 そんな時、同じようにナーバス気味になっている人物がいることに気付き……。
第10話『第10幕』
柊の代わりに、ランバート役に抜擢された星谷。 思いがけない形で『憧れの高校生』と共演を果たすことになり、 興奮と緊張を持って稽古に臨むが、 鳳とのデュエット曲『Shadow&Lights』で声を合わせたその瞬間―― 星谷は声が出なくなってしまう。 スランプの原因が自分でも分からず戸惑う星谷。 そんな元教え子に、鳳は何故か声を掛けられないのであった。 カンパニー全員が案じる中、ある日、星谷が姿を消して――。
第11話『第11幕』
卒業記念公演はもう目前。稽古も仕上げの段階に入っている。 仲間たちから受け取った“宝物”を抱き、今、大舞台に立とうとしている星谷を、 優しい眼差しで見つめる空閑。 実は空閑には、未だ明かしていなかった星谷への特別な想いがあった。 育成枠オーディションの間、それぞれの場所で頑張ってきたteam鳳。 5人の絆を確かめ合うように、集い、円陣を組む。 「オレたち、スターダスト!!!!!」
第12話(最終回)『第12幕』
奈落落ちの事故で負傷した星谷。 応急処置は受けたものの、痛みのせいで一時的に腕が上がらなくなってしまう。 万全でない状態で役者が舞台に上がるべきではないと、 断腸の想思いで途中降板を促す魚住だが、 それは星谷にとってあまりに辛い決断であった。 一方、星谷の状況を知らされた鳳もまた決断を迫られる。 「お前が言えば、星谷も諦めがつくかもしれない……」 星谷の夢のゆくえは? 今再びの最終幕!