第1話『死神になっちゃった日』
黒崎一護(くろさき いちご)・15歳。ユーレイの見える高校生。特異な能力ゆえに心霊現象のトラブルに巻きこまれる毎日を送る一護は、最近自分の霊力がさらに強くなっていることを感じていた。ある日、街中で幽霊の女の子を襲って化け物が暴れているところに遭遇する一護。化け物の姿は一護以外見えていない。女の子をかばって逃がそうとする一護。襲いかかってくる化け物。その時、黒装束の少女が現れ、刀をかまえて化け物に立ち向かっていった。
第2話『死神のお仕事』
死神化した一護がホロウを撃退した翌朝、一護の家族は昨夜の事件をまったく覚えていなかった。不思議に思いながら登校する一護は、学校で転校生としてやってきた昨夜の死神・朽木(くちき)ルキアと再会する。死神の能力の大半を一護に奪われたルキアは、自らの能力が戻るまで死神代行として戦うことを一護に迫る。しかし、ルキアの命令を拒否する一護。その頃、一護のクラスメイト・井上織姫(いのうえ おりひめ)のもとに不穏な影が忍び寄ろうとしていた。
第3話『兄の想い、妹の想い』
ホロウとは尸魂界(ソウル・ソサエティ)へと導かれなかった人間の魂が墜ちたもの。ホロウに墜ちた魂は、亡くした心を埋めるために生前もっとも愛した肉親の魂を求める。織姫の兄が墜ちたホロウが狙うのは、当然妹・織姫の魂だった。急いで織姫の家を目指す一護。しかし、すでにホロウは織姫の家に現れていた。無理やり肉体から魂を抜かれてしまう織姫。一緒にいたクラスメイトのたつきも組み伏せられる。果たして一護は間に合うのか?
第4話『呪いのインコ』
一護のクラスメイトのチャド(佐渡泰虎/さど やすとら)が『呪いのインコ』を学校に持ってきた。インコに霊的な気配を感じ、魂葬(こんそう)を行うことを決める一護。文句を言いながらも自ら死神の仕事をこなしはじめる一護に感心するルキア。その日の夕方、ケガをしたチャドが黒崎医院に運び込まれる。チャドの体についた傷から強烈なホロウの気配を感じる一護とルキア。チャドがホロウに狙われている?そして翌朝、チャドの姿が病室から消えた。
第5話『見えない敵を殴れ!』
『呪いのインコ』に取り憑いていたホロウ・シュリーカーと戦うルキアとチャド。力が戻っていないルキアとホロウを見ることが出来ないチャドは連携しながらなんとかホロウと互角に戦う。しかしこれまでに何人もの死神を撃退してきたシュリーカーは何重にも罠をはっていた。そのころ一護は、インコの少年の魂の凄惨な記憶にショックを受けて倒れた一護の妹・夏梨(かりん)を家に送っていてルキア達の危機に気付いていなかった。
第6話『死闘!一護vsイチゴ』
死神としての活動に必要な物資を仕入れるため、浦原商店を訪れるルキア。店長の浦原喜助(うらはら きすけ)は飄々としてつかみどころのない人物であるが、この店には浦原が尸魂界から買いつけた不思議な品物が売られていた。ちょうどルキアが前から注文していた義魂丸(ぎこんがん)というアイテムも入荷したところだという。それは死神と化した一護が抜けた後の一護の体に仮の魂を入れて動かす為のアイテムだった。さっそく使ってみる一護だったが…。
第7話『ぬいぐるみからコンにちは』
改造魂魄(モッドソウル)に体をのっとられた一護は、ルキアと共にその行方を追う。近所の小学校に現れた改造魂魄を見つけた一護だったが、その能力で強化された足技に苦戦をしいられて取り逃がしてしまう。さらに戦闘の最中にルキアの伝令神機(でんれいしんき)にソウルソサエティからホロウ出現の連絡が入るが、電池切れで正確な位置が分からない。一方逃げだした改造魂魄は、ホロウが小学生を襲おうとしている気配に気がついていた。
第8話『6月17日、雨の記憶』
6月17日は一護の母・真咲(まさき)の命日。その日は何を差し置いても墓参りに行く黒崎家。一護は死神代行も休むつもりでいたが、霊園には先回りしたルキアが待っていた。「おふくろは死んだのではなく殺された」と聞かされたルキアは、霊力の強い一護を狙ったホロウが真咲を殺したのではないかと話す。それは一護の触れられたくない傷だった。強がって走り去る一護。そこへ、現世の滞在日数を過ぎても戻らないルキアを連れ戻す為に西堂(さいどう)という死神が姿を現す。
第9話『倒せない敵』
一護達の前に姿を現したグランドフィッシャー。疑似餌を使って霊力の強い魂を持つ人間を襲い続ける最悪のホロウ。一護はその疑似餌を見て愕然とする。それは6年前、母の死の際に一護の前に現れた少女の姿をしていたのだ。「どういうことだよ…。テメエ、まさか!」怒りにまかせてグランドフィッシャーに斬りかかる一護。しかし、冷静さを欠いた攻撃は簡単にかわされて逆にピンチに陥る。さらに一護を助けようとしたルキアも吹っ飛ばされてしまう。
第10話『ぶらり霊場突撃の旅!』
カリスマ霊媒師・ドン観音寺(かんおんじ)が悪霊を退治する人気テレビ番組「ぶらり霊場突撃の旅!」のロケが空座町(からくらちょう)にやってくる。しかし心霊番組が大嫌いな一護は、織姫や啓吾がどんなに騒いでも興味を示さない。ところが一心(いっしん)と遊子(ゆず)に付き合わされてロケ見物に出かけることになってしまう。周囲のバカ騒ぎにうんざりする一護は、ロケ現場でホロウに墜ちかけている地縛霊を見つける。さらに観音寺がその地縛霊に余計な刺激を与えてしまい…。
第11話『伝説のクインシー』
一護の仲間たちともすっかりとけこんでいるルキア。なんのかんのありながらも毎日死神の仕事を遂行する一護。今日も指令にしたがってホロウ退治に出かける2人だったが、指示のあった場所にはホロウの姿はなかった。その場にいた霊の話から確かにホロウが現れたということは確認できたのだが…。仕方なく残っていた霊の魂葬をする一護たち。その2人を物陰からじっと見つめる影があった。
第12話『やさしい右腕』
死神を憎む最後の滅却師(クインシー)・石田雨竜(いしだ うりゅう)が、一護に勝負を持ちかけてくる。それは、『撒き餌を使ってホロウを街におびき寄せ、どちらがより多くのホロウを倒せるか』という最悪の方法だった。拒否する一護の意向を無視して勝負を開始する石田。空座町に次々とホロウが集まってくる。ホロウは霊力の高い人間から襲う習性がある。家族の身を案じて走り出す一護。しかし、ホロウに狙われているのは夏梨たちだけではなかった。
第13話『花とホロウ』
チャドと夏梨に続き、織姫とたつきの元へもホロウの魔の手が迫る。学校に出現したのは、種子を飛ばして人間を操り、他の人間を襲わせる卑劣なホロウだった。操られた生徒たちに囲まれる織姫とたつき。なんとか逃げ出そうとするが、ついにたつきにまでも種子が撃ち込まれてしまう。たつきは体の自由を奪われながらも必死に抗うが、業を煮やしたホロウの直接攻撃で吹き飛ばされてしまう。その瞬間、織姫の中に眠っていた何かがはじけた。
第14話『背中合わせの死闘!』
押し寄せるホロウの大群に別々に立ち向かう一護と石田。戦いの最中語られるクインシー滅亡の歴史。そして石田が死神を憎む理由。死神を見返す為に意地を張って一人で戦い続ける石田だったが、予想を越えて出現してくるホロウの群れに内心で焦りを感じ始めていた。そんな石田に対して自分の戦う理由を話し、力を合わせて戦うことを持ちかける一護。戸惑う石田。その時、巨大な力をもつ新たな敵が2人の前に出現しようとしていた。
第15話『コンのウハウハ大作戦』
一護の妹・遊子(ゆず)に洗濯してもらったコンは、ついでに人形用のドレスや花飾りで見事にドレスアップされてしまう。激怒するコンだったが、一護はまともに相手にしない。一護達とは数々の困難を乗り越えた本当の仲間だと思っていたのにまったく大事にされてないと感じたコンは黒崎家を飛びだす。そして本当の自分の居場所を求める旅に出かけるのだったが…。一方ルキアは、現世になじんでしまっている自分に違和感を感じ始めていた。
第16話『阿散井恋次、見参!』
ルキアの前に現れた尸魂界からの使者。ホロウとの戦いの為の死神の部隊・護廷十三隊の六番隊隊長の朽木白哉(びゃくや)と副隊長の阿散井恋次(あばらい れんじ)。白哉はルキアの兄、恋次はルキアの幼なじみである。斬魄刀(ざんぱくとう)を振るい、ルキアから死神の力を奪った人間の居場所を聞き出そうとする恋次。思いもかけない人物達の登場に激しく動揺するルキア。そのころ一護はコンから、思いつめた表情のルキアが出ていったことを知らされていた。
第17話『一護、死す!』
斬魄刀の真の力を解放して一護に襲い掛かる恋次。その猛攻の前に成すすべの無い一護。しかしルキアは知っていた。一護は、目の前の敵がいかに強大でも退くことをしないということを。このままでは一護が殺される!ルキアは恋次に飛びかかり、必死にその攻撃を妨げようとする。「逃げろ!一護!」叫ぶルキア。その時、崩れ落ちていた一護が自らの斬魄刀を拾い上げて立ち上がる。そして、一護の体からかつてない強大な霊圧が流れ出す。
第18話『取り戻せ!死神の力!』
圧倒的な白哉の攻撃に何も出来ずにルキアを尸魂界に連れ戻されてしまった一護。かけつけた浦原によってかろうじて一命を取りとめた一護は、ルキア奪還の為に尸魂界に行くことを決意する。翌日、学校に顔を出した一護は、クラスメイト達からルキアの記憶がまったく消えていることに呆然とする。しかし、思いもかけない人達がルキアの存在を憶えていた。そして、死神の力を失った一護の力を取り戻す為の浦原の特訓が始まる。
第19話『一護、ホロウに墜ちる!』
死神としての力を取り戻す最終試練「絶望の縦穴(シャタードシャフト)」。因果の鎖を断ち切られて肉体から霊体を切り離された状態の一護は、72時間以内に死神の力を取り戻さないとホロウになってしまう。浦原商店地下の特訓場に掘られた深い縦穴の底で冷たい汗を流す一護。そのころ、一護と供に尸魂界に行ってルキアを助けることを決意した織姫とチャドは、自らの力を自在に使いこなせるように夜一(よるいち)の特訓を受けていた。
第20話『市丸ギンの影』
尸魂界では、白哉のルキア処刑に対する対応を巡って三番隊隊長の市丸(いちまる)ギンが白哉の前に姿を現していた。そのころ、死神の力を取り戻した一護は浦原によって斬魄刀の特訓を始めていた。斬魄刀にはそれぞれに名前があり、所有者が名前を呼ぶことで秘められた力が解放される。解放されていない斬魄刀しかもたない一護は、己の内に眠る斬魄刀の力を呼び出すことを迫られる。そして、一護たちが尸魂界に出発する日を向かえる。
第21話『突入!死神の世界』
『穿界門(せんかいもん)』に突入した一護、石田、織姫、チャド、夜一。現世と尸魂界をつなぐ通路に生息する『拘突(こうとつ)』に飲みこまれそうになりながらもなんとか尸魂界に到着する。一行が最初に足を踏み入れたのは、『流魂街(るこんがい)』と呼ばれるこの世界に導かれた魂が最初に住まう場所。人影のない流魂街の向こう、死神が住む『瀞霊廷(せいれいてい)』目指して走る一護。その時、空から巨大な壁が降ってきて一護の行く手をふさぐ。さらに、門を守る死神が姿を現す。
第22話『死神を憎む男』
開かれた『白道門(はくとうもん)』の前に立ちはだかる護廷十三隊の三番隊隊長・市丸ギン。隊長という存在を知らない一護は、いきなりギンに斬りかかる。驚愕する夜一を横に平然としている一護。一方ギンは、一護の名を聞くといきなり斬魄刀を解放して攻撃してきた。かろうじて斬月(ざんげつ)で防御する一護だったが、結局、門は閉ざされてしまう。途方にくれる一護達。その時、隠れていた流魂街の住民が一護達の前に姿を現す。
第23話『ルキア処刑、14日前』
イノシシに乗った男達に襲撃を受けた一護達。そのリーダーの志波ガンジュと名乗る男と殴り合いをする一護だが、決着がつかないまま突然鳴り響いた目覚まし時計に勝負を中断される。現れた時と同様にあっという間に去って行くイノシシ軍団。ボーゼンとする一護達。翌朝、瀞霊廷に入る方法を知る『志波空鶴(しば くうかく)』という人物を探しに旅立つ準備をする一行。しかし一護は、昨夜のガンジュとの決着をつけるために長老の家に留まると言い張る。
第24話『結集!護廷十三隊』
瀞霊廷に突入する方法を知る人物『志波空鶴』は、流魂街一を名乗る花火師だった。さらに先日イノシシに乗って現れたガンジュは空鶴の弟だったのである。驚く一護達の前で突入方法を説明する空鶴。それは一護達を霊力で固めた砲弾にして志波家が誇る火筒で打ち上げ、空から瀞霊廷に突っ込むというとてつもない方法だった。無理やり霊力の砲弾を作る訓練をさせられる一護達。一方、ガンジュは死神に対して複雑な感情をもっていた。
第25話『巨大砲弾で中央突破?』
ガンジュのアドバイスでなんとか砲弾の形成の為の霊力のコントロールに成功する一護。突入のメドが立ったことで瀞霊廷内での心得を話そうとする夜一。しかし砲弾形成の練習で力を使い果たした一護はその場で気絶するように眠ってしまう。寝ている一護の側で必死に砲弾をコントロールする口上を練習するガンジュ。瀞霊廷突入にはガンジュも同行するという。出発直前、ガンジュは自分が何故死神が嫌いなのか、その理由を話しだす。
第26話『結成!最悪のタッグ』
霊力の砲弾と化し、瀞霊廷に突っ込む一護達。しかし、一護が霊力のコントロールに失敗した為、瀞霊廷の上空を覆う霊力を遮断する遮魂膜(しゃこんまく)に引っかかってしまう。必死に霊力を集中して無理やり突入しようとする一護達。その瞬間、砲弾が爆発。一護達はバラバラになって瀞霊廷に落ちていく。石田と織姫、チャド、夜一、そして、一護とガンジュ。なんとか無事に着地した一護とガンジュの前に、斑目一角(まだらめ いっかく)と綾瀬川弓親(あやせがわ ゆみちか)という二人組の死神が現れる。
第27話『必殺の一撃を放て!』
四組に分散して瀞霊廷に落下した一護達。一緒に落ちた一護とガンジュは、偶然その場所でさぼっていた十一番隊第三席の斑目一角・第五席の綾瀬川弓親とそれぞれに戦闘を開始する。一角と死闘を繰り広げる一護。押され気味の一護だったが、次第に一角の動きをとらえて反撃に打って出る。ついに一角の鬼灯丸(ほおずきまる)をかわして必殺の一撃を放つ一護。一方ガンジュは、斬魄刀を開放した弓親に追い詰められていた。
第28話『狙われた織姫』
瀞霊廷各所で騒ぎを起こす一護達。十一番隊第三席の一角を退けた一護は、今度は十一番隊の隊員たちに追いまわされていた。ガンジュも十一番隊第五席の弓親から必死に逃げていたが、ついに追い詰められてしまう。背後に迫る弓親。前方には霊力を遮断する『殺気石(せっきせき)』で囲まれた巨大な穴。絶体絶命のガンジュ。そのころ、一緒に行動している織姫と石田のもとにも新たなる敵が近づいていた。
第29話『突破せよ!死神包囲網』
石田と織姫の前に現れた七番隊第四席の一貫坂慈郎坊(いっかんざか じろうぼう)。最強の飛び道具使いの証である“鎌鼬”の称号を持つ慈郎坊は、自らの斬魄刀“劈烏(つんざきがらす)”を解放して二人を攻撃してくる。宙を舞う劈烏の無数の刃が放たれる瞬間、全ての刃を石田のクインシーの矢が叩き落す。逆に追いつめられた慈郎坊は、石田の隙を突いて織姫に襲いかかろうとするが…。そのころ、やっと合流した一護とガンジュは、死神の大群に囲まれていた。
第30話『立ちはだかる恋次』
成り行きで四番隊の山田花太郎(やまだ はなたろう)と一緒に行動することになった一護とガンジュ。二人はその花太郎の案内で瀞霊廷全域に張り巡らされた地下水道を通ってルキアの捕われている懺罪宮(せんざいきゅう)を目指していた。何故敵である自分達を案内するのか花太郎に問う一護。花太郎は、ルキアの世話係として過ごした日々の事を話し始める。一方瀞霊廷では副隊長達が情報の報告会を行っていたが、一護達の侵入によるあまりの被害の多さに騒然となっていた。
第31話『斬る為の覚悟』
ついに一護と恋次の激闘が始まった。斬月を振りかざす一護に対して、いきなり蛇尾丸(ざびまる)を解放する恋次。最初は互角に渡り合う二人だったが、次第に恋次に押され始める一護。現世では力を制限されていたという恋次の霊力は前に戦った時の五倍だという。蛇尾丸の猛攻に必死に耐える一護は、その攻撃に一定のパターンがあることに気付いた。何度目かの攻撃を受けきった一護は、その隙をついて反撃に出ようとするが…。
第32話『星と野良犬』
覚悟を決めた一護の放った一撃を受けて吹っ飛ぶ恋次。薄れゆく意識の中、遠い過去から引きずっていた悔しさが恋次の中に突き上げてくる。ルキアと過ごした少年時代。治安の悪い街で恋次達は家族のように暮らしていた。しかし霊力のない仲間達は次々と亡くなり、ルキアと恋次はこの生活から抜け出す為に死神になることを決意する。そして死神の学校である震央霊術院(しんおう れいじゅついん)に入学した二人の運命を分ける日がやってくる。
第33話『奇跡!謎の新ヒーロー』
一護達が尸魂界に旅だって数日、担当死神がいなくなった空座町では奇妙な現象が多発していた。そんなある日、一護の妹の遊子と夏梨は何故か空から降ってきた一護と似た子猫と出会う。らくだのももひきの色に似ているからラクと名づけてかわいがる遊子。そんなラクを狙って次々とホロウが襲いかかってくる。一方、浦原商店ではジン太とウルルが暇をもてあましていた。
第34話『夜明けの惨劇』
恋次と決着がついた一護は、そのまま意識を失って倒れこんでしまう。他の死神がかけつける前に一護を連れて地下水道に身を隠す花太郎とガンジュ。花太郎は四番隊の死神だけがもつ治癒能力を使って瀕死の一護の治療を始める。一方、六番隊副隊長である恋次の敗北は隊長達に衝撃を与えていた。護廷十三隊総隊長である山本元柳斎重國(やまもと げんりゅうさい しげくに)は、一護達、旅禍(りょか)との全面戦争を宣言。瀞霊廷に戦時特令が発令された。
第35話『藍染暗殺!忍び寄る闇』
無残な姿で発見された藍染(あいぜん)。驚愕する副隊長の雛森桃(ひなもり もも)。その時、ニヤついた笑みを浮かべた三番隊隊長の市丸ギンが姿を現す。十番隊隊長の日番谷(ひつがや)に『三番隊には気をつけろ』と言われていた雛森は、市丸の姿を見て逆上。市丸に襲い掛かる。そこに割って入る三番隊副隊長の吉良(きら)。雛森と吉良。副隊長同士が互いに斬魄刀を解放して対峙する異常事態。そして二人の斬魄刀が交差したその時…。
第36話『更木剣八、迫る!』
暴走の末に十番隊隊長の日番谷に捕らえられた雛森は、五番隊の牢に入れられていた。その雛森の所に、死んだ藍染からの手紙を届けに十番隊副隊長の松本乱菊(まつもと らんぎく)が現れる。手紙には、藍染がつきとめた尸魂界を巡る恐ろしい陰謀の全てが書かれていた。一方一護達は、十一番隊隊長・更木剣八(ざらき けんぱち)と遭遇。その凄まじい霊圧に圧倒される一護たち。一護はガンジュと花太郎を先に逃がし、単身剣八に戦いを挑む。
第37話『拳の理由』
突入の際に一人になっていたチャドは、そのまま誰とも合流せずにルキアの捕われている懺罪宮を目指していた。八番隊の管轄する場所に入りこんだチャドは、八番隊第三席の円乗寺辰房(えんじょうじ たつふさ)と遭遇する。が、一撃で退ける。チャドの戦いの様子を詰所の窓から見ていた八番隊隊長の京楽春水(きょうらく しゅんすい)は、おもむろにチャドの前に姿を現す。身構えるチャド。しかし春水は戦う様子を見せず、チャドに「退いてくれ」と言う。
第38話『絶体絶命!折られた斬月』
十一番隊隊長・更木剣八(ざらき けんぱち)の前に為す術の無い一護。斬魄刀の攻撃は確かに当たっているはずなのに、剣八の体はまったく斬れていない。あせる一護。その時、一護はチャドの霊圧が消えたことに気付く。愕然とする一護。一方倒れたチャドの前に立つ八番隊隊長の京楽春水と副隊長の伊勢七緒(いせ ななお)の下には『藍染死す』の報がもたらされていた。『面倒なことになってきたねえ』と空を見上げる春水。
第39話『不死身の男』
斬月を折られ、さらに剣八の斬魂刀に貫かれた一護。薄れ行く意識の中、必死に勝ちたいと願う一護の前に斬月のおっさんが現れる。一護の戦う意思を確認した斬月は、一護を精神世界に連れて行く。そこに待っていたのは白い死覇装(しはくしょう)を着た一護だった。そしてその手には一護の斬魂刀である斬月が。「もう一度私を手にしたくば、自分の手で奪い取ってみよ。敵はお前自身だ。」一護の斬月を取り戻す戦いが始まる。
第40話『ガンジュの見た死神』
一護と剣八の激突は終わった。倒れこむ一護。斬魂刀を折られた剣八。流魂街にいた頃やちると出会った日のことを思い出しながらさらに強くなることを願う剣八。その頃岩鷲(ガンジュ)と花太郎はルキアが閉じ込められている牢への侵入に成功。しかし、ルキアの顔を認めた瞬間に岩鷲の顔色が一変した。なんとルキアこそがガンジュの兄・海燕(かいえん)を殺した死神だというのだ。その時、二人の侵入を察知した白哉が現われる。
第41話『再会、一護とルキア』
ルキアはガンジュの兄を殺した死神だった。その事実に愕然とするガンジュだったが、一護や花太郎の為に白哉に立ち向かっていく。しかし圧倒的実力差に軽くあしらわれるガンジュ。ガンジュが志波家の者であるということを知った白哉は、自らの斬魄刀・千本桜(せんぼんざくら)の力を開放する。その無慈悲な一撃に一瞬で切り刻まれるガンジュ。さらに花太郎をも攻撃しようとする白哉。その時、十三番隊隊長・浮竹十四郎(うきたけ じゅうしろう)が止めに入る。
第42話『瞬神夜一、舞う!』
対峙する一護と白哉の間に割り込んできた夜一。その姿に驚く浮竹、白哉、ルキア。夜一こそ百余年前に姿をくらませ、死んだと思われていた先代の隠密機動総司令官だった。夜一の助けを断り、白哉を攻撃しようとする一護。その時、夜一が突然一護に攻撃する。不意をつかれて意識を失う一護。そのまま一護ひとりを連れて逃走を計ろうとする夜一。その前に立ちはだかる白哉。互いの瞬歩(しゅんぽ)を駆使した高速の戦いが始まる。
第43話『卑劣な死神』
織姫と石田は死神に変装してルキアの囚われている牢を目指していた。なんとかここまで死神たちの捜索の目をかいくぐっていた2人だったが、ついに最悪の死神に遭遇してしまう。それは十二番隊隊長及び技術開発局2代目局長・涅(くろつち)マユリ。マユリは自分の部下の命を犠牲にして2人を殺そうとしたうえ、織姫を捕らえて自分の研究材料にしようとする。織姫を逃がす為にマユリに立ち向かう石田。
第44話『石田、極限の力!』
マユリは石田の祖父・宗弦(そうけん)を実験材料にしてなぶり殺しにした敵だった。怒りに燃える石田は、クインシーの誇りにかけてマユリを倒そうとする。クインシー究極の最高戦闘術・『乱装天傀(らんそうてんがい)』を使い、マユリの斬魂刀によって麻痺した手足を強制的に動かして戦う石田。戦いながら祖父の事、父の事、クインシーの事を思う。そして、ある決意を秘めて宗弦から授かった手袋・散霊手套(さんれいしゅとう)を外す。
第45話『限界を越えろ!』
斬魄刀の力を最大限に解放する『卍解(ばんかい)』を習得する為には、斬魄刀の本体を具現化・屈服させる必要がある。しかしその為には才能ある者でも10年を超える鍛錬が必要と言われていた。夜一はその修行を3日で行うと言う。一護は夜一の用意した隠密機動の特殊霊具『転神体(てんしんたい)』を使って、斬月の本体を強制的に具現化する。その状態を維持できるのは3日間。その間に卍解を習得しなければならない。斬月相手の命がけの修行が始まる。
第46話『実録!死神の学校』
護廷十三隊に入隊する前、雛森・吉良・恋次は死神の学校である真央霊術院(しんおうれいじゅついん)で特進クラスの同級生として学んでいた。鬼道(きどう)に秀でている雛森。なんでもソツなくこなす吉良。剣術に抜群のセンスを見せる恋次。それぞれが立派な死神になることを夢見て訓練に明け暮れた日々を送っていた。ある日ダミー虚(ホロウ)を使った戦闘訓練が行なわれることになり、雛森たちは先輩である後の9番隊副隊長の檜佐木(ひさぎ)の先導で現世に向かう。
第47話『仇討つ者たち』
雛森、恋次、吉良が相次いで牢から脱走する。知らせを聞いた日番谷は雛森が藍染の敵を討つために市丸を倒しに向かうと直感する。雛森が返り討ちにされることを恐れた日番谷は、自分が先に市丸を見つけ出そうと決意して隊舎を飛び出していく。一方、一護は斬月との修行を続行していた。驚くべきスピードで成長する一護に感心する夜一。しかし、それでもまだ卍解への道は遠い。
第48話『日番谷、吼える!』
斬魂刀に血がにじむほど握り締めて倒れこんでいる雛森。日番谷は市丸が雛森と自分をつぶし合わせようとしていると思い込む。激怒した日番谷は氷雪系最強の斬魄刀『氷輪丸(ひょうりんまる)』を抜いて市丸に挑みかかる。開放された氷輪丸のパワーは凄まじく、巻き込まれないように逃げようとした吉良も氷にのまれてしまう。ついに日番谷の一撃が市丸をとらえた瞬間、市丸の斬魂刀『神槍(しんそう)』がその力を解放する。
第49話『ルキアの悪夢』
ルキアは十三番隊副隊長・志波海燕の夢を見る。十三番隊に入隊したルキアは、名門・朽木家の養子ということで他の隊員たちと打ち解けずにいた。そんな中海燕だけがルキアを普通に扱ってくれた。海燕の存在に心地よさを感じるルキア。ある日、海燕の妻の第三席の都(みやこ)に虚の偵察任務が下るが、偵察隊は虚に襲われて都を除き全滅する。一命を取り留めた都だけが陣に運び込まれる。その夜、十三番隊の隊員たちが何者かに襲われる。
第50話『よみがえる獅子』
遊子の元に身を寄せていたコンは大ピンチを迎えていた。遊子にさんざんな目に合わされていたコンは、なんとか遊子の元から逃亡することに成功する。そして偶然出会ったドン観音寺の勧誘でカラクラスーパーヒーローズの一員・カラクラキングとなる。そこに通りかかる遊子。正体がバレるかと思いきや、遊子はコンだとまったく気づかない。そのままジン太・ウルルも合流してカラクラスーパーヒーローズを再結成する。
第51話『処刑の朝』
ルキア処刑当日、護廷十三隊の死神たちの多くは今回の処刑に違和感を感じていたが自らの役目を果たすために処刑場に向かう。一方、剣八の手引きで織姫、チャド、石田、岩鷲は牢からの脱走に成功する。一行は一護と合流を目指して走り回るが、七番隊隊長の狛村(こまむら)と九番隊隊長の東仙(とうせん)らが行く手を阻む。その頃、修行を終えた恋次も処刑場に向けて出発しようとしていた。しかし一護はいまだに卍解に至っていなかった。
第52話『恋次、魂の誓い!白哉との死闘』
地下の修行場では一護の卍解を身につけるための特訓が続いていた。その頃、ルキアの処刑を阻止しようと懺罪宮(せんざいきゅう)に向かった恋次は、立ちはだかる護廷隊の隊員達を次々となぎ払いながら処刑の地を目指していた。その恋次の前に現れた強大な霊圧。それは朽木白哉のものだった。いきなり斬魂刀を抜く白哉は、ルキア救出の為には超えなければならない大きな壁だった。覚悟を決めた恋次は卍解を開放する。
第53話『市丸ギンの誘惑、崩された覚悟』
処刑の地に護送されるルキアの前に姿を表した市丸ギン。ギンはルキアに「この場から助けてやろうか?」と言うが、それはルキアを動揺させるための言葉でしかなかった。ギンの嘘に死刑に挑む覚悟を揺るがされるルキア。一方、剣八は東仙・狛村の2人を相手に鬼神のごとき戦いを繰り広げていた。剣八の猛攻に押される東仙は、その挑発に乗って斬魂刀を開放する。東仙の卍解空間に一瞬で包み込まれてしまう剣八。
第54話『果たされる誓い!ルキア奪還なるか!』
ついにルキアの処刑が始まった。護廷十三隊の隊長・副隊長たちが見守る中、双殛(そうきょく)が開放される。双殛の磔架に体を固定されるルキア。双殛の矛である「燬鷇王(きこうおう)」が真の姿を現わす。覚悟を決めたルキアはこれまでのことを思い出す。恋次との幼き日、朽木家に来た日の事、海燕との出会い、そして一護と供に戦った日々。ルキアの頬を涙が伝う。そして、開放された「燬鷇王」がルキアを貫くために突進してくる。
第55話『最強の死神!究極の師弟対決』
再び刃を交える一護と白哉。一護は、なぜ自分の妹を処刑しようとするのかを白哉に問う。しかし心の内を答えようとしない白哉。一方、護廷十三隊を裏切った形になった浮竹と春水は、一番隊隊長・山本元柳斎重國と対峙していた。炎熱系最強の斬魂刀である「流刀若火(りゅうじんじゃっか)」を抜いて二人に迫る元柳斎。さらに、一護に加勢するために双殛の丘に駆けつけた夜一が、二番隊隊長の砕蜂(ソイフォン)に攻撃をしかける。
第56話『超速の戦い!武の女神、決す』
元柳斎と対峙する浮竹と春水は、尸魂界にただ2つの二刀一対の斬魄刀『双魚理(そうぎょのことわり)』と『花天狂骨(かてんきょうこつ)』の力を解放する。2人は元柳斎が創設した死神の学校である真央霊術院の卒業生から誕生した初めての隊長だった。かつての弟子相手でも容赦のない元柳斎。そのころ夜一は、二番隊隊長で隠密機動総司令官である砕蜂と激闘を繰り広げていた。夜一は先代の隠密機動総司令官であったが、かつての部下であった砕蜂に苦戦する。
第57話『千本桜、粉砕!天を衝く斬月』
夜一の放った『瞬閧(しゅんこう)』の攻撃に圧倒される砕蜂。まだ夜一が刑軍の統括軍団長だった頃、代々刑軍に入隊するものを輩出してきた下級貴族の出身の砕蜂は、当時の夜一に大きな憧れを抱いていた。直属の護衛軍に入り、夜一のためにすべてを捧げていた砕蜂の思いが語られる。その頃、双極の丘では一護と白哉の激闘が続いていた。白哉に対して「卍解を出して攻撃してこい」と挑発する一護。しかし、白哉は始解(しかい)状態のまま攻撃してくる。
第58話『開放!黒き刃、奇跡の力』
千本桜を斬月の放つ技『月牙天衝(げつがてんしょう)』で叩き落した一護は、卍解して戦えと白哉に迫る。白哉はついに卍解『千本桜景厳(かげよし)』を出して一護を攻撃してくる。斬月で必死に迎撃する一護だったが、最後は千本桜の刃を全身にうけてしまう。血まみれになりながら立ち上がる一護。その一護の体を強大な霊圧が覆っていく。始解状態では卍解した白哉に勝てないと判断した一護が、ついに斬月の卍解を開放する。
第59話『死闘決着!白き誇りと黒き想い』
一護の卍解『天鎖(てんさ)斬月』の攻撃に押される白哉。一護の力を認めた白哉は、防御を捨てた千本桜の真の姿『殲景(せんけい)』を発動して一護に挑む。尸魂界を揺るがす程の霊圧を放ちながらぶつかり合う一護と白哉。しばらくは互角に闘っていた一護だが、次第に白哉のスピードについていけなくなる。それはこれまでに蓄積したダメージで一護自身のスピードが落ちてきたからだった。絶体絶命に追い込まれる一護。その時・・・。
第60話『絶望の真実、振り下ろされた凶刃』
中央四十六室は尸魂界の最高司法機関である。その四十六室の地下議事堂へ踏み込んだ日番谷と乱菊が見たのは、皆殺しにされた四十六室の惨状。しかも全滅してからかなりの日数が経過していた。今まで四十六室から発せられていた命令は、すべてニセ物だったのだ。愕然とする日番谷たち。そこへ突然吉良が姿を見せる。日番谷たちは吉良の後を追う。人気の無くなった議事堂に新たな人影が現れる。それは・・・。
第61話『藍染、立つ!恐るべき野望』
四十六室で雛森と日番谷を倒した藍染は、ギン・東仙と供にルキアの処刑場へ向かう。そこには東仙によって恋次とルキアも強制移動させられていた。朽木ルキアを置いてさがれ、と恋次に迫る藍染。死んだはずの藍染の登場に驚愕する恋次とルキア。一方四番隊副隊長の勇音(いさね)は、縛道(ばくどう)の七十七「天挺空羅(てんていくうら)」を使って藍染が生きていたことと中央四十六室を全滅させて自らが成り代わっていたことなどを他の死神達に伝える。
第62話『集結せよ!最強の死神軍団』
突然現れた狛村が、不意をついて藍染を攻撃する。しかしその一撃をあっさりかわした藍染は、逆に狛村を返り討ちにしてしまう。一護、恋次、狛村の順に、その場に駆けつけた者達を全員退けた藍染はルキアに手を伸ばす。藍染の真の目的はルキアだった。藍染は、姿を隠していた間に浦原によってルキアの体の中に埋められた死神と虚の境目を無くす物質・『崩玉(ほうぎょく)』を手に入れるために浦原の研究を調べていたという。
第63話『ルキアの決意、一護の想い』
藍染達が去った尸魂界は、ひとまずの平穏を取り戻した。狛村と檜佐木は東仙の友の墓に参り、乱菊は消えたギンのことを思い、日番谷は藍染に刺された傷の癒えない雛森のところに顔を出していた。藍染の反乱は、ソウルソサエティに深刻な傷を残していた。一方、傷の癒えた一護は、十一番隊の隊舎で騒ぎを起こして街に逃げ出していた。その一護の元に、織姫がルキアの姿が消えた事を伝えにくる。
第64話『新学期、現世に恋次がやって来た!?』
尸魂界から戻ってきた一護達は、ルキアがいないことをのぞいて出発前の生活に戻っていた。2学期の初日、突然学校に70年代ファッションに身を包んだ恋次が現れる。いまだ混乱している尸魂界だったが、とりあえずホロウ退治の為に恋次を空座町(からくらちょう)の担当として派遣してきたらしい。仕方なく恋次と協力してホロウ退治をすることになる一護。その頃、夜一が空座町に漂う妙な気配に眉をひそめていた。
第65話『忍び寄る恐怖、2番目の犠牲者』
織姫が消えた翌日学校に集まって情報を整理している一護達。学校ではクラスメイト達から織姫の記憶が消えていた。事態は深刻さを増していたが何の手がかりもない。もう一度現場を調べることにした一同は織姫の部屋に侵入して室内で何かが焦げたような丸い跡をみつけた。その時、恋次の伝令神機に何者かから通信が入る。「お姉ちゃん、預かっているの。お兄ちゃん達が勝ったら返してあげる」それが死のゲームの始まりの合図だった。
第66話『突破せよ!迷宮に潜む罠』
織姫に続きチャドまでもがさらわれてしまった。浦原商店に戻って浦原に事情を説明する一護達。その時、またもやりりんから連絡が入る。「みんなを返して欲しかったら空座博物館に来て」と言うりりん。一護、恋次、石田、コンの4人は罠と知りつつ博物館に向かう。博物館の中は不思議な迷宮になっていた。りりんは迷宮をクリアすればチャド達を返すと言う。しかし、りりん達の挑発に冷静さを欠く一護達は迷宮の罠にはまっていく。
第67話『死のゲーム!消えるクラスメイト』
迷宮を突破した一護達のもとにチャドと織姫が帰ってくる。だがゲームはまだ終わってはいなかった。迷宮の中で一護、恋次、石田、チャド、織姫の5人の中の1人が蔵人(クロウド)の変身した偽者と入れ替わっているというのだ。時間内に本物を見つけないと一護の学校の生徒をどんどん消していくと脅すりりん。あせって偽者探しをする一護達だったが、誰が偽者かまったくわからない。しかし時間だけが過ぎていき、ついに最初の犠牲者が出る。
第68話『悪魔の正体、明かされた秘密』
偽者探しでチャドに化けていた蔵人の正体を見破った一護。これでゲームは五分に戻ったというりりん達だったが、本物のチャドはまだ解放されていない。一護達はチャドを取り戻すために次のゲームに挑む。それは空座町に出現した巨大な門を30分以内に破壊すること。門は周囲の物を次々と吸い込んでいく。その巨大な吸引力に苦戦する一護達。そのころ、別の場所で調査をしていた夜一と砕蜂が何者かの霊子の残滓(ざんし)を発見していた。
第69話『その名はバウント!魂を狩る者たち』
尸魂界と浦原達が追っていたのはバウントと呼ばれる特殊な一族の不穏な動きだった。バウントとはクインシーのような特殊な能力を持つ人間で、死んだ人間の魂を吸収して自らの糧とすることで永遠に生きる一族だった。そのバウントが生きている人間を襲い始めているらしい。浦原は霊力の強い一護達が狙われるかもしれないと警告する。用心の為にバウントを探知する能力を持つりりん達が一護達の家に来る事になる。
第70話『ルキアの帰還!代行チーム復活』
バウント・相馬芳野(そうま よしの)の操るドール・ゲーテの攻撃でピンチに陥った一護とりりんを助けたのは、再び現世にやってきたルキアだった。しかしルキアは急に現世行きを命じられたために完全には死神の力が戻ってはいないという。一護はルキアと協力して反撃を開始しようとするが、その時、もう一人のバウント・宇田川稜(うだがわ りょう)が戦いに乱入する。宇田川は自らのドール・フリードを使ってゲーテを捕らえると、芳野をつれてそのまま姿を消す。
第71話『激突の時!クインシーに迫る魔の手』
一護達は、再び現れた宇田川が人間を襲っている現場に駆けつけた。一護、ルキア、織姫、チャド、石田に囲まれながらも余裕の宇田川。宇田川は自らのドール・フリードの能力で数の不利を補う。フリードはひも状のものをヘビのように操って攻撃することが出来るのだ。正面からの攻撃をことごとくかわされる一護達。そしてついに石田がフリードの攻撃で捕まってしまう。その時、石田がクインシーであると気付いた宇田川の顔色が変わる。
第72話『水の攻撃!閉ざされた病院からの脱出』
バウントの攻撃で負傷した石田は、空座総合病院に入院することになった。敵の狙いがクインシーであることを知った一護達は、石田を守るために病院に留まる。何事もなく時間が過ぎていくかと思われたその時、石田の病室の水道から勢い良く水が流れ出す。水のドール・ギュンターとグールを操る双子のバウント・鵬(ほう)と磐(ばん)が襲ってきたのだ。ギュンターとグールの攻撃から必死に逃げる一護達。しかし、2人の猛攻に次第に追い詰められていく。
第73話『BLEACH 水と花火のイリュージョン壮絶!雨中の大決戦スペシャル』
一護達は病院を襲撃してきた双子のバウント・磐と鵬から必死に逃げる。やっとのことで病院から脱出したが、外は雨だった。水のあるところならどこにでも現れるドール・ギュンターとグールの猛攻にピンチに陥る一護達。かろうじてチャド、織姫、石田を逃がすことには成功するが、一護、恋次、ルキアは水で出来たギュンターとグールの体内に取り込まれてしまう。その頃、バウントのリーダー・狩矢(かりや)の屋敷には続々とバウントが集まりだしていた。
第74話『BLEACH 水と花火のイリュージョン壮絶!雨中の大決戦スペシャル』
鵬と磐の襲撃で傷ついた石田は、意識を亡くして倒れていたところを芳野に保護されていた。何故自分を助けたのかを芳野に問う石田。芳野は、自らが歩んできた過去を語りだす。それは普通の人間とは違う能力を持つバウントが受けた迫害の歴史だった。その頃、尸魂界には、剣八が隊長に就任した時に十一番隊を脱退してどこかに姿を消した死神・一之瀬(いちのせ)がバウント事件に関係しているという情報が伝えられていた。
第75話『十一番隊激震!よみがえった死神』
芳野の隠れ家でバウントの歴史を聞いていた石田。そこに、バウント・古賀(こが)が襲撃してくる。鉄のドール・ダルクを操る古賀と戦う石田と芳野。しかし、芳野のゲーテの炎の攻撃は鉄で出来たダルクにはまったく効かなかった。ダルクの強力な一撃が芳野に迫ったその時、石田が芳野をかばう。バウントが滅ぶ寸前の少数の種族であるということを知った石田は、その状況をクインシーの現状と重ねて考えていた。その頃、一護達は石田の行方を追って町を走り回っていた。
第76話『力の激突!フリードVS斬月』
バウントの屋敷に侵入した一護、ルキア、りりん、之芭(ノバ)、蔵人の5人は、屋敷の大広間で狩矢とその仲間のバウント達と初めて顔を合わせる。狩矢の不気味な迫力に気圧される一護とルキア。一護は、ルキア達を広間から逃がす為に一人残ってバウントに戦いを挑む。一方、広間から脱出したルキア達は、石田を救出する為に屋敷の奥に向かっていた。しかし、ルキア達の前に元十一番隊の死神・一之瀬真樹(まき)が立ちはだかる。
第77話『消えぬ怨念!剣八が斬った死神』
狩矢を裏切った宇田川は、元十一番隊の死神・一之瀬真樹の手で葬られた。一之瀬は、そのまま斬魂刀を解放して一護に戦いを挑んでくる。一進一退の攻防が続くが、始解した虹霞(にじがすみ)の特殊能力の前に次第に一護が押され始める。その時、2人の戦いを見物していた狩矢が急に戦いを止める。一護に興味を覚えた狩矢が一之瀬に代わって一護と戦うというのだ。その狩矢の背を見ながら、一之瀬は狩矢と出会ったときのことを思い出す。
第78話『護廷十三隊驚愕!!歴史に埋もれた真実』
夜一の奇襲で狩矢の屋敷から命からがら逃げ出した一護達。重症の石田と芳野は浦原商店で治療を受ける。夜一は、尸魂界からバウントとクインシーに関する新しい情報を持ってきていた。それは、過去に繰り広げられたバウントとクインシーの戦いの歴史の記録だった。夜一達がバウントに対する対策を話しあう中、一護の様子が何かおかしい。一護は、狩矢の圧倒的なパワーの前に自信を喪失していた。
第79話『芳野、死をかけた想い』
早朝、こっそりと浦原商店を抜け出した芳野は、狩矢の屋敷に向かう。狩矢の野望を知っている芳野は、命をかけて狩矢を止めるつもりだった。芳野が消えたことに気付いた石田は、りりんをつれて芳野の後を追う。一方そのことにまったく気付いていない一護達は、浦原商店でのん気に朝食をとっていた。狩矢の元にたどり着いた芳野は、傷ついた体のままゲーテを出して狩矢に挑む。
第80話『強敵の急襲!小さな最終防衛線!?』
芳野の死によって生み出された狩矢の新しいドール・ビットが大量に発生してから一夜が明けた。一護達が受けたダメージは計り知れず、浦原商店に結界を張ってバウントから発見されないようにして当面やりすごすことにする浦原。しかし一護だけは狩矢達の動きを警戒するため、バウントの気配を察知できる改造魂魄のりりんたちを連れて自分の家に帰る事になった。一護の部屋に、りりん、蔵人、之芭、それにコンと4体のぬいぐるみ全てが集まる。
第81話『日番谷動く!襲われた街』
芳野の死から数日、狩矢が作り出した新しいドール『ビット』が人間を襲い、その魂魄を集め始める。尸魂界も密かに隠密機動を配置して現世の警備を強化しているのだが被害は収まらない。狩矢達はビットが集めてくる魂魄を自らの体内に取り込み、より強大な力を手に入れていた。一方もはや隠密機動だけでは手におえないと判断した護廷十三隊は、松本乱菊、吉良イヅル、檜々木修兵(しゅうへい)、綾瀬川弓親の四人を現世に派遣する事を決定する。
第82話『一護vsダルク!白き闇の出現』
ビットの大群に襲われた恋次の霊圧が消えた。恋次の行方を追って街中を走り回る一護、ルキア、織姫、チャド。一護は、その途中でビットに襲われる啓吾を見つける。ビットを一蹴する一護だったが、啓吾は重症をおってしまう。一護は啓吾を治療するために急いでその場を離れようとするが、その行く手を古賀が阻む。その頃、織姫と合流したルキアはヨシの襲撃を受けていた。更に、公園にいたチャドの前には沢渡(さわたり)が現れる。
第83話『灰色の影、ドールの秘密』
ヨシの猛攻に苦戦するルキア達。追い込まれたルキア達は、蔵人と織姫がオトリになってルキアが強力な鬼道を放つ時間を稼ぐ作戦をたてる。一方一護は、古賀のドール『ダルク』の攻撃に大きなダメージを受けていた。倒れている一護を見て、古賀は古い記憶を思い出す。それは古賀が人里から離れて静かに暮らしていた時代。ある日、狩矢が古賀の元を訪れて一人の若いバウントを預かって欲しいと頼んできた。
第84話『代行チーム分裂?裏切ったルキア』
瀕死の一護を助けたのは、尸魂界から派遣されてきた三番隊副隊長の吉良イヅルだった。傷ついた一護に変わってダルクと戦闘を開始するイヅル。その頃、ヨシとルキア・織姫の戦いに突然馬橋(まばし)が乱入してきていた。人間の魂魄に酔っている馬橋は、ドール『リズ』をだして味方であるヨシごと手当たり次第に攻撃を開始する。何故かリズの攻撃を恐れるヨシは、その場を馬橋に任せて退却する。
第85話『涙の死闘!ルキアvs織姫』
リズに操られたルキアは、馬橋の命令通り織姫に攻撃を開始する。動揺しながらも瞬盾六花(しゅんしゅんりっか)で必死に防御する織姫。馬橋は、リズの能力で眠っていたルキアの死神の力を強制的に引き出す。ルキアは死覇装姿になって斬魂刀で織姫に切りかかる。ルキア相手に本気で戦うことが出来ない織姫は次第に追い詰められていく。その頃、なんとか浦原商店に戻ってきた一護は、重症の啓吾の治療を花太郎に託していた。
第86話『乱菊舞う!見えない敵を斬れ』
バウント・沢渡と公園で対峙するチャド、之芭、ウルル。戦いが始まろうとしたその瞬間、十番隊副隊長・松本乱菊がいきなり姿を表す。一緒に現世に来た吉良達とはぐれてしまった乱菊が、偶然チャドの姿を見つけて近づいてきたのだ。まったく緊張感のない乱菊は目の前にいる老人・沢渡がバウントだと言われても信用しない。と、沢渡がドール・バウラを召還。バウラは特殊な異空間を自在に泳いで移動することができ、その間は姿が見えない。どこから襲ってくるかわからない敵に苦戦する乱菊達。
第87話『白哉召集!動き出す護廷十三隊』
激闘の末、バウラの強大なパワーの前に敗れた之芭。ボロボロの之芭をかばいながら戦う乱菊とチャド。追い詰められバウラの空間に吸い込まれそうになったとき、之芭が最後の力を振り絞って一同を別の場所に移動させる。なんとかその場を脱出した乱菊たちだったが、このままではバウラにやられるのは時間の問題だった。その時、乱菊はバウントセンサーとしての之芭の力を使ってバウラを釣り上げる方法を思いつく。一方その頃、瀞霊廷に侵入者が入りこみ偶然通りがかった一角と戦闘になる。
第88話『副隊長全滅!?地下洞窟の罠』
戦闘を終えたルキア、チャド、織姫、之芭、蔵人が浦原商店に帰ってくる。それぞれに治療を受けながらバウントの戦闘力が劇的にあがったことを話す一同。その頃、先行して調査していた弓親は狩矢達が隠れている洞窟を発見していた。そこは昔のバウント達が隠れ住んでいた遺跡だった。合流した乱菊、吉良、檜佐木、弓親の四人は、洞窟に突入する。洞窟ではバウントの一人、宇柿(うがき)がドール・ゲゼルを使って巨大な罠を張っていた。
第89話『再戦!?石田vsネム』
バウント達の隠れている洞窟に乗り込む一護、恋次、ルキア、チャド、織姫と改造魂魄のぬいぐるみ達。警戒しながら進んでいると、突然目の前にドール・ゲゼルの目が現れる。ゲゼルの目を追って奥に入る一同。そのまま広い部屋に入ると、そこには信じられないぐらい大量のゲゼルの目が待ち受けていた。いきなり乱戦になる一護達。その頃、山奥でクインシーの力を取り戻すために修行していた石田の元に、十二番隊副隊長の涅ネムが姿を表す。
第90話『阿散井恋次、魂の卍解!』
ゲゼルの迷宮の最深部にたどり着いた一護と恋次の前に姿をあらわしたドール・ゲゼルの本体。斬月を構える一護。と、恋次が一歩前に出る。「ここは俺一人でやらせてくれ」という恋次。現世に来て以来一護達と連携した戦闘に慣れてしまっていた恋次は、自らの中に油断があったことを自覚していた。その結果、人間の魂魄を守りきれなかったことに自責の念を感じていた恋次は、追い込まれた状態で自らを鍛え直したいと思っていた。卍解した恋次と本体を出現させたゲゼルの死闘が始まる。
第91話『死神とクインシー、よみがえる力』
バウントの真の目的は尸魂界を壊滅させることだと言う狩矢。その言葉に驚愕する一護。バウントとは、尸魂界が魂魄実験の副産物として生み出したものだったのだ。卍解できない一護は狩矢の猛攻に追い込まれていく。月牙天衝も通用せず、ついに動けなくなる一護。狩矢は一護の手から斬月をとりあげ、その刃を一護に向ける。その頃、織姫の治療を受けていたルキア達の前に、何者かの影が近付いていた。
第92話『死神世界への突入、再び』
ソウルソサエティにやってきた狩矢達バウントは、いきなり死神達と戦闘になる。迎え撃つのは二番隊副隊長の大前田(おおまえだ)と七番隊副隊長の射場(いば)。しかし、霊子に満ち溢れた尸魂界にやってきたバウントは、まわりの霊子を吸収してパワーアップしてしまう。一瞬で副隊長二人を倒す古賀のドール・ダルク。一方、バウントを追って尸魂界にやってきた一護達は、ひとまず空鶴の屋敷を目指す。しかし屋敷は前の場所にはなかった。引っ越した空鶴邸を探すはめになる一護達。
第93話『バウント強襲!激震の護廷十三隊』
十三番隊に復隊するために流魂街を急ぐルキアの前に現れたバウント・ヨシと戦闘になるルキア。しかし、霊力の戻っていないルキアはあっという間に追い詰められてしまう。と、そこにバウントの気配を感じたりりんが現れる。りりんは幻覚の能力を使ってルキアを援護する。りりんと連携したルキアの蒼火墜(そうかつい)がヨシに直撃し、吹っ飛ぶヨシ。しかし、ヨシは尸魂界の満ち溢れている霊子を吸収することでまたたく間に傷を癒して復活してしまう。
第94話『日番谷の決意!激突の時迫る』
狩矢達によって破壊された瀞霊廷の建物を調べる日番谷たち。いつの間にか廷内に侵入を許したことに動揺する日番谷。一方、ヨシとの戦いで重傷を負ったルキアは、朽木の屋敷に運ばれて治療を受けていた。屋敷までついてきた一護は白哉に一緒にバウントと戦ってくれというが、白哉は護廷十三隊に任せておけと言って相手にしない。険悪な雰囲気になる一護と白哉。その頃、流魂街79地区『草鹿(くさじし)』の賭場に狩矢と一之瀬が姿を表す。
第95話『白哉出陣!風を裂く桜の舞』
草鹿の森で白哉と狩矢の戦いが始まった。白哉を挑発しながら攻撃する狩矢に対して無言で斬りかかる白哉。互角のスピードで激突する二人。ついに白哉は斬魂刀を解放するが、狩矢の見えないドールが千本桜をはじき返す。戦闘の最中、白哉は狩矢のドールの秘密に気付く。一方その頃、古賀は草鹿の賭場に流魂街のならず者達を集めていた。バウントの不死身の能力を見せ付けられたならず者達は、狩矢達に協力することに。
第96話『一護・白哉・狩矢、三極の戦い!』
白哉と狩矢の戦闘の場に駆けつけた一護は、卍解して狩矢に斬りかかる。さらに白哉も卍解して狩矢を攻撃するが、二人の息が合わずに互いに邪魔しあってしまい狩矢にダメージを与える事が出来ない。こう着状態に陥る3人。と、その場に、強力な霊圧の攻撃が打ち込まれる。攻撃してきた人物は、自らを蘭島(ランタオ)と名乗った。それはバウントを作り出した張本人だった。その頃、ガンジュ達は草鹿のブルのアジトに到着していた。
第97話『日番谷出撃!森の中の敵を斬れ』
バウントがならず者達を集めているという情報を得た日番谷は、乱菊と恋次を引き連れて自ら草鹿の森に乗り込んで調査を開始する。その頃瀞霊廷内では、一之瀬によって破壊された建物の修復作業が始まっていた。その作業を視察していたマユリは、何かに気がついて急いで技術開発局に戻る。一方、十一番隊隊舎では剣八とやちるが出かける準備をしていた。バウントの動きに合わせるかのように瀞霊廷内の緊張も高まってゆく。
第98話『激突!更木剣八VS一之瀬真樹』
日番谷たちがバウントたちが隠れていた場所にたどり着いた時、そこには一之瀬が一人で待ち構えていた。一之瀬は、すでに瀞霊廷に向かった狩矢たちのために一人で日番谷達を足止めするつもりだった。一護やチャドたちも合流して大人数に囲まれた一之瀬は、斬魂刀・虹霞の能力を解放して一護たちを翻弄する。その攻撃でピンチに陥る日番谷たち。その時、何者かが一同の中に割って入り、巨大な霊圧で虹霞の技を吹き飛ばす。
第99話『死神VS死神!暴走する力』
草鹿のならず者達を使って瀞霊門を開けることに成功した狩矢たちは、侵入の際、警備の死神を攻撃した後、ならず者達までをも倒しさらなる混乱を引き起こす。狩矢たちの後を追ってきた一護たちは、傷ついた門番たちの治療のために織姫一人を残して混乱する廷内に入っていく。瀞霊廷内では、緊急隊首会が開かれ、隊長たちが今後の対応を協議していた。一方、侵入したバウントの馬橋は、リズを使って死神たちへの攻撃を開始する。
第100話『砕蜂死す?隠密機動の最後』
砕蜂はリズに操られた刑軍の部下に毒を打ち込まれる。力を増しているリズは、複数の死神を同時に操る事ができるようになっていたのだ。その上砕蜂の前でリズに操られた刑軍が同士討ちを始める。毒が全身に回り始めた砕蜂はかろうじてその混乱を抜け出す。更に瀞霊廷の各所でもリズに操られた死神が仲間を襲い始め、廷内は大混乱に陥る。そんな中、リズと戦った経験のある檜佐木が狛村の七番隊と供に、事態収拾の為に動き出す。