第1話『エゾノ―へ、ようこそ』
広大な敷地と牛、豚、馬などの動物がたくさんいる大蝦夷農業高校(エゾノ―)。そこに「寮があるから。」という理由で入学した八軒。脱走した一匹の仔牛を捕まえようと追いかけた八軒だったが、林の中で迷子になってしまう。クマ注意の看板におびえる八軒の前に現れたのは・・・!?
第2話『八軒、馬に乗る』
エゾノ―では運動部への参加が必須。しぶしぶ部活動を探し始めた八軒は、馬術部を見学することに。その馬術部には同じクラスの女子御影が所属しており、「自分の足を使わなくていいのは、楽で良いかも。」と入部を決めた八軒だったが・・・。
第3話『八軒、豚丼と出会う』
実習で子豚を飼育することになった八軒。競争に負けた小さな子豚に自分を重ねた八軒は、将来食肉になる運命と聞かされながらも、その子豚に名前を付けてしまう。
第4話『八軒、ピザを焼く』
校内のゴミ拾い中、ゴミ山の中から石窯が発見された。それをきっかけにピザ作り担当に任命された八軒。ピザなど作ったことのない八軒だったが、ピザの宅配圏外に住む多くのクラスメイトからの熱い願いを断ることができず、渋々引き受けることに。
第5話『八軒、脱走する』
「あいつが今夜くる・・・」。ある日の夜、西川が確かな情報筋から手に入れたというウワサを聞いた寮生たち。そいつは夜9時にとある場所に現れるという。しかし、その時間には寮から出ることは許されておらず、無断外出がバレると便所掃除の罰が待っている。しかしそんなことは関係ない、すでに覚悟は決っている!ただ誇りのために戦うのみ!そしてついに男たちの脱出計画実行のときが来た・・・!
第6話『八軒、御影家に行く』
夏休み中は改修工事のために寮が使えないことを知った八軒。実家には戻りたくないと思っていたところ、御影に「行くとこ無いならうちに来ない?」と誘われ、彼女の家でアルバイトをすることに。
第7話『八軒、ギガファームへ』
御影の家でのアルバイトの息抜きに多摩子父が経営するギガファームに行くことになった八軒と御影。果てしない一本道を車で走っていくとギガファームの看板が見えてきた。そこに待っていたのは、八軒の想像を大きく超える巨大な農場だった!!
第8話『八軒、大失態を演じる』
御影の家でのアルバイトにも慣れ、手際も良くなっていた八軒。そんなある日、御影の祖父の勧めで搾りたての生乳を飲んだ八軒。思わず五体投地してしまうほどのおいしさに感動する八軒だったが・・・。
第9話『八軒、豚丼に迷う』
御影の家でのバイトを終え、寮に戻った八軒。久々に豚丼に会いに行ってみると、そこには、でぶ~んと肥え太って、豚らしくなった豚丼が・・・!しかし、それは同時に、豚丼の出荷が迫っていることを意味していた・・・。
第10話『八軒、豚丼と別れる』
豚丼の出荷が明日に行われると告げられた時、八軒は、食肉に加工された豚丼を買い取ると申し出る。富士先生はその申し出を了承し、豚丼の肉はすべて八軒が買い取ることに。それから数日後、八軒のもとに、食肉に加工された豚丼が届いたとの知らせが。
第11話(最終回)『走り出せ、八軒』
野球部に所属する駒場は1年生ながら、公式戦にピッチャーとして先発出場。八軒たちエゾノー生も応援に駆け付ける中、野球部は白熱した試合を見せる。その光景を目の当たりにした八軒たちは、自分たちの中から何かがたぎってくるのを感じ、寮まで走って帰ることに。