第1話『運命は、英語で言うとデスティニー』
締め切り間近の編集者の元にやってきた「業界最速」の自転車便。その男がヘルメットを取り名を名乗る。「自転車便の綾崎ハヤテです。」。季節はクリスマスイブ。道中で偶然であった高校のクラスメイトに、パーティーに誘われるハヤテ。だが、彼はその誘いを断る。バイト中というのもあるのだが、実は彼にはパーティーに参加するお金がないのだ!彼の両親は無職・・・。夢見がちな父に、家事をボイコットで遊ぶ母・・・。彼が働かないと食うことができないのだ!そんな彼に突然のバイトクビ命令!綾崎ハヤテの思いもよらぬ波乱の日々が幕を開ける!
第2話『三千院ナギの屋敷と、新たなる旅立ち』
サンタの悪夢から目が覚めると、そこは豪華なシャンデリアが並ぶ寝室だった!あまりのことにそこが天国だと誤解するハヤテ。一方、その豪華な家の主人・ナギは、メイドのマリアにハヤテを自分の執事にしようと相談を持ちかける。昨日、ハヤテが悪い人たちから自分を守ってくれたこともあるが、告白されたことがかなり影響している。だが、それは大いなる誤解だったのだ・・・。ハヤテ、そしてナギの話から、マリアは、誤解から生まれたこの奇妙な関係の真相を知る。この後一体どうなるのか?
第3話『世界の中心でアイを叫んだり叫ばなかったりな獣とロボと執事』
ハヤテの両親が作った借金1億5千万は、ナギが肩代わりすることで、一応の解決はみた。だが、自分が言った何気ない一言で、結局は、ナギから1億5千万を借りるという形になってしまったハヤテ。無利子、無担保、出世払いとはいえ、三千院家の執事として働き、完済するのはいつのことやら・・・。ナギの住んでいるところは、別宅とはいえ、その広い屋敷に住んでいるのは、わずかに三人。一つ屋根の下、かわいい女の子と一緒に暮らすことに緊張するハヤテ。ナギは、その「女の子」とは、自分のことだと思っていたが、それがマリアだとわかり激怒。こんな調子で、ハヤテの執事生活は始まったのだ。
第4話『はぢめてのおつかい~こちらスネーク。誰も応答しない』
庭の掃除をしているハヤテのところにしゃべるトラのタマが話しかけてきた。昨日の戦いを経て、ハヤテには自分がしゃべれることを明かしたタマだったが・・・。自分のイメージを大切にしたいというタマにあきれるハヤテは、車で出かけるナギを見かけた。行き先は学校。ナギはお金持ちがいっぱい通っている有名名門校・白皇学院の生徒だったのだ。ところが、ナギは久々の登校だったのか!?お弁当を忘れてしまったらしい。執事として、お弁当をナギにお届けする!果たして、白皇学院で無事に、ナギにお弁当を渡すことができるのか?
第5話『不用意なボケと優しさが不幸を呼ぶ』
学校にナギを送り出すため、執事の仕事をするハヤテ。朝食を済ませ、制服を着替えて学校に登校するかと思いきや、二度寝宣言をして部屋に戻ってしまったナギ。これは一体どういうことだ?これには、ナギの生い立ちが深く関係していた。三千院家の一人娘ということで、今までに様々な事件に巻き込まれていたナギ。その影響で、今のような性格になってしまったらしいのだ。だが、友達は多いのだとか。と、そこに一本の電話がかかってきた。電話の相手は、咲夜。ナギが一方的にその電話を切ると、屋敷の窓を破り、なんと咲夜が飛び込んできたのだ!そして、ナギに激しくツッコむのだった・・・。
第6話『時が見えると君は言うけど、たぶんそれは走馬灯』
伊澄がナギの家に遊びに来た。ナギは、伊澄が迷子になると予想していたのだが、意外と早くに遊びに来れた。伊澄はちゃんと迷子になったのに、ナギの家に来れたというのだ。どうやらハヤテが連れて来てくれたらしいのだが、何やらトラブルに巻き込まれている様子だというのだ。当のハヤテ本人は、困っていた。以前両親の借金で追い回された黒服たちに偶然再会するならともかく、同時に伊澄を誘拐しようとしていた黒服たちにも再会し、ハヤテ自身が怪しい人物と思われてしまったのだ!
第7話『男の戦い』
ワタルは、ナギの許婚であった。ナギに許婚がいることに対し、生活観の違いを再認識し感心するハヤテ。だが、ナギはそのことを必死で否定する。ナギは、ハヤテが自分に許婚がいることを怒っていると思い込んでしまっていたのだ。さらに、ワタルはワタルで、ナギではなく伊澄のことが好きなので、ナギとワタルの関係は決められた許婚という関係だけで、そこに恋愛感情はなかったのだ。伊澄がワタルのことを好きになれば、問題は解決するのだが、実は伊澄は、ハヤテに好意を抱いている・・・。ナギとハヤテ、そしてワタルと伊澄。この4人の関係は、複雑に絡み合っているのだ。
第8話『ネコミミ・モードで地獄行き』
一夜明け、朝食を一緒にとるナギと咲夜。朝食を済ませ、学校に向かう咲夜に対し、ナギは、まだ伊澄が寝ているという理由で、学校をサボろうとしている。サボりの理由はどうであれ、ナギがサボりたいという気持ちの裏には、少しでも多くハヤテと一緒にいたいという気持ちの表れだったのだ。ナギの本心を知るマリアは、ハヤテがナギのことをどう思っているのか確かめることにした。だが、ナギに呼ばれたハヤテが部屋に行くと、手渡されたのはセーラー服。ハヤテには似合うということで、ナギはセーラー服をハヤテに着せようとしたのだ!
第9話『エロイムエッサイム。ウシくん ウシくん!なんだい カエルくん?』
いつものようにナギを起こしに部屋に来たハヤテ。だが今日は、手にナギの制服を持っていた。なんと、ハヤテがナギの送り迎えをすることになったのだ!そんなことで学校に行くようになるかと強気なナギだったが・・・。ちゃっかりハヤテの自転車の後ろに座り、まんざらでもない様子。とりあえずナギを学校へ送り、屋敷に戻ったハヤテを待っていたのはタマだった。タマに学生たるもののなんぞやを語られているといつの間にか、ナギの迎えの時間に。ということで、ナギを迎えに行き、屋敷に戻る。すると、ナギが学校にノートを忘れたことが発覚!ハヤテは夜の学校にナギのノートを取りに行くことなった。
第10話『世にも微妙なハイデフレ。ゲームは積まずにプレイしろ』
部屋でレアなレトロゲームをしているナギとそのそばに座っていた咲夜。「レアなゲーム」と聞いて入手したが、ゲームの内容はヒドイものだった。二人でその内容のひどさを突っ込むと・・・、突然、ゲーム画面に二人を逆なでするメッセージが!それを見た二人がゲーム機に怒りをぶつけ始める!と、そこにマリアが食事の用意が出来たと二人に知らせに来る。そして二人は部屋を後にするが・・・、なにやらゲーム機から怪しい煙がたち昇り始める。
第11話『僕の命の価値はプライスレス』
三千院家の本宅に行くことになったナギとハヤテとマリア。そして、なぜかヘリコプターに乗り込んでいた咲夜と共に本宅に向かった。本宅にいるナギのおじいいさまとは一体どういう人物なのか?ナギと咲夜は、ハヤテに不安がらせるような人物像を伝えるが果たして・・・。本宅に着き、ものすごいお迎えを受けるナギたち。だが、ハヤテだけは「お金に縁がなく貧相」という理由で捕まっていた。ようやく誤解も解け、中に入ることを許されたハヤテだが、想像以上に落ち込んでいた。ナギが着替えるということで、仕方なく庭をうろつくハヤテ。とそこで、庭師風のおじいさんと出合った。
第12話『僕らは昔、宇宙の刑事に若さとは振り向かない事だと教わった』
小学校の頃、自分の将来について書いた作文を読み上げている夢を見たハヤテ。こんな夢を見るのは、ナギのおじいさんに会ったことが影響しているのだろうか?ふと、マリアに将来の夢を尋ねるハヤテだった。そんなハヤテの様子を心配するマリアだったが、ハヤテは何かに目覚めたかのように執事の仕事をこなしていくのだった。では一体、ハヤテの将来の夢とは何なのか?マリアがハヤテの聞くと、予想だにしない答えが返った来た。
第13話『夏を制する者は受験を制するらしいっすよ』
執事の仕事をしながら、西沢さんのことを思うハヤテ。いくら今の自分が女の子と付き合う資格がないとは言え、変な断り方をした自分を反省していた。そんなことを考えつつ、ナギに届いた郵便物を届けに行く。その書類は、ハヤテの白皇学院編入手続きの書類だった。自分が退学になっていたことも先日知ったばかりなのに、学費だって払えない!と驚きを隠せないハヤテ。そんなハヤテを一喝するナギだが、当のハヤテはうれしくて泣き出してしまった。
第14話『ちょっとちょっと!パーティー行かなあかんねん。早よして、ホント』
白皇学院の編入試験も終り、早くも合格祝いパーティーをやることになった!試験勉強の邪魔や雪路の試験妨害など様々なことがあったとはいえ、合格したしているという自信は多少あったハヤテ。一方、桂家では雪路が血相を変えていた。慌ててヒナギクの部屋に入る雪路。雪路の口から驚きの事実が告げられた!「ハヤテの編入試験 不合格」。しかも雪路のいたずらがハヤテを不合格にした原因が多分に考えられるという事実を聞いたヒナギクは大激怒。とりあえずは、不合格という事実を告げなければいけないのだが、合格パーティーは間もなく始まろうとしていた!
第15話『サムライ、ブシドー、動くヴァンダム』
マリアのおかげで、とりあえず白皇学院に編入できたハヤテ。パーティから一夜明け、生徒手帳をみて改めて夢ではないと確認し、思わず喜ぶハヤテ。そんなハヤテにナギは自分のクラスと同じになれるかの心配をしている。ナギは13歳だから自分とは学年が違うはずなのに?と思うハヤテにナギは驚きの事実を告げる。なんと、ナギは飛び級をしているので高校生なのだ!驚くハヤテに、証拠として学生証を見せるナギ。なにはともあれ、登校日初日、朝の7時に学校に向かったハヤテとナギであった。
第16話『負けてもマケンドー』
東宮のと剣道勝負をすることになったハヤテ。執事には執事を、ということで東宮は執事の野之原にハヤテと戦えと指示をするのだが、自分は戦わないという軟弱な姿勢に対して、野之原に怒られる東宮。その過激な教育方針ぶりに止めに入るヒナギク。東宮のあまりの情けなさにヒナギクは止めに入ったのだが、それが功を奏して(?)、自らも戦う決意をする。自分がハヤテと戦っても勝ち目がない!だったら、主と主との対決ということで、ナギと戦うことを要求する。その姿に一同は唖然とする。
第17話『あなたのためにメイっぱいナギ倒します?』
庭で掃除を慰しているハヤテ。と、そこに屋敷からナギの咆哮が聞こえてきた!慌てて、ナギの部屋に駆け込むハヤテ。そこで見たものは、部屋一面に広がった紙切れとえらく怒っているナギがいた。マンガ賞落選が原因らしい。しかも審査員からは、『人生経験が足りない』とコメントされていた。マリアは、世の中にはお金だけではどうにも出来ないことがあるということを学べる良い機会だというのだが・・・。考えたナギは、人生経験の豊富そうなハヤテに色々聞いてみることにした。
第18話『レアカードは水着です』
専用ジェットで白皇学院の臨海学校に行くことになったハヤテ。機内では、各自が自由な時間を過ごしていた。そして着いたのが白皇学院の臨海学校専用の島・白皇島。専属の執事兼支配人のシュミットに迎えられ、各自部屋に入っていった。雪路の命令で水着に着替えてプールサイドに集合した参加者たち。準備体操をしていると、シュミットがシンクロナイトスイミングあやつりマシーンなるものを操縦して、みんなを操りだした。
第19話『サキさんのヤボ用(全国版)2007』
ナギが一週間以上前にワタルのビデオ屋からDVDを借りていた。そのDVDの返却期間が過ぎているということで、ワタルが屋敷に取り立てに来た。取り立てついでに、ワタルは、ハヤテに最近サキが元気がないことを相談するのだった。もしかしたら、自分がサキの誕生日を忘れていたことに落ち込んでいたのかも、とワタルには思い当たるものがあった。そこで、以前サキに約束していた成人式用の振袖を買おうとナギにお店を紹介してもらったはいいが、以外に高い振袖の価格にびっくりするワタルであった。
第20話『本は好きですが、歌え大竜宮城』
夏休みだからなのか?なぜか朝も早く起き、生き生きしているナギ。一方ハヤテは、この夏休みに『必殺技』を取得しようと考えていた。そこで、何か本がないかと屋敷の書庫に行ってみることに。膨大な本の中から、必殺技に関する本を探すハヤテとナギ。その様子を見ていたマリアであったが、そんな簡単に身に付くような『必殺技』の本なんてあるはずがないと思っていたのだが、ふと目にした棚に『三千院家の奥義書』が置かれていたのだった。
第21話『ピーターさんもいい迷惑』
ナギの提案で遊園地に行くことになったハヤテ。だが、その遊園地というのは屋敷の敷地内にあったのだ。残り少ない夏休みをハヤテと少しでもハヤテと二人で過ごしたいというナギの願いがこめられていた。大勢のマスコットに迎えられたが、何やら異常に熱烈に歓迎される。というのも、ナギがこの遊園地自体に来るのが3年ぶりということで、その間、誰も来ていないということが原因であった。実はこの遊園地、帝からの誕生日プレゼントなのだが、乗り物の身長制限が140センチ以上である為、ナギは乗り物に乗ることが出来なかったのだ。
第22話『カポーンって擬音は誰が考えたんだろうね?スゲーよね』
夏休みも終わりが近づき、超必殺技の修行に励むハヤテ。ナギは、ハヤテが修行に励むあまり退屈でしょうがない。ということで、退屈しのぎにマンガを読むナギ。それは魚釣りのマンガだった。マンガの影響を受けやすいナギ。早速、影響を受けたナギの提案で、屋敷にある湖に魚釣りに行くことになった。直径2キロぐらいある大きな湖に世界中の様々な魚が生息しているということで、ハヤテ、ナギ、マリアの3人は釣りを始める。次々と魚を釣るハヤテとマリア。一方、ナギは、なぜか竿を飛ばすばかりだった。
第23話『ちびっ子ではない天才先生来たる』
夏休みも明けて今日から新学期ということで学校に行こうとするハヤテだが、なんとナギが風邪を引いてしまい学校を休むことに!ナギを屋敷に残し、心配ながらも一人で学校に登校するハヤテ。学校でヒナギクと逢い、談笑していると何やら雪路が慌ててやってきた!どうやら今日から新しい担任が来るということで副担任に降格させられたというのだ!そしてその新担任は三千院家の介護ロボを開発した牧村だったのだ。なぜ牧村が白皇学院の教師になったのか?それは人としての大切な心が欠けているということでそれを学ぶべく上司からの業務命令でやってきたのだ。
第24話『モテすぎて困る苦労はしたこと無いなぁ~』
ナギが学校に来ないということで、心配になった咲夜と伊澄がナギの家に遊びに来た。ふと伊澄が自分のストールが無いことに気付き、ハヤテが探すことになった。タマが客間で寝ようとしたとき、ベットの上に伊澄の黒いストールを見つけた。タマが爪でそのストールを取ろうとしたとき、ワタルがそのストールを奪った!そのストールのにおいをふと嗅ぐワタル。その姿を見てしまったハヤテ。このことを二人の秘密にしようとするハヤテに対して、タマは、そのことを広める気マンマン!部屋を飛び出しパソコンルームに入り、ネットで広めようと掲示板にアップしようとするのだった!
第25話『心を揺らして』
ナギの勢いとはいえ、鷺ノ宮家に売られてしまったハヤテは落ち込みまくっていた。伊澄はそんなハヤテを元気付けようとしていた。一方ハヤテを売った張本人のナギは、マリアに、自分がやったことは、ハヤテが両親にされたことと変わりがないことを指摘されて反省する。ナギは、ハヤテを屋敷に連れ戻そうと考えるが、ハヤテが自分のことを嫌いになってしまったのではないかと思い、行動に踏み切れないでいた。そこに現れたのがギルバート。彼の提案で、ナギとハヤテの愛の絆を確かめることになったのだが、その方法とはなんと狂言誘拐だった。
第26話『お届けまで29分でしたので、規定通りの料金でお支払いお願いします……は、遠い前世紀の話』
ナギの新しいマンガの題材の参考資料のため、ワタルのお店にDVDを借りに行くハヤテ。その途中、三千院家の遺産目当てで、再びギルバートが襲い掛かってきた。戦いの最中、偶然に西沢さんを見つけたハヤテは、西沢さんが巻き添いになってケガでもしないように、一緒に逃げるのだった。一方三千院家には、咲夜がギルバートの行方を尋ねて電話をかけてきていた。なにやら大量の請求書が自分宛に送られてきたということで、その行方を追っていたのだ。ハヤテは公園に着き、何やら公衆電話に三千院家特製のカードを入れると、なんと地下から黒いケースが表れた。
第27話『ハヤテ大地に立つ』
ナギが新作のマンガを書き上げ力尽きたため、今日は一人で学校に行くことになったハヤテ。学校でヒナギクに会い話をしていると、突然、執事バトル大会の開催を知らせる校内放送が流れてきた。ヒナギクは、そのアナウンスをした正体に気づき、ハヤテと共に生徒会室に向かった。そこで待っていたのは白皇学院理事長・葛葉だった。そして葛葉は、ハヤテに執事バトルについて、執事の本質について問う。執事とは例え命に代えても主を守り抜くことと言う葛葉に、ハヤテは反論できずにいた。
第28話『黒いハヤテ』
理事長の思い付きで始まった執事バトル。1回戦を戦い終えたハヤテを迎えるナギだが、ふと、最初にハヤテと会った頃を思い出していた。一方、リング上では伊澄の執事と氷室のバトルが始まった。ナギとハヤテは、敵情視察で試合を観戦するが、氷室は超必殺技を出すことなく勝利を収めるのだった。その強さを見て改めて気持ちを引き締めるハヤテであったが、肝心のハヤテの執事バトルはというとなぜか何もする前に勝ってしまうという有り様だった。
第29話『見合』
実家の母からお見合いを勧められたサキ。そのことワタルに相談したところ、あまりに気にしていない様子。そんなワタルを見たサキは、ワタルに反抗するかのように勢いでお見合いをすることになった。だが気にしていないふりをしながらも実は、サキのことが気になって仕方がないワタルは、その件をナギのところに相談にきた。お見合いというものに興味をもったナギ、ハヤテ、咲夜たちは早速、様子を見に行くことになった。そして、サキのお見合い相手というのは、白皇学院の教師・薫京ノ助だったのだ。
第30話『美人お嬢さま名探偵は見た!湯けむり女教師殺人事件』
温泉旅館に来たナギたち。と、突然響き渡る女性の悲鳴。慌てて、悲鳴のした現場に駆けつけるとそこには、仲居の姿をした泉・美希・理沙の3人、浴衣姿の牧村とエイトもやってきた。その現場では、酒瓶やお菓子が散乱していて、浴衣姿の雪路が死んでいたのだ。あたふたする人たちを制し、ナギがこの事件の謎を解決すると宣言。とそこに突然ヒナギクが現れ、さっき届いたという雪路からのビデオテープを持ってきたのだ。早速再生すると、それは、雪路が倒れていたこの部屋で撮影されたと思われる映像だったのだ。
第31話『お金持ちでキレイなお姉さんは好きですか?』
ナギの家に咲夜が遊びに来るとタマを調教しているナギの姿が・・・。咲夜に助けを求めてくるタマをなだめる咲夜だが、それを見たハヤテは、咲夜が面倒見がいいことに気がつく。咲夜は、兄弟がいるから面倒見が良いのではというが、今は違っているが、ナギも実は昔、咲夜を姉のように慕っていたというのだ。自分にも下の兄弟がいれば、面倒見だってできるということで、ハヤテ相手にお姉さんを演じてみるもどうも上手くいかない。咲夜の提案で、屋敷の敷地内に迷い込んでいる子供を捜して世話をしようということになった。
第32話『魔物ハンターようこそ伊澄、とナベシン』
ナギからの話で、どうやら一人で伊澄がナギの家に向かってきているらしい。だが、ハヤテは、どうして毎度毎度道に迷う伊澄が一人で出歩くのかちょっと不思議だった。ナギ曰く、伊澄は『次は迷わないと』と思っているというのだが、どうやらかなりの頑固者らしいのだ。案の定、道に迷っていた伊澄は、偶然咲夜と出会い、三千院家に向かおうとしたのだが、なにやら助けを求めてくる声が聞こえてきた。声の主は何やら見たことがない姿をしていた。伊澄曰く、「土地神の一種」とのことなのだが、その土地神が一体伊澄に何のようだったのか?
第33話『なぜだ?!学院文化祭・前編』
今日から白皇学院の文化祭ということで、ハヤテは前日から泊り込みで、泉・美希・理沙の三人に色んな仕事を頼まれ、それを断りきれずこなしていた。一方ナギは、ハヤテに構ってもらえないとうことで屋敷でスネていたのだが、マリアから、ハヤテはクラスでコスプレ喫茶をやると聞いて、様子を見に行くことにした。その頃ハヤテは、サボりまくっている泉・美希・理沙に変わり喫茶の仕事をしていたのだが・・・、突然来た雪路に拉致され、どこかに連れて行かれてしまった。
第34話『なぜ死んだ?!学院文化祭・後編』
ナギの様子がおかしい。自主的に学校行事に参加して、しかも理事長と一緒に泊り込んでさらに文化祭を盛り上げようとしているのだ。そんなおかしなナギの様子をハヤテとマリアと話しているとそこに突然ハヤテの携帯に着信が。それはヒナギクからの電話であったのが、とりあえず急いで学校に来てくれと言うのだ。慌てて駆けつけるハヤテだったが、そこには変な建物やら、マンガのキャラクターが描かれた車やら、ゲームにグッツに同人誌が売られているブースなどが出展され、人がたくさん押し寄せてきて、大混乱が起きていたのだ。
第35話『必見!ナウなヤングのための最新オシャレデートスポット完全ガイド2007秋』
屋敷でナギを探すハヤテ。そこに突然三つ編みに古風なセーラ服姿のナギが現れた。ナギがおかしくなったのかと心配するハヤテであったが・・・。実は、ナギが新しい漫画のネタを描くための行動であった。役になりきることでアイデアが浮かぶと思ったが、思いのほか何も思い付かなかった。そこで、ハヤテに資料を集めてきてもらうことにした。デートなんてしたことがないハヤテは、途方に暮れていたのだが、そこに現れたのは、私服姿のマリアだったのだ。マリアからの提案で一緒にデートスポットを回ることになった。
第36話『クラウスは倉臼と書いて日本人』
なにやらブラジルでタマと一緒に過ごす夢によってうなされ、夜中に目が覚めたクラウス。夢のことをナギに話すと、夢は潜在的な欲望の具現化ということで、ナギはクラウスに引退をしてもいいと伝える。だが、クラウスは、自分が引退したら三千院家のダメになるのではないかと心配するが、ナギはまったく心配していないと言う。面と向かって、心配ないと言われかなり落ち込むクラウス。そんな様子を心配したマリアは、クラウスに引退しないように説得するのだった。
第37話『普通の女の子に戻りたい、でもキャラソンは買ってね』
どんな女性がタイプなのか?ハヤテは突然ナギに質問され、困惑していた。悩んだ挙句、『普通の女の子が好き』と答えるハヤテ。だが、その答えが、ナギの怒りを買ってしまった。ナギは家出をして『普通の女の子』を習得しようと決心。とそこに偶然現れたのが、西沢歩。そこでナギは、西沢さんを観察することで『普通』をマスターしようと考えた。西沢さんの後をつけて、西沢さんの家に向かうことになるのだが、電車に乗ったり、買い物したりと普段の西沢さんの生活を観察するのに『普通の生活』を知らないナギは、戸惑うばかりだった。
第38話『危うしハヤテ!機能完全停止!!』
クリスマスイブということで、去年も招待された三千院帝主催のパーティに行くことになったナギたち。不機嫌なナギをどうにか連れて行くハヤテとマリア。実は去年のハヤテとナギの出会いは、ナギがこの帝のパーティを抜け出した後に起こっていたことだったのだ。ナギがそんな思い出話をしていると、咲夜、ギルバート、帝もやってきた。相変わらずハヤテに難癖つけてくる帝から無視するように、ナギはハヤテを連れ出し会場を後にする。二人がやってきたのは、思い出の公園。ナギとハヤテはそこで去年の思い出話をし始める。
第39話『よいこの友達 借金執事万才!』
12月25日。ハヤテが屋敷から居なくなったということで、ナギは落ち込んでいた。ハヤテはというと白皇学院に来ていた。偶然にハヤテを見かけたヒナギクが、様子のおかしいハヤテを心配する。するとそこに詩音が現れる。理事長のところに案内するようにお願いするハヤテ。イマイチ状況のつかめないヒナギクは、ハヤテのポケットから見えていた怪しい封筒を抜き取り、中を開けてみる。そこに入っていたのは1枚の写真。ヒナギクは、ハヤテが理事長たちに脅されていると察し、脅しを辞めるように言う。だがハヤテは、ヒナギクへの危害を心配し、早く理事長の下へ案内するように詩音に話をするのだった。
第40話『おせちもいいけどハヤテもね』
大晦日。屋敷の中の自分の部屋で、一年を振り返るハヤテ。とそこにいつの間にナギが現れ、ハヤテに初日の出を見に行こうと提案。だが、クラウスたちには内緒での行動ということで、なぜだか自転車で行くことに。しかもナギが見に行きたい場所は、九十九里浜。とりあえず、初日の出を拝むべく走り出したハヤテとナギ。道中、やはり自転車だと冷え込むということで、屋形車を買ってハヤテに自転車で引かせることに。一方屋敷では、マリアがナギが居ないことに気づき、また部屋に落ちていたあるページが開いたままの漫画を見つけ、ナギの行き先を知ったのだ。
第41話『先生さよなら絶望~卒業スペシャル』
ヒナギクがなんだか元気がない。ハヤテが何かあったのか尋ねると、どうやら雪路がお年玉をくれたらしいのだ。何かあったのかと雪路に聞くヒナギク。雪路は「今日は自分にとって、とっても特別な日」と言い残し、教室に向かう。しかも廊下ですれ違う生徒たちにものすごい笑顔で挨拶をしている。ふと、雪路の持っていた出席簿から何かが落ちてきた。それは辞表願だった。それを見つけたハヤテとヒナギクはビックリ。そして休み時間に泉・美希・理沙も加わり、雪路に辞職の真相を問い詰めるのだった。
第42話『それは犬と鼠とブルドッグのように』
クラウスが知り合いからの肖像画をナギたちに見せていた。2億円の価値があるというその肖像画。ナギや咲夜、伊澄はそんな絵にはあんまり興味はない様子。そんなナギたちをクラウスが「本物」の良さが分かっていないと嘆いている。するとそこに、飲み物をお持ちしたハヤテが、その絵を見るなり「偽者」と指摘。そんなハズはないとクラウスが言っていると・・・そこに鑑定士が急遽現れ、やはりその絵が偽者であると鑑定。どうやらハヤテの鑑定眼は、幼いときに父親から本物と偽者を判別する眼を叩き込まれたことが影響しているようなのだ。
第43話『ポセイドンアドバンスジェネレイターガバス』
ハヤテにつれない態度をして、自分に頼ってくるようになってもらいたいナギ。とそこに咲夜から、クルーザーでの船旅のお誘い電話が来た。「それだっ!」と閃いたナギは、ハヤテを連れて咲夜のクルーザーで船旅に行くことにした。船内で次々と起こるハプニング。ハヤテはそのたびにナギに助けを求めるが、ナギはつれない態度をとる。しかし、つれない態度をとられたハヤテだが、初めてのクルーザーに大興奮していた。だが、それはナギの計算の内だった。ここぞとばかりにハヤテを叱り、ハヤテが頼ってくるように仕向けたのだが・・・。
第44話『就職率120パーセントの謎(仮)』
ナギの漫画原稿「マジカル☆デストロイ」を見るナギとマリア。だが、その内容は、相変わらず理解できない難易殿の高いもの。どうして理解できないのか怒るナギと困惑している2人。と、そこにいつの間にか現れたのは伊澄。原稿が面白かったという伊澄は、原稿の続きを書いたのだ。タイトルは、「子猫の一生」。だが、それを読んでみたハヤテとマリアは、理解不能。だが、ナギは大興奮。そこになぜか咲夜も現れた。ハヤテは、漫画賞を何度か受賞しているということで、オリジナルの漫画を描かされることになった。タイトル「魔法少女ブリトニー」。正統派で手堅過ぎたため、なんだか不評なリアクションだったのだ。
第45話『二月のマリアさん感謝デー!ですわ』
マリアも働きづめでさすがに疲れが溜まっているだろうということで、疲れをとってもらおうとレンタルビデオ・タチバナでDVDを物色しながらを考える、ナギとハヤテ。とそこに、サキがいいアイデアがあるということで、それを実行することに。マリアを私服に着替えさせ、高層ホテルに来たナギ、ハヤテ、マリア。サキのアイデアというのは、レディース宿泊プラン・リラクゼーションツアー。マリアも言葉に甘えて、満喫することにした。ところが、ルームサービスで現れたのは、従業員衣装の泉。どうやら一日職業体験で社会の仕組みを学ぶなるもので、今日は白皇学院の生徒の多くが働いているらしいのだ。
第46話『奴の名は魔球投手ワタル!!!』
伊澄が、白皇学院の制服ではない制服を着て、バスに乗り込むのを見たワタル。その真相をナギに相談するのだが、別の高校に好きな人が出来たからその制服を着て会いに行くんじゃないの?と答えるナギ。ショックの余り屋敷を飛び出すワタル。そこでハヤテはサキさんと共に真相を確かめることにした。上の空のワタルがやってきたのは潮見高校。そこはハヤテが前に在籍していた高校である。正門が閉まっていて入れないワタルに対して、サキさんはハヤテからもらった学校内に侵入できる入り口の地図を頼りにワタル共々学校内に入ることが出来た。そしてそこで見た光景に驚きを隠せなかった。
第47話『そりゃ安室には帰れる場所があったでしょうけど…』
ハヤテの学年末試験の心配をしたナギは、試験終了まで執事の仕事を休んで勉強してくれとハヤテに告げる。だがナギに気を使わせたくないハヤテは、勉強と両立できると言うのだが、成績が悪かったらクビにするぞと言われ、さらにマリアの説得もあり、しぶしぶ勉強に専念することになった。ハヤテを説得したものの、一抹の不安を感じているマリア。だがそこに、クラウスがクラウスが現れ、臨時の新しい執事を手配しておいたと言うのだ。一方、勉強部屋のハヤテは、せっかく咲夜がハヤテの為に一肌脱いで勉強を教えているのに、いまひとつ集中できていない。しかも、咲夜から新しい執事がハヤテの代わりに来ていると聞き、動揺を隠し切れない。ハヤテはこんな状態で勉強に集中できるのだろうか?
第48話『ヒナ ラブ』
学年末試験当日、ハヤテはいつものように登校し、見かけたヒナギクに挨拶をするが、なぜか避けられてしまった。ハヤテを意識して避けてしまったのには理由があった。教室で席についたヒナギクは、自分の机の中に何やら封筒が入っていることに気がついた。それはラブレターだったが、その封筒に差出人の名前はなかった。一方ハヤテの机の中にもラブレターが入っていた。放課後に剣道場に来るように書かれていたそのラブレターを見たハヤテは、その差出人がヒナギクではないかと思っていた。
第49話『普通の話』
放課後、泉、美希、理沙の3人に強引に部活動見学に誘われたナギとハヤテ。その部活とは動画研究部。その活動は、古今東西の面白い動画などを撮ったり集めたりしているらしい。ハヤテは、ナギがこの動画研究部に入れば、まっとうな高校生活を送ってくれるかもと考え、何とか動画研究部に入れようと画策する。だが、部室にあった動画を試しに見ていると、それはハヤテの過去の行動に勝手にアテレコされた作品ばかりであった。それを見て怒ったハヤテは、ナギと共に部室を出ようとするが、なぜか3人娘に助けを求められる。すると、理事長が部活にやって来た。どうやら今日は理事長の部活視察日だったのだ。
第50話『クイズ!宿敵と書いて友と読む!!』
たまにはお出かけしてみてはどうかとナギに提案するハヤテ。ハヤテが提案したのは女子高生限定のペアクイズ大会。最初は乗り気でなかったナギだが、優勝商品を見て一転、出場を決意する。だが、大会は女子高生のペアでなければ出場できない。ペアを組んでくれる相手を探すナギだが、一向に相手が見つからない。一方、西沢も優勝商品目当てで出場をしようとしていた。と、その時西沢の前にハヤテが現れた。ハヤテは西沢に、ナギとペアを組んでクイズ大会に出場して欲しいと頼むのだった。
第51話『春』
なんとか学年末試験をパスして、なんとか進級できることになったハヤテ。白皇学院では終業式が行われている。式の途中で、ナギは急に抜け出し、家に帰ると言い出す。ハヤテも慌ててナギの後を付けていく。屋敷に戻ったナギは、ハヤテに取り寄せ品を取りに行ってもらいたいとお願いする。だが、くれぐれも中身は見てはいけないというのだ。しかもゆっくり時間を潰して夕方に帰って来てくれというのだ。訳も分からずとりあえず強引に納得させられたハヤテはとりあえずお店に向かう。一方、ハヤテを送り出した屋敷では、ナギや咲夜、伊澄にワタル、そしてマリアまでが何やら企んでいた。
第52話(最終回)『RADICAL DREAMERS』
季節はゴールデンウィーク。みんながそれぞれに時間を過ごしている・・・。ナギの屋敷では、クラウスとタマが留守番をしている。ハヤテが部屋のカーテンを開ける。その部屋から見える景色は青い空と海・・・。ナギとハヤテとマリアは、このゴールデンウィークを利用してエーゲ海に来ていた。目の前の景色に興奮するハヤテ。だが、ナギは、いつも通りの冷めたリアクション・・・。一方、別の地では、西沢とヒナギクが観光をしている。興奮しっぱなしの西沢に対し、高いところが苦手なヒナギクは、景色を楽しむ気配がない。外に連れ出そうとするハヤテに根負けして、翌日は部屋を出て観光することになった。