第1話『華の都の花いくさ』
太正八年、春。帝国陸軍・米田一基は、来るべき降魔との戦いに備え帝国華撃団構想を推し進めていた。藤枝あやめは霊子兵器を操る異能者を探し世界を旅する。しかし、主要兵器である霊子甲冑は、適した異能者が一向に見つからない。だが、神崎すみれが一号機「桜武」の実験を見学に来たある日、事態は意外な方向へ進展していく。
第2話『桜の花に放てよ神剣』
年明けて、太正十一年新春。秘密部隊・帝国華撃団がついに発足。米田総司令のもとに集まった紅蘭、カンナ、マリア、アイリスは、表の顔「帝国歌劇団」の活動を開始。稽古に励んだ。そんな折、戦力強化のため花組に神崎すみれが加わるが、彼女の高慢な態度に花組は一触即発の危機に。一方、真宮寺家ではさくらに奥義を記す巻物が手渡されようとしていた。
第3話『春は弥生の初戦闘』
太正十二年、マリアたち3人は、舞台に立つ一方で戦闘訓練もこなすハードな毎日を送っていた。そんな折、父の敵討ちのために沖縄へ帰ったカンナと入れ替わりに真宮寺さくらが入団してきた。戦闘訓練で失敗を重ねるさくらだった…。その頃、日本橋の地下深くでは黒之巣会が動き出そうとしていた…。
第4話(最終回)『真夏の夢の夜』
黒之巣会と幾多の戦闘を繰り広げ、花組隊長として信頼されるようになった大神一郎。だが、個性豊かなメンバーに振り回される毎日に疲れ果ててしまう。そんなある晩、修行中のさくらと出会った大神は、胸中をうち明けるが逆に芝居の指揮をとるように提案される。こうして、一日だけの特別公演「真夏の夢の夜」が企画された。だが、帝都を脅かす悪は容赦なく忍び寄る・・・。