第1話『聖国のルイズ』
ガリア王ジョゼフの魔手からタバサを救い出したルイズと才人たちは、学院に戻り元の日常に戻っていた。だが、女王からのブリミル教の総本山であるロマリア連合皇国への出立の命によりそんな日々も終わりを告げる。ルイズたちとオンディーヌ騎士隊の面々は、急ぎオストラント号に乗りロマリアへと到着する。大聖堂で彼らを待っていたのは、アンリエッタそして、ロマリア教皇ヴィットーリオその人だった!当惑するルイズたちに教皇は、さらに驚愕の事実を告げる…。
第2話『水都市(アクイレイア)の巫女』
大聖堂から「始祖の円鏡」を盗み出した賊の正体は、「元素の兄弟」と呼ばれる傭兵だった。彼らの雇い主は一体誰なのだろうか…?陰謀の気配が漂うが、教皇たちは、すでに想定済みであるかの様に動揺したそぶりも見せない。その様子が気にかかるアンリエッタとアニエス。しかし、彼女たちの不安をよそに、ガリア国境に近いアクイレイアの街で教皇の即位三周年式典の準備は進められてゆくのだった。
第3話『無能王の乱心』
元素の兄弟の策にはまりシェフィールドにさらわれたルイズ。始祖の円鏡の秘めた力によってルイズは、あるものをガリア王ジョゼフに奪われてしまう。ジョゼフは、ビダーシャルにより火の力を封じ込めた火石をガーゴイルにロマリアとガリアの艦隊が対峙する前方へ運ばせ、ロマリアの艦隊を攻撃しようとしていた。一方、才人はタバサとシルフィードに乗り、ルイズを探して艦隊へ向かっていた…。
第4話『女王陛下の恩賞』
トリステインに戻ったルイズと才人は、舞踏会で幸せそうに踊っている。幸せを噛みしめていたルイズであったが、後日ルイズの部屋にシエスタが慌てて飛び込んでくる。何事か聞けばティファニアが才人に迫っていたらしいと言う。焦りからなのか、ライバルは一人でも少ない方がいいとのシエスタの言葉に乗せられてなのか、ルイズはティファニアの誘惑から才人を守るため、急いで才人と二人で住むための新居を探そうと思い立つのだったが…。
第5話『ド・オルニエールの乙女たち』
アンリエッタから恩賞として領地を拝領した才人。しかし、そこは荒地にボロ屋敷という有様だった。そこにルイズが才人と暮らしている事を知ったエレオノールがルイズを連れ戻しに来る。エレオノールは貴族としての振る舞いも出来ない平貴族にヴァリエール家の娘を嫁がせる事は出来ないと、とりつくしまもない。ルイズは姉を納得させるため、才人をどこに出しても恥ずかしくない貴族に改造しようとするのだが、そのことで才人とケンカになってしまう…。
第6話『波乱の露天風呂』
才人のお屋敷の敷地内で温泉が湧き出した。怪訝な顔をするルイズをよそに、才人は一人だけ楽しそうな様子で、学院からギーシュやみんなを呼んでお屋敷のお披露目パーティーをしようと思い付くのだった。パーティーの当日、ルイズ、アンリエッタ、タバサ、ティファニア、シエスタのそれぞれの才人への想いが温泉の湯気のようにゆらゆらと交錯することに…。
第7話『砂漠のエルフ』
才人たちの下に二組の招かれざる客が訪れる。一組目は元素の兄弟。以前の借りを才人に返すため、いきなり襲いかかって来るのだった。そんな中、もう一組の来訪者、エルフの三人組が現れる。周囲の水を利用したエルフの眠りの魔法により眠ってしまう才人たち…。眠りから覚めると才人は、奇妙な装飾を施した見知らぬ部屋に居た…。傍らにはティファニアが眠っている。一体ここはどこなのだろうか…。
第8話『逃亡の地下水道』
才人とティファニアがさらわれてから1週間。ルイズは一人でエルフの国へ出発しようと決断する。時を同じくしてエルフの国では、才人とティファニアが評議会に引き出されていた。強硬派のエスマーイルが二人の処刑を声高に主張する。その横暴さに才人は抵抗を試みるのだが、即座に取り押さえられてしまう。牢に入れられた二人。ティファニアは一人で逃げてと告げる。だが、才人は一緒に居て彼女を守ると力強く言うのだった。その言葉を聞いたティファニアは抑えていた気持ちを才人に告白する…。
第9話『タバサの戴冠』
ルイズの才人に会いたいという気持ちが呼び起こした新たな始祖の呪文により、絶体絶命のピンチを脱した才人たちは、ガリアの王都リュティスへと到着する。出迎えたカステルモールにタバサは即位戴冠式の準備を進める様に告げる。ついにガリア女王に即位する決心をしたタバサ。戴冠式までの間、ルクシャナとアリィーはエルフである事が公になり騒ぎにならない様、外出を禁止される。だが、研究者としての好奇心からか、見張りのギーシュ、マリコルヌの目を盗みルクシャナは部屋を抜けだしてしまうのだった…。
第10話『災厄の目覚め』
教皇からルイズ、才人、ティファニアと共に至急ロマリアへ来て欲しいとの要請が届く。聞けば火竜山脈の麓の村が一夜にして壊滅してしまったという…。迎えのジュリオとの合流地点であるアクイレイアへとシルフィードに乗り急ぎ向かう才人たち。そこで彼らが見たものは…あの美しかった姿が見る影もなく変わり果てたアクイレイアの街だった…。
第11話『ルイズの選択』
エンシェントドラゴンとの戦闘中に気絶してしまった才人が、次に目を覚ました場所は宮殿のベッドの上だった。深い悲しみを背負っているはずの才人は、なぜか大げさな態度をとって、ルイズに対して無理に元気な姿を見せようとする。しかし、そんな才人の姿に耐えられず、ルイズはひとり部屋を出て行ってしまう。「これ以上、才人の命が削られていくのを見たくない…」そんなルイズの気持ちの表れでもあった。
第12話(最終回)『ゼロの使い魔』
ついにエンシェントドラゴンとハルケギニア連合軍の戦いが始まってしまう。諸外国の協力を得て、ハルケギニア連合軍は善戦するもなかなかエンシェントドラゴンに決定打を与えることが出来ない。そして、とうとうルイズは、エンシェントドラゴンに追い詰められてしまう。