第1話『十傑に挑む』
創真は、秋最後の一大イベントである学園祭「月饗祭」が近々開催されることを知る。十傑第八席・久我照紀から「何かひとつでも料理で勝てるものがあれば食戟を受けてもいい」と言われていた創真は、久我に勝負を挑むため「月饗祭」への参戦を決める!そこで、創真は久我の根城である中華研究会へ行ってみることにするが…!?
第2話『「麻」と「辣」』
中華研の目の前、しかも料理ジャンル「中華」で月饗祭への出店を決め、久我へ宣戦布告した創真! 一方、アリスと黒木場、葉山が組んで模擬店を出すことになったりと、ほかの仲間たちも月饗祭への準備を着々と進めていた。そんななか創真は、恵に手伝ってもらいながら模擬店で出す料理の試作を始めるものの、なかなかうまくいかず…?
第3話『月饗祭』
いよいよ開幕した月饗祭! 創真の模擬店メニューは、石窯で作る胡椒餅(フージャオピン)! しかしお客さんは、豪華な店構えの中華研のほうへ次々と流れていってしまう。結局、一日目は大赤字…! 赤字を出したら退学という条件がある学園祭で、創真は早々にピンチに! この状況を覆せるのか!?
第4話『若き獅子たちの群れ』
月饗祭・三日目! 新メニュー『なんちゃって担仔麺』の追加により売上を伸ばしてるものの、2日連続売上1位の中華研にはまだまだ及ばない。その状況を打開すべく、助っ人を呼びさらなる新メニューを売り始める! その料理とは、中華研と同じく麻婆豆腐! しかしそこには驚きな秘密が…!? 創真の作戦とは一体!?
第5話『翳りゆく食卓』
いよいよ迎えた月饗祭最終日。ついに創真と久我の勝負が決着! 果たしてその勝敗は…!? 中央エリアの営業時間終了後、創真と恵は、竜胆の誘いで山の手エリアにある第一席・司瑛士の店へ行くことに! 第一席が提供する料理とは!? 一方、えりなの店には、とある人物が来店し……?
第6話『囚われの女王』
遠月十傑の半数以上が寝返り、えりなの父親・薙切薊が遠月の新総帥へ就任! その情報は遠月内外に衝撃走らせ、学園は不穏な空気が漂っていた……。そんななか、創真が部屋に戻ると、元総帥である仙左衛門が待ち構えていた…! そして、仙左衛門の口から、えりなの衝撃の過去が語られ……?
第7話『崩れゆく学園』
アリスと緋沙子の手助けにより実家を抜け出し、極星寮へとやってきたえりな。一方、薊は自身の選んだ生徒だけで構成する「中枢美食機関(セントラル)」を発足。さらにゼミ・研究会・同好会等自治運営勢力の解体を宣言! その対象には、極星寮も入っていた…!!
第8話『錬金術師(アルキミスタ)』
創真と叡山による、極星寮の解体を賭けた食戟が始まった! これまで類まれなコンサルティングの能力を見せていた叡山の料理の実力が明らかになる…!? お題となる食材は、鹿児島産の地鶏『さつま地鶏』。しかし、審査員を叡山が買収している八百長勝負。創真に勝算はあるのか…!?
第9話『残党狩り』
極星寮解体の危機は乗り越えたものの、薊政権の改革は引き続き進められていた。薊により第七席・一色、第三席・女木島、第八席・久我の3名が十傑から除名されてしまう。そして、中枢美食機関のメンバーたちによって、解体撤回を望む研究会やゼミを潰すための『残党狩り』が始まる……!
第10話『鮭は踊る』
アリスが主将を務める最先端技術料理研究会の存続を賭け、黒木場と中枢美食機関(ルビ:セントラル)・楠連太郎の食戟が始まった!お題は鮭料理。鮭を黒木場同等に高い技術で捌いた楠連太郎が続いて持ち出したのは、スチームコンベクションオーブン! 楠も最先端技術の扱いを得意としていたのだ! 黒木場はどう対抗するのか…!?
第11話『食卓の白騎士(ターフェル・ヴァイスリッター)』
最先端料理研の勝利により、中枢美食機関(ルビ:セントラル)に一矢報いることができた!だが、負けた団体は解体され、中枢美食機関(ルビ:セントラル)の支配は強まっていた。そんななか講師の代理として、十傑第一席・司が創真たちの授業を受け持つことに!その助手として創真が立候補し……!?
第12話(前半 最終回)『頂を目指す者』
創真のセントラル加入と十傑第一席の座を賭け、勝負をする創真と司!お題は鹿肉を使ったフレンチ!だが、創真が取り出したのは、意外な食材と調理機器で……?勝負の審査は、隠れて二人の様子をみていたえりな、恵、緋沙子が行うことに。互いの命運を賭けた一騎打ち、はたして勝敗の行方は……!?
第13話『進級試験』
遠月学園高等部1年生二学期最後の大イベント「進級試験」の季節に突入! しかし、進級試験では薊政権の方針に従わない者を排除するとほのめかされ、暗い顔になる極星寮の面々。一方、そんな様子を眺め何かを思案する創真のもとへ、えりなが訪れる。えりなから彼女の心情を聞いた創真は、彼女にゆきひらの料理を味わわせると調理を始め…!?
第14話『遠月列車は行く』
1年生の進級試験は、毎年北海道で行われるのが慣例。北海道の食材がテーマとなる。そこで、極星寮のメンバーたちへ向けた、えりなによる「北海道講座」が開かれることに! 極星寮での猛特訓が始まる…! そして迎えた進級試験。創真たちは函館へと降り立つ! 早速第一次試験が始まるものの、早くも中枢美食機関による妨害が行われ…!?
第15話『立ち上がる女騎士(ジャンヌダルク)』
一次試験を突破し、二次試験へと進んだ創真たち! 二次試験のお題は「麺料理」! だが、またしても中枢美食機関(セントラル)からの妨害が発生! お題のメインとなる肝心の麺が、創真たちの調理順となった時には使い果たされていたのだ。「足りない素材は各自調達」というルールがあるものの、会場は市街から離れた山の中、さらに外は猛吹雪で外出不可能……! 創真たちは、このピンチをどう切り抜けるのか!?
第16話『リベンジ・マッチ』
次々と展開していく進級試験。次なる三次試験は、遠月十傑と対決するというものだった! 創真が勝負をする相手は、なんと葉山! 葉山は、十傑のメンバーに加わったという。対決は3日後、テーマは「熊肉」。早速試作に入る創真だが、独特の臭みを持つ熊肉は想像以上に難敵! しかし、熊肉の扱いに悩む創真の前に意外な助っ人が現れる……!
第17話『旨味の綱渡り』
汐見ゼミが潰れた経緯と、葉山が中枢美食機関(セントラル)と戦わず薊側についたことが気にかかる創真。事情を知る堂島から、薊の暗躍と葉山が十傑になった理由を聞かされる。それを知った創真は、葉山のもとへ向かい……!?そして、いよいよ三次試験当日に! 創真のリベンジマッチが始まる――!!
第18話『誰が為に』
進級試験三次試験、創真VS新十傑・葉山戦! 創真が捨て身で熊肉の美味しさを追求した「メンチカツ」が出され、早くも勝敗が決まったように思われた。そんななか、ついに葉山の熊肉料理が姿を見せる! 葉山の超嗅覚による熊料理は、審査員たちを圧倒し「創真の品を凌駕している」とまで言わしめる! だが、創真の目はまだ諦めていなかった。その理由とは……!?
第19話『宣戦布告』
三次試験で緋沙子、アリス、黒木場が退学処分となってしまった! 絶望的な状況のなか、薊に退学取り下げを直談判するえりなだったが、取り合ってもらえず……。その様子を見ていた創真は、薊に十傑の席を賭けた勝負を持ちかける! えりな同様、創真も一蹴されてしまうが、そこへある人物が現れて状況が一変!?
第20話『えりなの研鑽』
連隊食戟へ向けた特訓として、2チームに分かれ紅白戦を行う創真たち! 調理中声を発することを禁止するルールのもと、基本のレシピとは異なる作業を進めていくチームリーダー・堂島たちの意図とは!? その意図を汲み取ろうと模索するタクミは、実地研修(スタジエール)での出来事を思い返していた……。
第21話『荒野を拓く者』
23年前の極星寮。そこは才波城一郎と堂島銀を筆頭に、中村薊たち有能な料理人が所属し、遠月学園内でも最強の勢力として名を振るっていた……。数々のコンクールで優勝し、率先して新たな一皿を創り出していく才波の料理は誰しも認める所だったが、本人の心の中には穏やかではない想いが……!?
第22話『決戦の地へ』
ついに迎えた連隊食戟当日! 中枢美食機関(セントラル)に対抗するため、考えられる中で最強のメンバー8人をそろえた創真だが……。薊とえりなの協議の結果1st BOUTは創真、一色、女木島の出陣が決定。気になる創真の相手は「江戸そば」を得意とする第六席・紀ノ国寧々に決定! 注目の対決テーマは……!?
第23話『極星寮を背負って』
料理の判定をする特別審査員たちも会場に到着し、盛り上がりを見せる連隊食戟! 一色の相手はイタリア料理の名手で第八席の白津樹利夫! いつも飄々とした態度の一色に対してライバル心を剥き出しにする白津だが、その理由とは……? そして白津の料理が先に完成! はたして審査員の反応は!?
第24話(後半「遠月列車篇」 最終回)『強者たる所以』
お互いに自分の持ち味を活かして、白熱した調理を進めている創真と寧々の第3カード! 食戟のお題である「そば」は寧々が最も得意としており、先に料理を完成させたのもやはり寧々! 披露されたメニューは審査員たちから大絶賛を受けるが、対抗する創真のオリジナル「そば」は一体どんな料理に仕上がるのか……!?