今日からマ王! 第2シリーズ

アニメ『今日からマ王! 第2シリーズ』
©喬林知・KADOKAWA/NHK・NEP
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話数全39話
放送2005年春
制作スタジオディーン
声優ユーリ:櫻井孝宏/コンラッド:森川智之/ヴォルフラム:斎賀みつき/グウェンダル:大塚明夫/ギュンター:井上和彦/村田健:宮田幸季/ヨザック:竹田雅則/ツェリ:勝生真沙子/アニシナ:高山みなみ/サラレギー:石田彰

元気で軽快なストーリー、思わず笑っちゃう名ゼリフの数々、美形ばかりの登場人物、そして勧善懲悪のカタルシス――そんな中で「自分の正義」を掘り下げ、周囲の人々を巻き込んで着実に成長していく主人公・魔王ユーリ。彼はどんな大事件も柔軟な思考と持ち前の陽気さで次々とクリアしていきます。ユーリと一緒に笑ったりドキドキしたりしながら、エピソードの中ではいつもホロリとせつなくなる場面が、最高に気持ちのいいハイテンション・ファンタジーです!

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第1~39話

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第40話『絆のために』

大シマロン軍による厳戒態勢下、カヴァルケードへ越境を試みようと準備する有利一行。しかしコンラッド率いる大シマロン軍は既にライラの家を取り囲んでいた。改めてコンラッドの裏切りにショックを受ける有利、抗戦の構えのヴォルフラム、ヨザック。だが、なぜか村田は、冷静にヴォルフラムたちを制止するのだった。

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第41話『コンラッドの帰還』

何とか危機を脱し、大シマロン軍を撃退した有利たち。フランシアとの同盟締結も決まり、有利を中心に、種族をこえた同盟の輪は広がりつつあった。一方、罪人としてフランシア城に幽閉されたコンラッドは単身脱走、再び有利の前から姿を消そうとする。それを知った有利は…。

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第42話『遠い約束』

日曜日、村田との待ち合わせに出かけた有利は、ロドリゲスという外国人に声を掛けられる。シドロモドロの有利のもとに現れた村田は、なぜかロドリゲスと親しげに話し出す。その頃、有利の兄・勝利は、自室のパソコンで、ある人物からのEメールを読むうち、幼い頃のある出来事を思い出した・・・。

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第43話『血盟城ベビーパニック!』

血盟城内のいつにない慌ただしさに、うろたえる有利。ヴォルフラムに尋ねると今日は、年に一度、その年に生まれた子供たちの事を眞王に報告する「眞誕の儀式」の日だという。その儀式に参加するため、ニコラが、子供のエルを連れてやってきた。有利たちは、儀式の準備に忙しいニコラに変わって子守を引き受けることになるが・・・。

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第44話『幻の少女』

言賜巫女・ウルリーケが目覚めない。巫女たちからの一報を受け村田は、ウルリーケの様子を見るが、彼女からは、気が感じられない。まるで、魂が抜けてしまったように。時を同じくして、城下町では不思議な少女が突然現れ、大人の男を投げ飛ばしたり、大食い選手権で優勝したりと騒ぎになっていた。その噂を聞き、有利は、調査に乗り出す。

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第45話『許婚VS婚約者』

なんと有利にお見合い話が、舞い込んだ。企画者はシュトッフェルとレイヴン。シュトッフェルたちが連れてきた相手は、レイヴンの姪のエリザベート。しかし彼女は、なぜか浮かない顔。そこに有利のお見合いのことを聞きつけ怒りに燃えるヴォルフラムが、乱入した。一同騒然となる中、突然エリザベートが立ち上がり衝撃の一言を告げる。

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第46話『森の巫女』

禁忌の箱最後のひとつである「鏡の水底」探しを進めるが、今日も本物の箱が見つからず、途方にくれる一同のもとにゲーゲンヒューバーからの有力情報が寄せられる。有利たちは早速現地に向かう。そこは、太古の昔より誰も住む者の無い森だという。箱が沈んでいるという湖にたどり着くが、突然目の前に骨だけの巨大な魚が出現する。

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第47話『いのちの証』

若き日のグウェンダル。彼は、ダンヒーリー・ウェラーを嫌っていた。なぜならダンヒーリーは、魔族ではなく人間であり、一人放浪の旅に出ては、母・ツェツィーリエを寂しがらせる男だからだ。ある日ダンヒーリーが、旅の共に実の息子であるコンラートではなく、グウェンダルを指名した。釈然としないグウェンダルだが、ツェリの頼みもあり渋々旅に出ることにした。

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第48話『逆襲、大シマロン!』

鳴りを潜めていた大シマロンが、ついに動き出した。眞魔国派同盟の国々に、各国の交流のため互いの国の王族や貴族の子を交換留学させようという親書を送ってきたのだ。が、それは、表向きの理由で体の良い人質作戦であることは明白。それを聞き、ガツンと一言言ってやるといつもの調子の有利。そんな有利を制して、グウェンダルは、単身敵地へと向かっていった。

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第49話『獅子と狼』

有利とアーダルベルトは大シマロン軍から逃れる為、かつてモルギフが安置されていた洞窟に身を隠す。そこでアーダルベルトは、ジュリアに関するわだかまりを語り始める。なぜ自分ではなくコンラッドに首飾りを託したのか。なぜ一言の相談も無く戦場へと赴いたのか。そして、本当に有利はジュリアの魂を受け継いだのか。語り合う二人に大シマロンの追っ手が迫る。

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第50話『我が愛しきジュリア』

火山活動が再開し地獄絵図と化したヴァン・ダー・ヴィーア島。突然の出来事にベラール率いる大シマロン軍は、蜘蛛の子を散らしたように撤退するが、ベラールにより人質とされた王族の子供たちは、岩石の降り注ぐ中置き去りにされる。有利一行は、子供たちの救出に向かうが、火の粉が舞い、木々が燃え落ちる中での救出活動は困難を極める。

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第51話『復讐鬼?マキシーン』

近頃、飲食物の盗難が続出している血盟城。犯人探しで大騒ぎのドリア、ラザニア、サングリアの3人娘たち。「動物だ。」「ダカスコスだ。」と犯人像についていろいろな憶測が飛び交う中、屋根裏部屋に怪しい人影があった。その正体は、カリポニこと小シマロンのマキシーン。彼は、天下一武闘会での恥辱を晴らすため、人知れず血盟城に忍び込み、有利が現れるのを今か今かと待ち続けていたのだ。

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第52話『大地立つコンラート』

こっそりと一人で外出しようとする有利とそれをとがめるヴォルフラム。追っかけっこの末、宝物庫の中で、「魔鏡」という国宝級の宝を見つけた有利は、その中を覗き込んだとたん意識を失う。眞王廟で、意識を取り戻した有利は、一人の女性と出会う。その女性の名は、ジュリア。有利は、その名を聞き、過去に来てしまったことを認識する。

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第53話『前略、ユーリ陛下』

一人、国内視察に出たギュンター。たどり着いたのは西の果ての寂れた町。ひょんなことから町の人々に歓待を受けるギュンターは、町を取り仕切る若き女・グロリアから悩みを打ち明けられる。隣町のバクスター一家が、この町を乗っ取ろうと嫌がらせをしてくるのだという。その現場を目の当たりにし、グロリアの用心棒を買って出るギュンターだったが・・・。

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第54話『聖剣と魔剣・前編』

残る禁忌の箱「鏡の水底」の情報を収集するため、国外偵察していたヨザックから最近、人間の村に「聖剣」を持った盗賊が頻繁に現れるとの噂を聞いた有利は、かつて共に密猟者と戦った勇者・アルフォードのことを思い出す。しかし、アルフォードが強盗など働く人間ではないと信じる有利、噂の真相を確かめるべく調査に乗り出す。

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第55話『聖剣と魔剣・後編』

聖剣を使い、破壊の限りを尽くすゴーダ。その驚異的な力に退却を余儀なくされた有利たちは、勇者・アルフォードと再会する。アルフォードは、聖剣をゴーダに奪われたこと。取り戻すべく彼を探していたことを語る。村田は、ゴーダに対抗できるのは、魔剣・モルギフしかないという。だが、以前モルギフの力の源である石をヨザックに捨ててくるよう有利は、命じている。絶望感が一行を襲う。

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第56話『動き出す影』

眞魔国では、同盟を希望する国々とのパーティーが催されていた。有利は、各国の国王たちとの謁見など公務に忙殺されながらもベアトリスやフリンといった懐かしい面々との再会を果たし、楽しいひと時を過ごしていた。一方、大シマロン国王・ベラールは、日毎に大きくなっていく眞魔国同盟の情報を聞き、焦りを感じていた。そんな彼の弱気に付け入るように怪しい影が忍び寄っていた。

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第57話『闇から来た魔物』

ヴォルフラムと共に囚われの身となった有利は、大シマロンの護送馬車に乗せられる。「ベラールの世界統一という野望は潰えてしまったのではなかったか?」「狙われたのが、なぜヴォルフラムなのか?」様々な憶測を重ねていると突然護送馬車が、盗賊に襲撃される。訳も判らずその場に取り残された有利とヴォルフラムは、目の前に現れた盗賊の正体に驚きの声を上げる。

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第58話『混沌の王』

辛くも謎の仮面軍師の猛攻を退けた有利たち。コンラッドたち眞魔国の捜索隊とも合流し、仮面軍師攻略の作戦会議に入る。有利の提示した「話し合いのテーブルを持ち解決に導く」という答えに、一同は呆れつつも有利らしいその意見を採り入れベラールの出城へ向かう。そんな彼らを待ち受けていたのは、手荒く、趣味の悪い歓迎であった。

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第59話『魔族、地球へ』

4つ目の箱「鏡の水底」を求め地球に行くことになった眞魔国の面々。渋谷家の浴槽に無事(?)到着した一同を迎えたのは、夕飯の準備をしていた美子。異常事態に混乱する様子もなく美子は、コンラッドとの再会に大喜び。ちょうど帰宅してきた勝馬も「もう魔王になってたのか?」とやはり現状をすぐに理解した様子。説明不要の両親に逆に混乱してしまう有利であった。

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第60話『お兄ちゃんの悩み』

眞魔国の面々を地球の雰囲気に慣れさせるため、街を案内することになった有利。皆それぞれに地球見物を楽しんでいたのだが、付き添いの勝利だけは、一人不機嫌にコンラッドたちを睨み付けるのだった。それは、何も知らない有利を皆で騙して危険な目に遭わせているのではないかという不信感からだった。

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第61話『もう一人の魔王』

地球側の魔王・ボブから「鏡の水底」の所在についての情報を得るべくスイスに飛んだ一行。スイスに着き、いざボブのオフィスに向かおうとした矢先、彫刻の上に乗って記念写真を撮っているマナーのなっていない日本人観光客を見かける。あきれている有利たちに親しげに手を振ってくるその観光客は、日本の空港で盛大に見送りをしてくれたはずの美子と勝馬だった。

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第62話『託された希望』

強力な魔術が引き起こした爆風により窓ガラスをすべて吹き飛ばされた部屋で愕然とする有利たちに「今のは警告だ。おとなしく眞魔国へ帰ってくれ」と詰め寄るボブ。その態度を見て村田は、彼が禁忌の箱がどういうものかを、そしてそのありかを知っていることを確信する。そのとき、ボブの秘書に銃を突きつけられたギュンターが、現れる。

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第63話『対決!マ王VSコッヒー軍団』

眞魔国中の動物たちの様子がおかしいとの情報がよせられる。魔王の愛馬・アオは、食欲をなくし、エンギワル鳥が鳴かなくなり、竜のポチは巣に引きこもるといった具合。さらに、町では、骨飛族が自分の仕事をボイコットし、大群で血盟城に押し寄せようとしているという。あわてて外を見ると黒い雲のようなものが、徐々に城に近づいてきて、あっという間に上空を覆いつくしてしまった。

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第64話『雪ギュンター再び』

フリンがベイカーとTぞうを連れ血盟城にやってきた。フリンは、最後に残っていたウィンコットの毒を眞魔国に返したいという。ウィンコットの毒は眞王廟に封印されることになる。が、封印の儀式の途中、有利が瓶を放り投げてしまい、ギュンターは、こぼれた毒を頭からかぶってしまう。仮死状態になったギュンターは、アニシナによっておキクギュンターと雪ギュンターになる。

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第65話『白銀を往く者』

サングリアの様子がおかしい。誰の言うことも信じようとしない。村田は、その昔、創主と眞王が決戦の地に選んだとされる古戦場、マカディラ山に満ちた瘴気との関係を思いつく。有利たちは、瘴気を中和する効果があるという『ミナディアの葉』と呼ばれる薬草を求め、自らも瘴気に冒される危険を覚悟し、雪深いマカディラ山に向かう。

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第66話『想う力』

日本の自宅に忘れ物がある事を思い出した有利は、ウルリーケの力を借り、コンラッド達と共に再び地球へ向かう。ところが、眞魔国にいる間は時間経過がないはずの地球では、なぜか1時間もの時が流れており、移動に使っていたビニールプールも機能しなくなってしまう。一行は眞魔国に戻るため、ボブを頼ってスイスへと旅立つ。

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第67話『明日に架ける橋』

20年前の激戦地だった、眞魔国と人間の国との国境の谷に、橋を架ける工事が行われている。そこでは人間と魔族が手を取り合って働いているが、最近「ひかり狼」と呼ばれる謎の怪物が横行し、人々の悩みの種となっているという。視察に訪れた有利、ギュンター、ギーゼラはそこで、ひかり狼から人々を守り戦う、あの男たちと再会する。

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第68話『栄光の時代』

数千年前、創主の魔の手が世界を覆い尽くそうとしていた時代。後に眞魔国建国の祖・眞王と呼ばれる事になる青年は、双黒の大賢者を従え、十貴族の先祖達と共に、創主を倒すべく立ち上がる。熾烈な戦いの末に勝利を収め、4つの箱に創主を封印した青年は、戦いで疲弊しきった民の心を救うため、王になる決意を固める。

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第69話『守るべきもの』

眞魔国に行ったまま戻って来ない有利を、スイスで待ち続ける兄と母。すると突然、湖が光り輝き、湖畔にいた勝利は、眞魔国へと飛ばされてしまう。自分の知らない、国王としての弟の姿に驚く勝利。そして眞王廟では、4つの箱から漏れ出す瘴気を目撃。誰も気づかない異変をいち早く察知し、真相を確かめるため、行動を開始する。

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第70話『忘れられた民』

有利の身を案じ、己の無力さを嘆く勝利の前に、別人のような形相のヴォルフラムが現れた。ヴォルフラムは一杯の盃を差し出し、「力を与えてやる」という。一方その頃、城門前には降りしきる雨の中、ウルリーケの先代・オンディーヌを乗せた馬が現れ、それと同時に、血盟城と眞王廟に謎の刺客が現れる。その魔の手は、地球にいる美子たちにも迫っていた。

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第71話『お兄ちゃん大暴走』

箱の鍵を持つ者の命を狙うセラフィーヌが、血盟城に再び現れ、有利たちに襲い掛かる。雨を味方にした絶大な魔力の前に、圧倒される有利たち。有利の身の危険を感じた勝利は、弟を守りたい一心で、ヴォルフラムから授かった力を開放する。歪んだ愛の強さの分だけ強力になったその力が、敵も味方も巻き込んで、城をも壊す大騒ぎに。

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第72話『封じられしもの』

4つの箱の、封印の儀式の準備が整った。箱の封印は既に綻んでおり、眞王廟の上空には不気味な雲が立ち込めている。自らの体に鍵を持つコンラッド、グウェンダル。様子がおかしいヴォルフラム。息子たちの運命を憂うツェリ。有利を守りたい勝利。すべてを知る村田…。それぞれの思いを胸に、有利たちは、眞王廟へ出発する。

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第73話『闇の鼓動』

眞王廟・託宣の間にて、封印の儀式が開始される。村田と共に、箱から溢れる瘴気を封じ込めていく有利。しかし、まさに封印が完成しようというその時、ヴォルフラムが突如剣を抜き、有利を襲う。困惑した有利の一瞬の隙をついて、瘴気が結界を破壊。中から現れた真の敵によって、グウェンダルとコンラッドの鍵が奪われてしまう。

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第74話『真実の支配者』

創主が封じられていたはずの箱から出てきたのは、今まで眞魔国を導いてきた、眞王その人だった。3つ目の鍵・心臓を奪われたヴォルフラムは、息をしていない。新たな結界によって眞王の動きを封じ、辛くも血盟城に戻ってきた有利たちは、重苦しい空気の中、村田に真相を問う。そして、数千年前の出来事の顛末が、静かに語りだされる。

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第75話『太陽と月』

ヴォルフラムを助け、世界に平和をもたらすため、眞王と戦う決意を新たにする有利。グウェンダルたちも、敵が創主でなく眞王であるという事実に困惑しつつも、有利と共に、再び眞王廟に向けて出撃する。そこには、眞王の真の計画と、信じられない裏切りが待ち受けていた。

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第76話『暗闇の中で』

眞王の計略により、有利は囚われの身となった。圧倒的な力の前に、万策尽きたコンラッドたち。世界各地では、創主の兵たちが地面から這い出し、侵略を開始した。そんな中、眞王への対抗手段を模索するギュンターは、わずかな望みを託して、モルギフを持ってヴァン・ダー・ヴィーア島へ向かう。そして有利は、自分の精神世界の中で、眞王と対峙していた。

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第77話『魔王降臨』

精神世界で、眞王から真実を聞かされ困惑した有利は、なす術もなく眞王に取り込まれてしまう。創主の兵は眞魔国にも押し寄せ、追い詰められたコンラッド達の前に、有利の肉体を得て復活した眞王が現れる。「有利ごと眞王を倒さなければ、世界は滅びるしかない」。村田の言葉に戸惑う一行の前で、最後の箱「鏡の水底」が開かれる。

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第78話(最終回)『マた会う日まで<終>』

ジュリアの導きにより復活した有利は、ギュンターが持ち帰った真のモルギフをもって、眞王と一体となった創主を消し去る事に成功。世界に平和が戻ってきた。しかし喜びもつかの間、眞王が消えた事により、地球と眞魔国をつないでいた道が閉じ始めてしまう。地球に帰っても眞魔国に残っても、大切な人たちとの別れは避けられない。そして有利は…。

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