第1話『よみがえれ!英雄伝説』
ギリシアにあるサンクチュアリで聖闘士になるための修行をしてきた星矢は、その証ともいえる聖衣を手に入れようと、幼い頃より競いあってきたカシオスと戦うことになった。だが、星矢はカシオスに勝ったことがない。
第2話『燃えろ!ペガサス流星拳』
星矢が日本へと戻ってくると、待っていたのは、聖闘士同士を戦わせる銀河戦争だった。一度は参加を拒否する星矢。ところが、行方不明となっている姉・星華を捜し出すために出場することになる。
第3話『キグナス!氷原の戦士』
銀河戦争が始まっても、姿を現さない2人の聖闘士がいた。そのうちの1人・キグナスの聖闘士・氷河はシベリアで修行をしていた。彼は星矢の戦いぶりを知ると、氷の海で眠るマーマに別れを告げ、銀河戦争へ参戦する。
第4話『ドラゴン!無敵の拳と盾』
星矢の2回戦の相手は、中国の五老蜂で修行を積んだドラゴン紫龍となった。果敢に攻める星矢だが、ドラゴンの左腕に装着された盾はダイヤモンドを超えるほどの堅さで、容易に打ち破ることはできない。
第5話『奇蹟の復活!友情の小宇宙』
星矢と紫龍は聖衣を脱ぎ捨て、激闘を繰り広げる。聖闘士の攻撃力は超人的だが、身体は普通の人間と同じだ。また、必殺の一撃を受ければ、死に至る。自らの力に絶対の自信を持つ紫龍は余裕の表情を崩さない。
第6話『フェニックス!地獄を見た戦士』
星矢と紫龍の死闘が終わり、アンドロメダ瞬とユニコーン邪武の戦いが始まる。瞬は無益な争いを望んでいなかったが、戦いが避けられないと知ると、ネビュラチェーンで容赦なく邪武を叩きのめすのだが…。
第7話『うばわれた!黄金聖衣』
ネビュラチェーンは、デスクィーン島から帰ってきたフェニックスの聖闘士・一輝の出現について警告する。一輝は瞬の兄だ。弟思いだったはずの一輝は、人が変わったかのように攻撃的で、瞬に襲いかかってくる。
第8話『倒せ!暗黒フェニックス軍団』
一輝は自らの影ともいうべき暗黒フェニックスたちに命令して、黄金聖衣を奪取すると、悠々とグラードコロッセオを後にする。星矢たちは、奪われた黄金聖衣を取り戻すために戦いの傷が癒えぬまま、一輝の後を追う。
第9話『強敵!暗黒四天王あらわる』
星矢たちは黄金聖衣の4つのパーツを奪い返したが、残る5つのパーツはまだ一輝のもとにある。また、一輝の変貌ぶりに心を痛める瞬は、気づけば2人の想い出の場所である大樹のもとへと足を向けていた。
第10話『危うし紫龍!聖衣の墓場』
破壊されたペガサスとドラゴンの聖衣を修復するため、紫龍はムウのいるジャミールへと向かった。しかし、そこは聖衣の墓場と呼ばれる場所で、たどり着いた紫龍の前に、聖闘士の亡霊たちが立ちはだかる。
第11話『死闘!恐怖の黒死拳』
黄金聖衣のパーツを賭け、暗黒聖闘士と戦うことになった星矢たち。一輝が戦いの場に指定した殺生谷に到着するが、そこに紫龍の姿はない。すると、紫龍の魂に導かれるようにペガサスの聖衣だけが現れた。
第12話『つかめ!友情の星雲鎖』
暗黒スワンを倒した氷河は、一輝のもとへと向かうが、聖闘士相手に同じ技は二度と通用しない。氷河はダイヤモンドダストを弾き返され、一輝の幻魔拳を食らう。氷河は、オーロラサンダーアタックを繰り出すが…。
第13話『燃えあがれ!炎の一撃』
ようやく戻ってきた紫龍だったが、聖衣の修復に己の血を大量に流していたため、例えかすり傷程度でも死に至るほど弱っていた。相対する暗黒ドラゴンは、指先ひとつで紫龍を吹っ飛ばしてしまうほどの強者だ。
第14話『敗れたり!幻魔拳』
紫龍と瞬はやっと一輝のもとにたどり着き、死の淵から蘇った星矢と氷河も戦線に復帰する。一輝は、4対1の絶対的に不利な状況でも、余裕の表情を崩すことはなかった。一輝は幻魔拳を氷河にはね返されるが…。
第15話『今あかす!一輝の謎』
友情の小宇宙に守られた星矢は、一輝を打ち破った。すると一輝は、デスクィーン島での生き地獄のような日々、最愛の人・エスメラルダの死、そして自らの手で師匠を殺してしまったことなど、変貌した理由を語る。
第16話『巨大!ドクラテスの猛襲』
突如出現したドクラテスに、黄金聖衣の頭部以外を持ち去られる。一輝をも失った傷心の星矢たちを沙織は暖かく城戸邸に迎え入れた。一方、サンクチュアリでは教皇が崩御し、野心家の弟・アーレスが後を継いでいた。
第17話『救え!沙織の危機』
城戸邸がドクラテスによって襲撃され、沙織と辰巳がさらわれる。ドクラテスは2人の命と引き換えに、黄金聖衣の頭部を渡すよう星矢たちを脅迫。星矢は瞬と2人で指定されたグラードコロッセオに向かうが…。
第18話『大暴れ!カリブの幽霊聖闘士』
サンクチュアリの参謀長・ギガースは幽霊聖闘士のガイストに、刑を軽減する替わりに、黄金聖衣の奪取を命じる。ガイストは前教皇に終生遠島の刑にあったシャイナの妹分だ。ガイストはグラード財団のタンカーを狙う。
第19話『生か死か!魔界島の血戦』
星矢たちは幽霊聖闘士三羽ガラスを追い詰める。しかし、ガイストの放ったファントム幻惑拳で、黄金聖衣の頭部を持ち去られてしまう。沙織は気落ちした星矢たちに、幽霊聖闘士のアジトが魔界島にあることを伝える。
第20話『本気で戦え!シャイナの逆襲』
沙織は瞬に守られ、山奥の山荘に身を隠す。星矢、紫龍、氷河は、それぞれの師匠に現在の情勢について尋ねようと修行地へと旅立つ。だが、魔鈴を訪ねてサンクチュアリに戻った星矢を待っていたのは、シャイナだった。
第21話『非情!オーロラの対決』
シベリアに戻った氷河を迎えたのは、変貌した師匠・水晶聖闘士だった。水晶聖闘士は、氷河を抹殺して黄金聖衣の頭部を手に入れると言い放ち、襲いかかってくる。氷河は驚き、逃げ惑うことしかできなかった。
第22話『炎の復活!不死身の一輝』
度重なる失敗で後がないギガースは、星矢たちが留守の日本へとやってきた。部下・炎熱聖闘士を使って城戸邸に火を放ったギガースは、心配して戻ってきた辰巳を拉致し、沙織たちの隠れている場所を突き止める。
第23話『シルバー聖闘士!誇り高き刺客』
炎の中から復活を果たした一輝が、星矢らの仲間として合流。それぞれが持ち帰った情報によって、立ち向かうべき敵はサンクチュアリを悪の力で支配する新教皇・アーレスと判明し、星矢たちの意気は上がる。
第24話『飛べペガサス!すい星のように』
白銀聖闘士・蜥蜴星座のミスティが星矢の前に現れた。実力は星矢をしのぎ、ペガサス流星拳も全く通用しない。星矢はミスティの必殺技マーブルトリパーを食らったが、不屈の闘志で立ち上がり、立ち向かっていく。
第25話『戦え!アテナのもとで』
白銀聖闘士から死の制裁を受けることになった魔鈴を救出しようと駆けつけた星矢は、彼女こそ探し続けていた姉だと知らされる。星矢はモーゼスを撃退するが、相手の心を読めるアステリオンに敗北してしまう。
第26話『敵か味方か!スチールセイント』
グラードコロッセオの星矢たちを一網打尽にしようと、白銀聖闘士のバベルが襲いかかってきた。バベルの操る紅蓮の炎に、星矢たちは大苦戦する。するとそこに、見たこともない聖衣をまとった3人組が現れ…。
第27話『星矢が石に!メドウサの盾』
星矢、瞬、紫龍は、サンクチュアリへ偵察に向かうことになった。しかし、乗っていた飛行機が操縦不能に陥り、墜落してしまう。星矢への復讐に燃えるシャイナが、スパルタンに命じて念動力を使わせたためだった。
第28話『ドラゴン!捨て身の一撃』
アルゴルの持つメドゥサの盾で、星矢と瞬が石に変えられてしまう。そこで、残された紫龍はアルゴルを倒して2人を元に戻そうとする。しかし、メドゥサの盾から目をそらしている必要があるため防戦一方となった。
第29話『誘拐!沙織を襲うカラス軍団』
戦いには勝ったが、紫龍の目は医者からも絶望的と宣告されるほどの傷を負っていた。紫龍は治療のために五老蜂へと帰る。見送る星矢たちには、いら立ちだけが残った。そんななか、一輝が別行動を取ると宣言する。
第30話『燃えあがれ!愛のコスモ』
沙織を誘拐したのは、白銀聖闘士・烏座のジャミアンの操るカラスたちと判明。星矢は、沙織の救出には成功するが、右腕を骨折してしまう。さらに切り立った崖に追い詰められ、ジャミアンとシャイナが迫ってくる。
第31話『幻魔!生死のデッドライン』
瞬と氷河が駆けつけてジャミアン撃退に成功する。だが、新たな白銀聖闘士・地獄の番犬座のダンテと、御者座のカペラが沙織を狙って現れた。瞬と氷河は攻撃を受け、断崖絶壁に突き落とされてしまう。
第32話『大爆発!デスクイーン島』
一輝は再度単独行動を取り、デスクィーン島に戻ってきた。忌まわしい思い出しか残されていないその地に戻ってきたのは、新たに暗黒聖闘士の首領になったジャンゴから挑戦状を受けたからなのだが…。
第33話『龍虎激突!光なきドラゴンの涙』
紫龍は五老蜂に戻って目の治療を続けていたが、春麗の懸命な看病も空しく、回復の兆しはなかった。光なきドラゴンの前に現れたのは、かつての同門・王虎。力のみを追い求める信条により、老師から破門されていた。
第34話『さらば友よ!やすらかに眠れ』
紫龍は失明によるショックから、完全に闘志を失う。そんな紫龍との決着を潔しとせず、王虎は戦いを先に延ばす。だが時は来た。紫龍は己の戦う意味さえ見いだせないまま、王虎との命を懸けた決戦に臨む。
第35話『決死行!開けドラゴンの目よ』
紫龍の目を治す手掛かりを求め、星矢はジャミールのムウを訪ねる。ムウは不在だったが、貴鬼から万病に効くという命の水がこの地に伝わっていることを聞く。一方、日本では黄金聖衣の頭部が消え、騒ぎとなっていた。
第36話『驚き!12体のゴールドクロス』
黄金聖衣は行方不明のままだった。そこでアーレスは、まず邪魔な星矢たち青銅聖闘士を抹殺しようと、黄金聖闘士・蠍座のミロをサンクチュアリに呼び寄せる。また、星矢の前には、シャイナがまたしても姿を現す。
第37話『仮面が叫ぶ!愛か死か』
シャイナの拳をかわし続ける星矢は、強大な小宇宙が迫ってくるのを感じる。それは黄金聖闘士・獅子座のアイオリアのものだった。アイオリアはアーレスの勅命を受けて、青銅聖闘士を抹殺しに来たと言う。
第38話『激突!ゴールドセイント』
消えたはずの射手座の黄金聖衣が、星矢の危機に姿を現した。黄金聖衣は星矢の体を包み、圧倒的な威力で3人の白銀聖闘士を一瞬の内に葬り去る。聖衣の上では対等だが、星矢とアイオリアには歴然たる実力差があり…。
第39話『光速!マッハを超える強拳』
星矢たちは黄金聖闘士アイオリアの襲撃によって、とうとう教皇・アーレスが本気で戦いを挑んできたことを知った。一方、治療のために五老峰を訪れていた紫龍は、老師から黄金聖闘士の存在を聞かされる。
第40話『行くぞ!俺たちの旅立ち』
激化する教皇・アーレスとの戦い。見かねた沙織は、サンクチュアリに乗り込み、決着をつけようとする。星矢たちは激戦を前に、最後の休息を楽しむ。そして決戦の日を迎えると、カメレオン座のジュネが現れる。
第41話『聖域大決戦!アテナ最大の危機』
アンドロメダの宿命に従い、瞬をサンクチュアリへの生贄に捧げようと、レダとスピカが戦いを挑んできた。瞬は宿命は己で切り開くものと、一輝から教わっており、絶体絶命の危機をひとりで切り抜ける。
第42話『究極のコスモ!セブンセンシズ』
矢座のトレミーの放った黄金の矢が、沙織の胸に突き刺さる。このまま放置すれば矢が心臓にまで達してしまう。命を救うには、12時間以内に十二宮を突破して、教皇の間にいるアーレスを連れてくるしかないのだが…。
第43話『ビッグバン!金牛宮の戦闘』
星矢たちの傷ついた青銅聖衣をムウが完全に修復する。またムウは、小宇宙の神髄が、人間の第六感を超えた第七感・セブンセンシズにあることを教える。星矢たちは気持ちも新たに、第二の宮である金牛宮へ向かう。
第44話『双児宮!光と闇の迷宮』
黄金聖闘士アルデバランとの激戦のさなか、星矢は傷つきつつも、究極の小宇宙・セブンセンシズに目覚めた。黄金の角を折られ、潔く自らの敗北を認めたアルデバランは、星矢たちを次へと進ませることを許可する。
第45話『恐怖!異次元への漂流』
双児宮に突入した星矢たちは道を見失って、抜け出せない。そこで二手に分かれたところ、瞬と氷河の前に双子座ジェミニの黄金聖闘士が出現。氷河は果敢に戦いを挑み、攻撃するが全てはね返されてしまう。
第46話『吠えろ!攻防一体の星雲鎖』
ジェミニの必殺技・アナザーディメンジョンによって、氷河は吹き飛ばされる。瞬も危ういところだったが、一輝によって救われる。異次元にとらわれたままの氷河を見捨てるわけにはいかない瞬は、ジェミニに挑み…。
第47話『さらば氷河!勇者よ眠れ』
セブンセンシズに目覚めた瞬の一撃によって、双子座の黄金聖闘士を退けた。異次元に飛ばされていた氷河も、十二宮へと戻ることに成功する。しかし、彼の前に水瓶座アクエリアスの黄金聖闘士・カミュが現れた。
第48話『ドラゴン!甦れ死の国から』
星矢と紫龍は第四の宮・巨蟹宮へと突入し、そこで苦悶の表情を浮かべる人の顔が、床や壁一面に並んでいるのを見て驚く。それは巨蟹宮の守護者・デスマスクに命を奪われ、成仏できずにいる人々の顔だった。
第49話『愛!春麗の祈り』
紫龍はデスマスクの必殺技・積尸気冥界波を受け、生きながらにして死の国である積尸気へと送り込まれてしまう。ところが、無事を祈り続ける春麗の献身的な祈りが、紫龍に活力を与え続けていた。
第50話『昇れ龍!紫龍怒りのコスモ』
デスマスクは念動波によって、中国にいる春麗を滝つぼに突き落とす。紫龍は情け容赦ないその悪行に対して憤る。逆襲に転じる紫龍だったが、黄金聖衣をまとったデスマスクには、大ダメージを与えることができない。
第51話『なぜだ!牙をむいた黄金の獅子』
第五の宮・獅子宮にたどり着いた星矢を待っていたのは、沙織を認めて忠誠を誓ったアイオリアだった。ところが、アイオリアは、星矢に攻撃を仕掛けてくる。一方、魔鈴も急遽十二宮を目指すことにした。
第52話『アーレス!伝説の魔皇拳』
魔鈴の小宇宙を受け取った星矢は、アイオリアの光速拳を見切って、一撃を入れることに成功。しかし、立ち上がってきたアイオリアは、まるで悪鬼のような表情で、情け容赦なく星矢をなぶり始めた。
第53話『男だ!カシオス愛に死す』
アイオリアは幻朧魔皇拳によって、アーレスに洗脳されていた。正気を取り戻すためには、目の前で人が1人死ぬ必要があることを星矢は知るよしもない。その頃、獅子宮の紫龍と瞬の前に、カシオスが現れる。
第54話『一輝!翼をもがれた不死鳥』
カシオスの犠牲によって、アイオリアは自らの意志を取り戻した。先を急ごうとする星矢たちにアイオリアは、次なる処女宮の守護者・乙女座バルゴのシャカこそ、最も神に近い男といわれるほどの実力者だと教える。
第55話『友情のきずな!アテナの叫び』
シャカの高弟・孔雀座パーヴォのシヴァと、蓮座ロータスのアゴラが一輝に襲いかかった。苦戦する一輝は、何者かによって動きを封じられている。最も神に近い男といわれるシャカの実力は想像を超えていた。
第56話『シャカ!もっとも神に近い男』
処女宮に突入した星矢と紫龍と瞬は、アイオリアの忠告通り、シャカの目が開く前に戦いを終わらせようと積極的に攻撃を仕掛ける。しかし、計り知れない力を持つシャカの前に、3人はあっけなく敗北してしまう。
第57話『無の恐怖!目をあけたシャカ』
シャカの六道輪廻によって、意識を失ったかに見えた一輝だったが、起死回生の幻魔拳を放った。しかし、それすらもシャカには通用しない。さらに一輝自身が幻の世界に堕ちて幼い日の己の姿を見てしまう。
第58話『壮烈!友情に散った一輝』
シャカが目を開き、本領を発揮し始めた。一輝は驚異的な力の前に、五感を全て失ってしまう。シャカは身動きできなくなった一輝にとどめを刺そうとする。しかし、そこへ意識を回復した瞬が戦いを挑んできた。
第59話『甦れ白鳥!生と死と愛と』
星矢たちは一輝の尊い犠牲によって、シャカの守護する処女宮を通り抜けた。次の宮は天秤宮だ。老師が守護する宮だけに、すぐに通り抜けられると楽観視していたが、そこには氷づけにされた氷河が待っていた。
第60話『氷河復活!この命かけて』
氷河は仲間たちによって氷の棺から救出された。しかし、カミュの冷気によって氷河の体力は著しく減少していた。星矢と紫龍は、氷河が体力を回復するまでの間の保護を瞬に任せ、次なる宮へ向かうが…。
第61話『降伏か死か!この翼ある限り』
死の淵から蘇った氷河が天蠍宮に現れ、ミロと戦闘を開始する。その一方で、沙織は黄金の矢によって意識を失ったままだ。彼女の前には、雑兵たちが大挙して押し寄せていたが、なぜかムウは静観していた。
第62話『進め氷河!誇り高き勇者』
ミロのスカーレットニードルにより、氷河は五感を徐々に失っていく。それでも氷河は逆転を狙い、オーロラサンダーアタックを放つ。だが、ミロには通用せず、逆にスカーレットニードルを受けた傷から大量の血を流す。
第63話『響け!聖域のゴールドクロス』
ただ倒れるだけの沙織を憐れみ、辰巳が愛用している錫杖を持たせると、どこからともなく射手座の黄金聖衣が飛来した。不思議に思う邪武たちに、辰巳は射手座の黄金聖闘士・アイオロスについて語り始める。
第64話『少年よ!君たちにアテナを託す』
無人の人馬宮へと突入した星矢たちは、出口を見つけられず、足止めを食らう。そこへ突然、射手座の黄金聖衣が飛来して矢を放った。星矢は驚くが、矢が刺さった場所から隠し通路らしきものが発見される。
第65話『うなる聖剣!シュラ対ドラゴン』
アイオロスの残した言葉に力を得た星矢たちは、次なる宮・磨羯宮にやってきた。魔羯宮にはアテナ像があったが、守護者らしき者はいない。先の宮に向かおうと外へ出ようとした一同に、強い衝撃波が襲いかかる。
第66話『ああ紫龍!星となって消ゆ』
シュラと戦う紫龍は、聖剣・エクスカリバーの前に苦戦するが、廬山昇龍覇の弱点をあえてさらすことで、シュラの左腕を粉砕することに成功。しかし、満身創痍の紫龍には、それ以上シュラに対抗する術はなかった。
第67話『さらば!我が師よ我が友よ』
氷河はカミュの待つ宝瓶宮にたどり着くと、ここは自分に任せるよう星矢と瞬に頼む。師に対する弟子として、自らの手で決着をつけようと心に決めていたのだ。そして、氷河とカミュの戦いが始まる。
第68話『美の戦士!アフロディーテ』
氷河も、尊い命を散らしていった。星矢と瞬はそれでも足を止めようとはせず、最後の宮・双魚宮にたどり着く。瞬は、星矢だけでも教皇の間に進ませるため、この場を自分に任せて先へ向かうように主張するが…。
第69話『デモンローズ!甘き死の香り』
星矢を先に進ませたものの、教皇の間に至る道には猛毒のデモンローズが咲き乱れていることを知った瞬。アフロディーテは、自分こそ瞬の師匠・アルビオレを教皇の密命で抹殺した張本人だと、自慢げに打ち明ける。
第70話『安らかに!瞬、最後の微笑』
瞬はアフロディーテこそ、恩師・アルビオレの敵と知り、全力を持って戦うことを決意。だが、アフロディーテの放った黒バラ・ピラニアンローズによって、2本のチェーンだけでなく、聖衣まで粉々にされてしまう。
第71話『消える火時計!教皇の正体』
デモンローズによって身体が麻痺した星矢は、教皇の間の前で倒れていた。魔鈴が助けようとするが、彼女もここまで来るのにかなりのダメージを負っていた。星矢を救出したものの、魔鈴は途中で倒れてしまう。
第72話『行け星矢!友の死をこえて』
自分の罪を悔いたはずの教皇の態度が変貌する。双子座の黄金聖衣をまとった教皇は、星矢に襲いかかってきた。一方、ムウの助けで処女宮に戻ったシャカは、一輝が再び戦えるように鳳凰座の聖衣を与える。
第73話『集え友よ!アテナのもとに』
星矢の活躍で、沙織は一命を取り留めた。青銅聖闘士の活躍を見守っていた老師は、13年前の真実を黄金聖闘士たちに語る。世界を自らの手に握ろうとする悪の心に負けた男、双子座の黄金聖闘士・サガの陰謀だったのだ。
第74話『極北の敵!伝説の神闘士』
北欧神話にある伝説の地・アスガルドを治めるヒルダの心に異変が起こった。サンクチュアリ打倒のため、北欧神話最強の7人といわれる神闘士を招集したのだ。その1人、ゼータ星ミザールのシドは城戸邸を襲う。
第75話『ヒルダ!悪魔に魅入られた女神』
アスガルドに偵察に向かった氷河は、ヒルダの妹・フレアを保護。沙織に会った彼女は、姉のヒルダが数日前から別人のようになってしまったことを語る。また、このままでは北極と南極の氷が溶けてしまうらしく…。
第76話『巨人トール!憎悪のコスモ』
黄金の指輪ニーベルンゲン・リングがヒルダに邪悪な心を植えつけていた。指輪を外してヒルダを元に戻そうと、星矢たちはワルハラ宮殿に向かう。すると、彼らの前にガンマ星フェクダのトールが立ちはだかる。
第77話『巨星の涙!ヒルダのために死す』
トールの猛攻によって追い詰められる星矢を、ようやく合流した紫龍が救う。老師を訊ねた紫龍によると、ニーベルンゲン・リングの魔力を断ち切ることができるのは、伝説のバルムングの剣のみだというのだ。
第78話『牙むく!北の狼フェンリル』
星矢たちは神闘士を倒してオーディーン・サファイアを手に入れるため、別行動を取って、四方からワルハラ宮殿に向かう。その途中、十二宮でのシュラ戦を回想していた紫龍に、狼の群れが襲いかかってきた。
第79話『哀れ!ノーザン群狼拳の宿命』
フェンリルと狼たちの攻撃で、紫龍は視力を奪われる。それでも倒れる度に起き上がり、戦いを挑む紫龍。フェンリルは不屈の闘志に驚き、紫龍は信じることの尊さを語る。また、フェンリルは、自らの過去を語り始める。
第80話『氷原に消ゆ!悲しき遠吠え』
人間の素晴らしさを説く紫龍と、人間不信を訴えるフェンリル。両者の激闘は際限なく続いている。互いに必殺拳を見切り、決定打に欠けていたのだ。一方、氷河は後を追っていた怪しい影の正体を突き止める。
第81話『フレア!愛ゆえの死闘』
ハーゲンと拳を交える氷河だが、戦いをやめるため、フレアに助けてもらった経緯を説明。だが、あくまでも氷河がフレアをたぶらかし、ヒルダとの姉妹の絆を断ち切ったと思い込むハーゲンは、耳を貸さない。
第82話『舞え白鳥!氷中の灼熱地獄』
氷河はハーゲンと、灼熱の地で戦うことになった。この地で長年修行を積んできたハーゲンに対し、氷河はシベリア育ちだ。その頃、2人の戦いを貴鬼から聞いたフレアは、戦いを止めさせようと戦場へと急いでいた。
第83話『妖しの竪琴!瞬を誘う死の序曲』
氷河はフレアを貴鬼に任せ、先へと進む。一方、傷ついた星矢は、黄金聖闘士たちが聖衣を甦らせるために命を懸けてくれたことを思い出す。無傷で進んでいた瞬は、竪琴の音色が聞こえてくるのに気づき…。
第84話『死の宣告!ストリンガー葬送曲』
ミーメは殺気を全く帯びておらず、アンドロメダのチェーンが反応しない。困惑する瞬に、ミーメは光速の動きから鋭い拳を続けざまに浴びせる。苦戦する瞬は、竪琴の音色によって自分が幻惑されていたことに気づく。
第85話『哀しみの勇者!凍てついた憎悪』
ミーメのストリンガー・レクイエムによって、瞬の命は危機を迎える。そこに、一輝が現れ、戦いを挑む。しかし、ミーメの光速拳はスピードと威力を増し、一輝でさえかわせないほどの攻撃に変化していった。
第86話『不死鳥!真紅に燃える翼』
一輝の放った幻魔拳で、ミーメの過去が暴かれる。自分自身ですら気づかなかった心の奥底を知り、ミーメは動揺を隠せない。だが、それ以上に燃えたぎったのは、自らの心を暴いた一輝への怒りだった。
第87話『魔の紫水晶!セイントの墓場』
敗北の続く神闘士の名誉を挽回しようと、アスガルド随一の頭脳を持っているといわれている男・デルタ星メグレスのアルベリッヒが出陣する。宮殿を出ようとしたアルベリッヒは、侵入者を発見し、後を追う。
第88話『炎の剣!恐るべき野望』
アルベリッヒはアメジスト・シールドによってとらわれの身となった魔鈴を盾にして、星矢に降伏を迫る。星矢はアテナのために戦うことが聖闘士の務めだと苦渋の決断を下し、構わずアルベリッヒを攻撃する。
第89話『邪悪のいけにえ!精霊たちの森』
魔鈴に続き、星矢までもが紫水晶の中に閉じ込められてしまう。2人の身を案じるあまり、氷河は実力を発揮できない。余裕のアルベリッヒは、確実に敵を葬り去ろうと、氷河を精霊たちの住む森へと誘い込んだ。
第90話『ふり向くな星矢!昇龍のコスモ』
紫龍は戦線に復帰し、氷河のもとに駆けつける。今度は紫龍を倒そうと、アルベリッヒはアメジスト・シールドを放つが、ドラゴンの盾には通用しない。そこでアルベリッヒは、再度大自然の精霊たちの力を使う。
第91話『燃えよ瞬!黒い牙に隠された謎』
一足先にワルハラ宮殿へと到着した瞬を待っていたのは、日本で戦った経験がある闘士のシドだった。シドとの激闘が始まると、星矢と氷河が駆けつける。しかし、瞬はこの場は自分に任せて先に進むように言う。
第92話『うずまけ!瞬究極の星雲嵐』
シドの凍気によって、アンドロメダの鎖は力を失う。余裕のシドは、瞬に向け必殺の一撃を放つ。意識を失っていく瞬に、遠く離れている一輝が語りかける。その言葉が、失われつつある瞬の闘志に火をつけた。
第93話『バド!宿命の双子星』
苦戦の末にシドを倒した瞬を新たな危機が襲う。シドの影、神闘士・ゼータ星アルコルのバドだ。シャイナによってバドの放った不意の一撃から救われるが、シドとの死闘によるダメージは大きく、瞬は力尽きる。
第94話『兄弟の絆!シドよ祖国に眠れ』
バドは弟のシドに代わって正式な神闘士になるという野望を抱き、オーディーン・サファイアを欲していた。執念の攻撃の前に一輝は苦戦を強いられる。しかし、真実の兄弟の絆を信じる一輝の放った幻魔拳が炸裂する。
第95話『気高き勇者!甦える伝説の騎士』
兄弟の絆を取り戻し、バドは静かに戦いの場から消えた。残る神闘士は、アルファ星ドゥベのジークフリートを残すのみとなったが、ジークフリートの実力は桁違いで、圧倒的な力によって星矢と一輝を倒してしまう。
第96話『龍対龍!十万分の一秒の勝機』
青銅聖闘士たちは、最強の神闘士ジークフリートの前に、次々に倒れていく。この危機に紫龍が残された小宇宙を燃やして駆けつけるが、彼の拳もことごとくジークフリートに弾き返されてしまい…。
第97話『海魔女!美しき死の調べ』
紫龍の捨て身の行動で、星矢はジークフリートの弱点を知った。最後の希望となった星矢に、残る小宇宙の全てを託す青銅聖闘士と沙織。彼らの姿を見て、迷いを覚えたジークフリートは、星矢との真っ向勝負に応じる。
第98話『奇跡の出現!オーディーンローブ』
争いの元凶が、海皇ポセイドンだと知ったジークフリートは、自らのオーディーン・サファイアを星矢に託し、海将軍セイレーンのソレントを道連れに散る。星矢は7つのオーディーン・サファイアを手中にするが…。
第99話『アテナよ!気高き永遠の祈り』
かつて神話の時代に、オーディーン自らがまとったといわれるオーディーンローブを装着する星矢。邪悪を断ち切ることができるというバルムングの剣で、ヒルダの心をニーベルンゲン・リングの魔力から解放する。
第100話『海皇ポセイドン!聖戦ふたたび』
大津波にのまれて行方不明となった沙織。星矢たちが必死に探している頃、彼女は海底深くにある、ポセイドン神殿の一室で目を覚ましていた。沙織は目の前に現れた海皇ポセイドンを見て、驚愕する。
第101話『打ち砕け!七つの海の巨大柱』
アスガルドの禁断の地からポセイドン神殿へ乗り込む星矢と瞬。待ち受けていたのは、海闘士マーメイドのテティスと海将軍シードラゴンだった。一方、地上ではポセイドンが、大雨を降らし大洪水を起こそうとしていた。
第102話『神秘の輝き!金色の青銅聖衣』
沙織が閉じ込められているメインブレドウィナを破壊するには、周囲に立つ7本の巨大柱を破壊する必要があった。それには、柱を守っている海将軍を倒さねばならない。星矢と瞬は手分けをして、それぞれ柱に向かう。
第103話『危うし瞬!恐るべき魔獣の牙』
南太平洋の柱へ向かう瞬は、守護者である海将軍・スキュラのイオに攻撃される。一方、バイアンを倒した星矢は北太平洋の柱を砕こうとする。しかし、渾身の必殺拳をもってしてもひびひとつ入れることができない。
第104話『魔獣死すべし!不滅の黄金鎖』
イオの聖獣拳の前に、追い詰められたかに見えた瞬だが、次々に獣の鱗衣を粉砕していく。一方、ポセイドンはメインブレドウィナに入った沙織に向かい、自らがポセイドンとしての宿命に目覚めた時のことを語る。
第105話『聖剣!右腕に宿るシュラの魂』
小宇宙を最大限にまで高めた瞬の聖衣が、黄金に輝きだす。一方、インド洋の柱に向かった紫龍を待ち構えていたのは、海将軍・クリュサオルのクリシュナだった。紫龍は、黄金の槍をドラゴンの盾で防御しようとする。
第106話『夢無残!再会は死の匂い』
紫龍はシュラから託されたエクスカリバーによって形勢を逆転させる。しかし、黄金の槍を失ったことが、かえってクリシュナに真の実力を発揮させる。紫龍は結界を前にして、一歩も前に進むことができない。
第107話『心の狩人!リュムナデス無情』
南氷洋の柱にやって来た瞬は、倒れていた星矢と氷河を発見。それは柱の守護者、海将軍・リュムナデスのカーサの仕業だった。カーサは相手の大事な人間そっくりに変身できる特殊能力が備わっていた。
第108話『アイザック!氷の心を持つ男』
一輝がカーサを倒した。意識を取り戻した氷河は、己の甘さを恥じ、誓いを新たにして北氷洋の柱に向かう。すると、そこには、かつて水晶聖闘士のもとで共に修行したアイザックが待っていた。氷河は困惑して…。
第109話『がんばれ貴鬼!哀しき死闘』
氷河はアイザックの必殺拳を受けて倒されてしまう。そこへ天秤座の黄金聖衣を運んでいた貴鬼がやってきた。アイザックは子供である貴鬼に対しても、容赦なく拳をふるうが、貴鬼は聖衣を守ろうとして必死で抵抗する。
第110話『聞け!美しきアテナの歌声』
氷河は北氷洋の柱を倒し、アイザックから戦いの裏にいる男の名を聞くが、伝えることなく力尽きてしまう。一方、直接ポセイドンを倒そうと急ぐ一輝の前には、シードラゴンが姿を現し、驚愕の素顔を露わにする。
第111話『友よ!死ぬ時は一緒だ』
星矢は沙織を救出するため、メインブレドウィナのある神殿へと乗り込む。そしてついに、星矢はポセイドンと対峙した。敢然と攻撃を仕掛ける星矢だが、神であるポセイドンは、全てを弾き返してしまう。
第112話『ふたつの魂!海皇復活の謎』
瞬がソレントを倒し、南大西洋の柱の破壊に成功する。星矢も射手座の黄金聖衣を身にまとい、再度ポセイドンに向かっていく。カノンは野望の崩壊が迫るのを感じるが、自らが守護する北大西洋の柱から動けずにいた。
第113話『海皇を射て!黄金の一矢』
星矢が黄金聖衣をまとって攻撃しても、ポセイドンはことごとくはね返してしまう。傷つきつつも立ち上がった星矢は、射手座の黄金の弓矢でポセイドンを貫こうとする。しかし、それすらも通用しなかった。
第114話(最終回)『輝け友情の星よ!永遠の少年伝説』
星矢に続き、紫龍と氷河も黄金聖衣をまとう。彼らの攻撃でやっとポセイドンは倒れた。また、沙織を救出しようとする星矢たちは、メインブレドウィナに攻撃を仕掛ける。その頃、一輝はカノンと戦い…。